イングリット・フジコ・ヘミング ピアノ ソロコンサート
5月12日(月) 18:30〜 愛知県芸術劇場コンサートホール
≪第1部≫
[スカルラッティ]
ソナタ ホ長調 K.380
ソナタ ハ長調 K.159
[ショパン]
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作Op.posthume
バラード 第1番 ト短調 Op.23
エチュード ・遺作 へ短調 Op.posthume
(3つの新練習曲 第1番)
・第1番 変イ長調 「牧童(エオリアン・ハーブ)」 Op.25-1
・第3番 ホ長調 「別れの曲」 Op.10-3
・第12番 ハ短調 「革命」 Op.10-12
≪第2部≫
[アルベニス]
アストリアス Op.47-5 「スペイン組曲 第1集」 第5曲
[リスト]
・愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3 3つのノクターンより
・泉のほとりで S.160-4 巡礼の年 第1年
「スイス」 第4曲
・ため息 S.144-3 3つの演奏会用練習曲より
・春の宵 S.568 (原曲:シューマン歌曲集「リーダークライス」
第12曲 Op.39-12)
・パガニーニによる大練習曲 第6番 イ短調 S.141-6 「主題と変奏」
・ラ・カンパネラ S.141-3 パガニーニによる大練習曲 第3番
フジコ・ヘミングのピアノは以前から聴きたいと思っていたが、今まで機会がなく、ようやくコンサートに行けた。実は4月にも、バイオリンとのコンサートがあったのだが、急に体調が悪くなり、泣く泣く諦めた(チケットを無駄にした)のだった。
その時行った友人の話によると、着物をリフォームしたようなドレスだったそうだが、この日は、第1部は黒いパンツに紫のベスト(?)、上着の裾が黒のレースで、背中に黒いベルベットの袖のような布が2本下がっているという、彼女らしいユニークな衣裳、第2部では、同じパンツにベストがゴールドで、深紅のリボン(サッシュ?)のようなものを下げ、その上に黒いブレザーのようなものをお召しだった。背中に白いレースの帯が、交差するように垂れていた。金と赤と黒で、日本的な感じ。髪には白いネットのような飾り、髪の一部が白っぽく染めてあった。
年齢不詳のフジコさんだが、ピアノの音は力強かった。まだまだ当分頑張れそうな感じである。
2階席の上の方だったが、手がよく見える位置で、オペラグラスで見てもそんなに指が細かく動いているようには見えないのに、繊細で細やかなメロディーを醸し出す。彼女のピアノは、前テレビ等で聴いた時柔らかい音だと思ったが、本当にいつも、同じピアノを弾いても、弾き手によってなぜこんなに違うのだろうと思う。
流れるように響く曲が続き、上質の時間が通り過ぎていく。と、第1部最後から2番目の「別れの曲」の終わった直後、拍手が起こった。誰か間違えたのだろうか。つられて数名が拍手し、えっっと思った次の瞬間、あの流麗な「革命」が流れ出し、拍手も止まった。
フジコさんは、何事もなかったかのように、革命を力強く弾き終わり、ブラボーとは聞こえない誰かの叫び声がした。(何と言ったのか、これも不思議だったが)
「別れの曲」なら誰もが知っていそうなのに、なぜ最後だと思ったのだろう?
もう第1部の終わりからスタンディングになっていた。
ほとんど満席で、オルガン席にも人が大勢いた。あの席の方が、間近でピアニストを見られるのだ。
今度座ってみたいとも思ったが、観客から見られているような気がするだろうか、と思うと、ちょっと勇気がいりそう。
第2部後半は、彼女の得意なリスト、しかも最後は、十八番の「ラ・カンパネラ」、やはり最後はこれで締めるのだな、という感じである
すばらしい音楽に浸って、あっという間に2時間が経過した。またしても、不思議な叫び声で終わった。熱心なファンなのだろうか。
アンコール曲はショパンのノクターンと、ベートーベンの「テンペスト」だった。番号までキチンと紙に書いて貼ってあったのを携帯カメラで写したのだが、うっかり保存するのを忘れてしまったので、記憶に頼るしかないのだった。(
アンコール曲演奏中に席を立って帰る人がいたのは残念だった。都合もあるのだろうが、せめて足音を立てずに帰ってほしかった。(床が木製なのも、こういう時は困りもの)
最後もスタンディング・オベーションで終わり、とても満足なコンサートだった。
今回も、フジコさんの提案で、黒柳徹子さんを通じてユニセフへのチャリティーが行われた。
≪第1部≫
[スカルラッティ]
ソナタ ホ長調 K.380
ソナタ ハ長調 K.159
[ショパン]
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作Op.posthume
バラード 第1番 ト短調 Op.23
エチュード ・遺作 へ短調 Op.posthume
(3つの新練習曲 第1番)
・第1番 変イ長調 「牧童(エオリアン・ハーブ)」 Op.25-1
・第3番 ホ長調 「別れの曲」 Op.10-3
・第12番 ハ短調 「革命」 Op.10-12
≪第2部≫
[アルベニス]
アストリアス Op.47-5 「スペイン組曲 第1集」 第5曲
[リスト]
・愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3 3つのノクターンより
・泉のほとりで S.160-4 巡礼の年 第1年
「スイス」 第4曲
・ため息 S.144-3 3つの演奏会用練習曲より
・春の宵 S.568 (原曲:シューマン歌曲集「リーダークライス」
第12曲 Op.39-12)
・パガニーニによる大練習曲 第6番 イ短調 S.141-6 「主題と変奏」
・ラ・カンパネラ S.141-3 パガニーニによる大練習曲 第3番
フジコ・ヘミングのピアノは以前から聴きたいと思っていたが、今まで機会がなく、ようやくコンサートに行けた。実は4月にも、バイオリンとのコンサートがあったのだが、急に体調が悪くなり、泣く泣く諦めた(チケットを無駄にした)のだった。
その時行った友人の話によると、着物をリフォームしたようなドレスだったそうだが、この日は、第1部は黒いパンツに紫のベスト(?)、上着の裾が黒のレースで、背中に黒いベルベットの袖のような布が2本下がっているという、彼女らしいユニークな衣裳、第2部では、同じパンツにベストがゴールドで、深紅のリボン(サッシュ?)のようなものを下げ、その上に黒いブレザーのようなものをお召しだった。背中に白いレースの帯が、交差するように垂れていた。金と赤と黒で、日本的な感じ。髪には白いネットのような飾り、髪の一部が白っぽく染めてあった。
年齢不詳のフジコさんだが、ピアノの音は力強かった。まだまだ当分頑張れそうな感じである。
2階席の上の方だったが、手がよく見える位置で、オペラグラスで見てもそんなに指が細かく動いているようには見えないのに、繊細で細やかなメロディーを醸し出す。彼女のピアノは、前テレビ等で聴いた時柔らかい音だと思ったが、本当にいつも、同じピアノを弾いても、弾き手によってなぜこんなに違うのだろうと思う。
流れるように響く曲が続き、上質の時間が通り過ぎていく。と、第1部最後から2番目の「別れの曲」の終わった直後、拍手が起こった。誰か間違えたのだろうか。つられて数名が拍手し、えっっと思った次の瞬間、あの流麗な「革命」が流れ出し、拍手も止まった。
フジコさんは、何事もなかったかのように、革命を力強く弾き終わり、ブラボーとは聞こえない誰かの叫び声がした。(何と言ったのか、これも不思議だったが)
「別れの曲」なら誰もが知っていそうなのに、なぜ最後だと思ったのだろう?
もう第1部の終わりからスタンディングになっていた。
ほとんど満席で、オルガン席にも人が大勢いた。あの席の方が、間近でピアニストを見られるのだ。
今度座ってみたいとも思ったが、観客から見られているような気がするだろうか、と思うと、ちょっと勇気がいりそう。
第2部後半は、彼女の得意なリスト、しかも最後は、十八番の「ラ・カンパネラ」、やはり最後はこれで締めるのだな、という感じである
すばらしい音楽に浸って、あっという間に2時間が経過した。またしても、不思議な叫び声で終わった。熱心なファンなのだろうか。
アンコール曲はショパンのノクターンと、ベートーベンの「テンペスト」だった。番号までキチンと紙に書いて貼ってあったのを携帯カメラで写したのだが、うっかり保存するのを忘れてしまったので、記憶に頼るしかないのだった。(
アンコール曲演奏中に席を立って帰る人がいたのは残念だった。都合もあるのだろうが、せめて足音を立てずに帰ってほしかった。(床が木製なのも、こういう時は困りもの) 最後もスタンディング・オベーションで終わり、とても満足なコンサートだった。
今回も、フジコさんの提案で、黒柳徹子さんを通じてユニセフへのチャリティーが行われた。
コメント
Sweetbrierさん、こんばんは。
帰りにホワイエに人だかりができていて、白髪のご老人が声高に何か叫んでおられました。声の調子からいって、その方が不思議な(ブラボー代わりの)叫び声のご本人だったように思えました。
また、そういえば、珍しくステージの最後に花束をあげている方もおられました。ファンが多そうです。
まだ聴かれたことがないのでしたら、是非一度コンサートにおいで下さい。私は純粋なクラシック音楽ファンとはいえないかもしれないので、音楽に詳しい方の感想も聞いてみたいです。
帰りにホワイエに人だかりができていて、白髪のご老人が声高に何か叫んでおられました。声の調子からいって、その方が不思議な(ブラボー代わりの)叫び声のご本人だったように思えました。
また、そういえば、珍しくステージの最後に花束をあげている方もおられました。ファンが多そうです。
まだ聴かれたことがないのでしたら、是非一度コンサートにおいで下さい。私は純粋なクラシック音楽ファンとはいえないかもしれないので、音楽に詳しい方の感想も聞いてみたいです。
こんにちは
私も同じコンサート行かせていただきました
しかもオルガン席でした
よくフジコさんが見れるのですが 確かにちょっと恥ずかしかったです
本当に言葉でいえないくらい素晴らしいコンサートでした
アンコールは ショパン ノクターン 第一番と テンペスト 第三楽章でした
私も同じコンサート行かせていただきました
しかもオルガン席でした
よくフジコさんが見れるのですが 確かにちょっと恥ずかしかったです
本当に言葉でいえないくらい素晴らしいコンサートでした
アンコールは ショパン ノクターン 第一番と テンペスト 第三楽章でした
追記
白髪のブラボーって言ってみえた方は フジコさんの実の弟さんウルフさんです
白髪のブラボーって言ってみえた方は フジコさんの実の弟さんウルフさんです
toshiko さん、はじめまして&いらっしゃいませ。
アンコール曲についてと、白髪の方について教えていただき、ありがとうございました。
弟さんがいらしたのですね。初めてでしたので、何も知りませんでした。
オルガン席はやはり恥ずかしいですか?でも、そちらからも客席が見えるのですよね。フジコさんのコンサートくらいお客さんが多ければ、それほど恥ずかしくはないかもしれませんね。
いつか座ってみたいです。
アンコール曲についてと、白髪の方について教えていただき、ありがとうございました。
弟さんがいらしたのですね。初めてでしたので、何も知りませんでした。
オルガン席はやはり恥ずかしいですか?でも、そちらからも客席が見えるのですよね。フジコさんのコンサートくらいお客さんが多ければ、それほど恥ずかしくはないかもしれませんね。
いつか座ってみたいです。
こんにちは
私の性格もあるのですが オルガン席はちょっと恥ずかしいです
でもフジコさんの手や表情はよく見えました
姉が2階席の真ん中あたりにいたのですが 私のことが
よく見えたと言ってました
音はやはりオルガン席より中央のほうが良いらしいです
音をとるか視覚をとるかの選択でしょうか・・・
けれど ぜひ一度挑戦してください
私の性格もあるのですが オルガン席はちょっと恥ずかしいです
でもフジコさんの手や表情はよく見えました
姉が2階席の真ん中あたりにいたのですが 私のことが
よく見えたと言ってました
音はやはりオルガン席より中央のほうが良いらしいです
音をとるか視覚をとるかの選択でしょうか・・・
けれど ぜひ一度挑戦してください
toshiko さん、オルガン席について教えて下さってありがとうございます。
>音をとるか視覚をとるか
なるほど。オーケストラだったらやはり普通の客席がいいでしょうね。よほど指揮者のファンでもなければ。(「のだめ」の最終回を思い出しました。のだめチャン、千秋クンのよく見える席に座ってましたね。原作では普通の席でしたが)
私も2階席で、オルガン席の方たち、よく見えましたよ。でも、やや下手の男性の方になぜか目が行ってばかりいましたから(オジサンでしたが、正装ぽい服装のせいだったか)、多分toshikoさんの方はあまり見てなかったでしょうね。
マキシムだったら、ピアノだし視覚優先かもしれないけど、彼のコンサートはフジコさんほどは満席にならないだろうから、やはりオルガン席だったら目立ち過ぎて恥ずかしいでしょうね。難しい...でも機会があったら挑戦してみたいです。
>音をとるか視覚をとるか
なるほど。オーケストラだったらやはり普通の客席がいいでしょうね。よほど指揮者のファンでもなければ。(「のだめ」の最終回を思い出しました。のだめチャン、千秋クンのよく見える席に座ってましたね。原作では普通の席でしたが)
私も2階席で、オルガン席の方たち、よく見えましたよ。でも、やや下手の男性の方になぜか目が行ってばかりいましたから(オジサンでしたが、正装ぽい服装のせいだったか)、多分toshikoさんの方はあまり見てなかったでしょうね。
マキシムだったら、ピアノだし視覚優先かもしれないけど、彼のコンサートはフジコさんほどは満席にならないだろうから、やはりオルガン席だったら目立ち過ぎて恥ずかしいでしょうね。難しい...でも機会があったら挑戦してみたいです。
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フジコ・ヘミングの演奏をホールで聴いたことはないのですが、仁菜さんのレポでこのリサイタルの雰囲気がよくわかりました。日本を拠点に活動しているだけあって、客席との親密さが、ちょっと独特?かな。
アイドルのコンサートに行くようなわくわく感と、クラシック音楽をじっくり楽しむことと、両方とも満足させてくれそう。ちゃんと独自のスタイルをもっているピアニストなんですね。