パリオペラ座バレエ公演「ル・パルク」 5月29日(木) 19:00〜 愛知県芸術劇場大ホール
あまりにもよかったので、「新国バヤデール」や、映画の感想も書きかけなのに、こちらを先に書いてしまおう。
何が良かったと言って、まず会場の広さ。愛知県芸術劇場は、ステージも横に広いし、客席も横に大きく、前後はわりと短いので見やすい。横に広いと言っても、大阪フェスティバルホールほどとんでもなくはないし。オーチャードで見なくてよかった。名古屋に2公演も来てくれて、ニコラもルグリも見られて嬉しい。この空間でこんな完成度の高い洗練された瞬間を享受できることに感激した。これも2005年愛・地球博の「シーニュ」のおかげで、パリオペ関係の人が、ここを良い劇場と認めてくれているためではないかと勝手に思っている。
バレエ「ル・パルク」はビデオに録って見ているので、特に詳細にレポするほどではないが、やはり、生の舞台はビデオと違って全体が把握できるし、色彩も鮮明で美しい。とはいえ、昼間から夕刻、夜へと背景が変わっていくのだが、中央にある雲が、ずーっと同じ形なのは、ちょっとね。(笑)
画面が細切れではなく、全体的に見られるというのは本当にいいことだと思う。とてもシャレたセットだし、ここの舞台は奥行きがあるので、オペラ座の舞台の雰囲気もよく出ている。(と思う。パリのオペラ座に行ったことがないので、そうだろうと想像するしかないのだけれど。)なんとなく床が傾斜しているように見えるのは、私の目の錯覚だろうか?床の色も、グリーンで、庭園の雰囲気だ。今日は2階席のセンターやや右寄りで、舞台全体がよく見えた。
(注:愛知県芸術劇場大ホールの2階は、1階真ん中あたりの横の通路の後で、2mくらい高くなっている所。なので、2階の最前列でセンターなら、東文で言うと1階の14〜5列目あたりと同じくらいか)
だが、庭師の場面がいつも暗いので、私の好きなマロリー・ゴディオン君がどれだか見分けにくかった。サングラスもかけているので顔がわからないし。カーテンコールで明るくなってから見たら、ちょっと痩せた?というか、やはりちょっと年齢が上がって、前の顔立ちと少し違ってきたのが淋しかった。
これは、とても洗練された大人の恋愛ゲームだ。プレルジョカージュの振付で斬新でややエロティックなのに、18世紀宮廷風の衣装がよく合っていて、モーツァルトの曲にピッタリだ。男性のジュスト・コートは同じ色(黒)だが、中のベストが色々違っていて、見分けやすくはなっている。主役のニコラだけパンツが黒で、他の男性は赤。女性も男性のようなグレーのジュスト・コートで、髪を後に結んで垂らしている。主役のエミリー・コゼットは、赤いパンツで、ベストも赤の柄もの、上着が淡いグレー、他の女性は上下グレーで、中のベストの模様が細かいところが違っていて、パッと見は皆同じように見える。椅子取りゲームの場も広いせいか、息切れしそうな人もいた。
コゼットは、前回の「白鳥」よりもかなり上達したように思える。若いのに堂々としていて、美しく気品も感じられた。ドレス姿はポスターの写真よりも赤色が鮮やかで驚いた。あの写真くらいのオレンジがかった色が素敵だと思っていたので。でも、他の女性のドレスもしっかり18世紀風ローブ・ア・ラ・フランセーズになっているし、時々気を失って倒れるのが18世紀の貴婦人らしくておもしろかった。
ニコラもテクニックはもともと素晴らしいし、最近は落ち着いた雰囲気になってきて、この演目もよく似合う。イレールほどの色気はないかもしれないが、主役としては申し分ない出来だったと思う。
やはり、「解放」のシーンはこの舞台の白眉だ。モーツァルトの音楽も、あのピアノ協奏曲23番が一番印象的だ。
名フィルの演奏もまぁまぁ良かったと思う。ピアノも生演奏で上手でよかった。
1時間35分で休憩なしは、ちょっと長く感じられるが、19時開演は平日なので勤め人には嬉しい。終演しても8時45分くらいだった。
明日もこれが観られるのだ、という満足感と幸福感に満たされて、会場を後にした。
<キャスト>
主演: エミリー・コゼット ニコラ・ル・リッシュ
庭師: マロリー・ゴーディオン、シモン・ヴァラストロ、アドリアン・ボデ、エルワン・ル・ルー
女性: キャロリン・バンス、オーレリア・ベレ、クリステル・グラニエ、ベアトリス・マルテル、アリス・ルナヴァン、ジェラルディーヌ・ウィアール、 アメリー・ラムルー、セヴリーヌ・ウェステルマン
男性: オドリック・ベザール、ヴァンサン・シャイエ、ジャン=クリストフ・ゲリ、ジョシュア・オファルト、オレリアン・ウェット ニコラ・ポール、アレクシス・ルノー
演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮: コーエン・ケッセル
ピアノ: エレーナ・ボネイ
何が良かったと言って、まず会場の広さ。愛知県芸術劇場は、ステージも横に広いし、客席も横に大きく、前後はわりと短いので見やすい。横に広いと言っても、大阪フェスティバルホールほどとんでもなくはないし。オーチャードで見なくてよかった。名古屋に2公演も来てくれて、ニコラもルグリも見られて嬉しい。この空間でこんな完成度の高い洗練された瞬間を享受できることに感激した。これも2005年愛・地球博の「シーニュ」のおかげで、パリオペ関係の人が、ここを良い劇場と認めてくれているためではないかと勝手に思っている。
バレエ「ル・パルク」はビデオに録って見ているので、特に詳細にレポするほどではないが、やはり、生の舞台はビデオと違って全体が把握できるし、色彩も鮮明で美しい。とはいえ、昼間から夕刻、夜へと背景が変わっていくのだが、中央にある雲が、ずーっと同じ形なのは、ちょっとね。(笑)
画面が細切れではなく、全体的に見られるというのは本当にいいことだと思う。とてもシャレたセットだし、ここの舞台は奥行きがあるので、オペラ座の舞台の雰囲気もよく出ている。(と思う。パリのオペラ座に行ったことがないので、そうだろうと想像するしかないのだけれど。)なんとなく床が傾斜しているように見えるのは、私の目の錯覚だろうか?床の色も、グリーンで、庭園の雰囲気だ。今日は2階席のセンターやや右寄りで、舞台全体がよく見えた。
(注:愛知県芸術劇場大ホールの2階は、1階真ん中あたりの横の通路の後で、2mくらい高くなっている所。なので、2階の最前列でセンターなら、東文で言うと1階の14〜5列目あたりと同じくらいか)
だが、庭師の場面がいつも暗いので、私の好きなマロリー・ゴディオン君がどれだか見分けにくかった。サングラスもかけているので顔がわからないし。カーテンコールで明るくなってから見たら、ちょっと痩せた?というか、やはりちょっと年齢が上がって、前の顔立ちと少し違ってきたのが淋しかった。
これは、とても洗練された大人の恋愛ゲームだ。プレルジョカージュの振付で斬新でややエロティックなのに、18世紀宮廷風の衣装がよく合っていて、モーツァルトの曲にピッタリだ。男性のジュスト・コートは同じ色(黒)だが、中のベストが色々違っていて、見分けやすくはなっている。主役のニコラだけパンツが黒で、他の男性は赤。女性も男性のようなグレーのジュスト・コートで、髪を後に結んで垂らしている。主役のエミリー・コゼットは、赤いパンツで、ベストも赤の柄もの、上着が淡いグレー、他の女性は上下グレーで、中のベストの模様が細かいところが違っていて、パッと見は皆同じように見える。椅子取りゲームの場も広いせいか、息切れしそうな人もいた。
コゼットは、前回の「白鳥」よりもかなり上達したように思える。若いのに堂々としていて、美しく気品も感じられた。ドレス姿はポスターの写真よりも赤色が鮮やかで驚いた。あの写真くらいのオレンジがかった色が素敵だと思っていたので。でも、他の女性のドレスもしっかり18世紀風ローブ・ア・ラ・フランセーズになっているし、時々気を失って倒れるのが18世紀の貴婦人らしくておもしろかった。
ニコラもテクニックはもともと素晴らしいし、最近は落ち着いた雰囲気になってきて、この演目もよく似合う。イレールほどの色気はないかもしれないが、主役としては申し分ない出来だったと思う。
やはり、「解放」のシーンはこの舞台の白眉だ。モーツァルトの音楽も、あのピアノ協奏曲23番が一番印象的だ。
名フィルの演奏もまぁまぁ良かったと思う。ピアノも生演奏で上手でよかった。
1時間35分で休憩なしは、ちょっと長く感じられるが、19時開演は平日なので勤め人には嬉しい。終演しても8時45分くらいだった。
明日もこれが観られるのだ、という満足感と幸福感に満たされて、会場を後にした。
<キャスト>
主演: エミリー・コゼット ニコラ・ル・リッシュ
庭師: マロリー・ゴーディオン、シモン・ヴァラストロ、アドリアン・ボデ、エルワン・ル・ルー
女性: キャロリン・バンス、オーレリア・ベレ、クリステル・グラニエ、ベアトリス・マルテル、アリス・ルナヴァン、ジェラルディーヌ・ウィアール、 アメリー・ラムルー、セヴリーヌ・ウェステルマン
男性: オドリック・ベザール、ヴァンサン・シャイエ、ジャン=クリストフ・ゲリ、ジョシュア・オファルト、オレリアン・ウェット ニコラ・ポール、アレクシス・ルノー
演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
指揮: コーエン・ケッセル
ピアノ: エレーナ・ボネイ
コメント
生演奏だったんですね♪
sweetbrierさん、コメントありがとうございます。
はい、音楽とっても良かったですよ。ラフマニノフに代わって、今はモーツァルトのピアノ協奏曲23番が頭の中をグルグル回っております。
でも、やはり2日連続は疲れます。2日目が金曜日でホッとしました。前回「シーニュ」も2日続けて見たのですが、これほどではありませんでした。(年かな?)
最近、大きなバレエ団の公演が東京中心になっていますね。パリオペもびわ湖の「ジュエルズ」以来関西はご無沙汰ですよね?
ロイヤルも名古屋は’99の「白鳥」が最後で以来来てくれません。昔(’95頃まで)の方が全国公演が多かったですよね。今の方がバレエブームのはずなのに。ABTはほとんど来ませんし。
もっと全国公演をやってほしいですね。(そうすれば私の遠征回数も減らせるのに)
はい、音楽とっても良かったですよ。ラフマニノフに代わって、今はモーツァルトのピアノ協奏曲23番が頭の中をグルグル回っております。
でも、やはり2日連続は疲れます。2日目が金曜日でホッとしました。前回「シーニュ」も2日続けて見たのですが、これほどではありませんでした。(年かな?)
最近、大きなバレエ団の公演が東京中心になっていますね。パリオペもびわ湖の「ジュエルズ」以来関西はご無沙汰ですよね?
ロイヤルも名古屋は’99の「白鳥」が最後で以来来てくれません。昔(’95頃まで)の方が全国公演が多かったですよね。今の方がバレエブームのはずなのに。ABTはほとんど来ませんし。
もっと全国公演をやってほしいですね。(そうすれば私の遠征回数も減らせるのに)
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う〜ん、ほんとに評判どおりすばらしい舞台を見せてくれたようですね。2日目のルグリはいかがでしたか? パリオペラ座バレエは、やっぱりコンテンポラリーがいいようですね。
それに、オケは帯同してこなかったにせよ、生演奏でのパフォーマンスだったんですね。これはいいわ〜。平日2日間のソワレでも、疲れを感じられなかったんじゃないですか。いい舞台はオーラをくれますよね。私もそろそろカンフル剤ほしい(←バレエ渇望症)。
パリオペと名古屋、ご縁が続いてて いいですね。
今年は英国ロイヤルも大阪2公演(前回の来日は東京だけでした)。パリオペも、次はぜひ関西へ来てほしいものです。