ダンスオペラ「神曲」 アーティストトーク
6月27日(金) 19:00〜 愛知県芸術劇場 12F アートスペース Aホールにて
今度8月2日に愛知県芸術劇場大ホールで行われるダンスオペラ「神曲」の出演者によるトークに行ってきた。
参加:大島早紀子(演出・振付) 白河直子(ダンサー) 辻本知彦(ダンサー)
司会:唐津絵理(愛知県文化情報センター主任学芸員)
H・アール・カオスの大島さんと白河さんは紹介するまでもないが、辻本さんもコンテンポラリーの世界では若手ながら有名なダンサーで、金森穣のNoism04や、「ピンクフロイド・バレエ」に出演、「シルク・ド・ソレイユ」には日本人唯一のダンサーとして参加。昨年5月のカオスの公演「Drop Dead Chaos」にも出演し、私はその時初めて見たのだが、6月の服部有吉の「ラプソディー・イン・ブルー」でも印象的なダンスを披露してくれた。今回「ダンスオペラ」は初出演だが、とても若さとパワーを感じるトークだったので、この公演にどのような新しいスパイスを効かせてくれるのか、とても楽しみである。
大島さんは、写真以外はカーテンコールでしか見たことがなく、その余りにも天才的な振付や演出力に、何だか近寄りがたい女性のようなイメージだったのだが、お話を聞くとそれほど孤高の、要求の厳しい人という感じではなかった。ただ、やはりものすごく感性の豊かな、創造力のある人なのだろう。自身の作品を語るひと言ひと言が、鋭い美学と哲学に裏付けされているような印象を受けた。海外でも高い評価を受けている方なのが、日本人女性として誇らしく思える。
白河さんは、何度かダンスを観ているし、特にルジマトフとのダンスオペラ「UZME」での共演以来、とっても贔屓目で見てしまうダンサーである。あの身体と、そこから醸し出されるエネルギー、オーラは本当に他の追随を許さない存在であると思う。ただ、やはり大島さんの振付で踊る彼女が、本来のダンスの才能を最も発揮しているように感じる。「UZME」の笠井さんの振付はもちろん素晴らしかったが、特に衣装などはカオスでの公演の時の方が彼女らしさを引き立たせていると思う。その意味では、今まで「ダンスオペラ」には、すでに2回彼女は出演しているが、今回初めて大島さんの振付・演出で踊るので、期待も高まるというものである。
とはいえ、「ダンスオペラ」という名前がまだ誕生する前、2002年の「カルミナ・ブラーナ」で二人はすでにその萌芽を示してくれていたのであった。他のどこでもない、この愛知県芸術劇場の大ホールで。
振付家というと、ダンサーにとっては絶対的な存在で、カオスの主宰者なので、監督のような感じかと思っていたが、この二人はまるで同士のような関係であり、恐らく、大島さんは白河さんなしでは振付けしても意味のあるダンスを作り出すことができないだろうし、また白河さんも大島さんの振付なくしては、踊る意味がないのでは、と思うほどに切り離せない二人の結びつきを感じた。
とはいうものの、白河さんは、最初大島さんの振付で踊って欲しいという誘いを断ったそうだし、一緒に仕事をするたびに、とても大変なので、もうこれっきり、と思うそうだ。でも、これで最後だから、しっかりやろう、と思いつつ、今まできてしまったとのことだ。そして、踊りはいつか振付家の手を離れていく、というように、白河さんは、練習の途中で大島さんに「帰って」と言って、一人で練習を続けるのだそうだ。
今回、前述した2002年の「カルミナ・ブラーナ」のビデオを見せてもらえた。一番最後の部分で、私も会場で見ていたのだが、席がL列で、見切れてしまった部分があったが、真正面からの映像でよく見られてよかった。この映像もきっと芸文センターの貸し出し映像のリストにあるに違いない。今度改めて借りてみよう。
彼女の踊る姿、踊っている写真を見ると、いつもそのパワーとオーラを感じないではいられない。トークの最中に気がついたのだが、彼女の手(掌)ってすごく長いので驚いた。細いので「大きい」のではなく「長い」、手首にある骨の出っ張りから指先までがすごく長いのだ。20cm以上はありそう。あの手から、あの表現力が生まれるのかな、と思った。そういえばルジさんも手が大きいといつも感じる。実際の大きさというよりは表現力のせいかもしれないが。
今回、チラシだけでなく、DDD8月号でその踊る姿と、ダンサー達のインタビューが見られる。
DDDで初めて知ったのだが、この公演、名古屋だけでなく、静岡でもあるそうだ。
8月9日(土) 17:30 グランシップ中ホール 大地
S席¥7,000 A席¥5,000
チケット取扱:
◆グランシップチケットセンター 054−289−9000
◆チケットぴあ 0570−02−9999 (Pコード385−928)
◆ローソンチケット0570−084−004(Lコード46912)
◆CNプレイガイド0570−08−9999
グランシップ中ホールは2回ほど行ったことがあるが、とても見やすいホールだと思う。静岡駅から、一つ東のJR東静岡駅で降りると、駅のホームを出てすぐ東にある。登呂遺跡を象ったような屋根の形なのですぐわかる。新幹線ひかりまたはこだま利用の方は、静岡駅で乗り換え。なので、東京方面の方にも是非ご覧いただきたい。

今回のDDDには、Kバレエの「白鳥」の他、「ル・パルク」の写真も載っている。そして、エトワール・ガラ出演ダンサーのインタビューもあり、ベンジャマン・ペッシュ、エルヴェ・モロー、エレオノーラ・アバニャートが出ている。モローはルンキナと「マノン」を踊るのだが、『バレエダンサーという道を選んだことを神様に感謝したくなるような作品』なのだそうで、楽しみ。それにしても、私の好きなイケメン・ダンサーや俳優って、どうして髭を生やすのが好きなのかしら。(ブラピとオーリーはもう卒業したけどサ)
せっかくのいいお顔が隠れちゃうじゃないの〜 もったいない。(笑)
今度8月2日に愛知県芸術劇場大ホールで行われるダンスオペラ「神曲」の出演者によるトークに行ってきた。
参加:大島早紀子(演出・振付) 白河直子(ダンサー) 辻本知彦(ダンサー)
司会:唐津絵理(愛知県文化情報センター主任学芸員)
H・アール・カオスの大島さんと白河さんは紹介するまでもないが、辻本さんもコンテンポラリーの世界では若手ながら有名なダンサーで、金森穣のNoism04や、「ピンクフロイド・バレエ」に出演、「シルク・ド・ソレイユ」には日本人唯一のダンサーとして参加。昨年5月のカオスの公演「Drop Dead Chaos」にも出演し、私はその時初めて見たのだが、6月の服部有吉の「ラプソディー・イン・ブルー」でも印象的なダンスを披露してくれた。今回「ダンスオペラ」は初出演だが、とても若さとパワーを感じるトークだったので、この公演にどのような新しいスパイスを効かせてくれるのか、とても楽しみである。
大島さんは、写真以外はカーテンコールでしか見たことがなく、その余りにも天才的な振付や演出力に、何だか近寄りがたい女性のようなイメージだったのだが、お話を聞くとそれほど孤高の、要求の厳しい人という感じではなかった。ただ、やはりものすごく感性の豊かな、創造力のある人なのだろう。自身の作品を語るひと言ひと言が、鋭い美学と哲学に裏付けされているような印象を受けた。海外でも高い評価を受けている方なのが、日本人女性として誇らしく思える。
白河さんは、何度かダンスを観ているし、特にルジマトフとのダンスオペラ「UZME」での共演以来、とっても贔屓目で見てしまうダンサーである。あの身体と、そこから醸し出されるエネルギー、オーラは本当に他の追随を許さない存在であると思う。ただ、やはり大島さんの振付で踊る彼女が、本来のダンスの才能を最も発揮しているように感じる。「UZME」の笠井さんの振付はもちろん素晴らしかったが、特に衣装などはカオスでの公演の時の方が彼女らしさを引き立たせていると思う。その意味では、今まで「ダンスオペラ」には、すでに2回彼女は出演しているが、今回初めて大島さんの振付・演出で踊るので、期待も高まるというものである。
とはいえ、「ダンスオペラ」という名前がまだ誕生する前、2002年の「カルミナ・ブラーナ」で二人はすでにその萌芽を示してくれていたのであった。他のどこでもない、この愛知県芸術劇場の大ホールで。
振付家というと、ダンサーにとっては絶対的な存在で、カオスの主宰者なので、監督のような感じかと思っていたが、この二人はまるで同士のような関係であり、恐らく、大島さんは白河さんなしでは振付けしても意味のあるダンスを作り出すことができないだろうし、また白河さんも大島さんの振付なくしては、踊る意味がないのでは、と思うほどに切り離せない二人の結びつきを感じた。
とはいうものの、白河さんは、最初大島さんの振付で踊って欲しいという誘いを断ったそうだし、一緒に仕事をするたびに、とても大変なので、もうこれっきり、と思うそうだ。でも、これで最後だから、しっかりやろう、と思いつつ、今まできてしまったとのことだ。そして、踊りはいつか振付家の手を離れていく、というように、白河さんは、練習の途中で大島さんに「帰って」と言って、一人で練習を続けるのだそうだ。
今回、前述した2002年の「カルミナ・ブラーナ」のビデオを見せてもらえた。一番最後の部分で、私も会場で見ていたのだが、席がL列で、見切れてしまった部分があったが、真正面からの映像でよく見られてよかった。この映像もきっと芸文センターの貸し出し映像のリストにあるに違いない。今度改めて借りてみよう。
彼女の踊る姿、踊っている写真を見ると、いつもそのパワーとオーラを感じないではいられない。トークの最中に気がついたのだが、彼女の手(掌)ってすごく長いので驚いた。細いので「大きい」のではなく「長い」、手首にある骨の出っ張りから指先までがすごく長いのだ。20cm以上はありそう。あの手から、あの表現力が生まれるのかな、と思った。そういえばルジさんも手が大きいといつも感じる。実際の大きさというよりは表現力のせいかもしれないが。
今回、チラシだけでなく、DDD8月号でその踊る姿と、ダンサー達のインタビューが見られる。
DDDで初めて知ったのだが、この公演、名古屋だけでなく、静岡でもあるそうだ。
8月9日(土) 17:30 グランシップ中ホール 大地
S席¥7,000 A席¥5,000
チケット取扱:
◆グランシップチケットセンター 054−289−9000
◆チケットぴあ 0570−02−9999 (Pコード385−928)
◆ローソンチケット0570−084−004(Lコード46912)
◆CNプレイガイド0570−08−9999
グランシップ中ホールは2回ほど行ったことがあるが、とても見やすいホールだと思う。静岡駅から、一つ東のJR東静岡駅で降りると、駅のホームを出てすぐ東にある。登呂遺跡を象ったような屋根の形なのですぐわかる。新幹線ひかりまたはこだま利用の方は、静岡駅で乗り換え。なので、東京方面の方にも是非ご覧いただきたい。

今回のDDDには、Kバレエの「白鳥」の他、「ル・パルク」の写真も載っている。そして、エトワール・ガラ出演ダンサーのインタビューもあり、ベンジャマン・ペッシュ、エルヴェ・モロー、エレオノーラ・アバニャートが出ている。モローはルンキナと「マノン」を踊るのだが、『バレエダンサーという道を選んだことを神様に感謝したくなるような作品』なのだそうで、楽しみ。それにしても、私の好きなイケメン・ダンサーや俳優って、どうして髭を生やすのが好きなのかしら。(ブラピとオーリーはもう卒業したけどサ)
せっかくのいいお顔が隠れちゃうじゃないの〜 もったいない。(笑)
樋笠バレエ団 国際交流公演
ベジャール・バレエの公演でもらったチラシの中に、ちょっと気になる公演があった。
タイトルが「2008 International Gala Hikasa Ballet 国際交流公演」というもので、出演者がちょっと豪華なのだ。(タイトルを全部英語で書くところがやや素人っぽいと思うが)
パリ・オペラ座のドロテ・ジルベール&アレッシオ・カルボネ、ABTのダニイル・シムキン(ABTに入ってたのか、知らなかった)、新国立劇場の山本隆之、牧阿佐美バレエの逸見智彦、田中祐子など。
「樋笠バレエ」って、聞いたことがなかったので検索したら、HPが見つかった。こちら。
高松市にあるバレエ団で、牧阿佐美バレエ団がバックアップしてるらしい。夏休みになると、この手の公演が結構あったりする。(今年はNBAの「ゴールデン・コー・スター・ガラ」はないのかな)
詳細はHPにもあるが一応書いておこう。
8月9日(土) サンポートホール高松 大ホール PM3;00〜
8月12日(火) 東京五反田 ゆうぽうとホール PM6;00〜
S¥10,000 A¥8,000 B¥5,000
問い合わせ: アンクリエイティブ 03−5458−0548
電子チケットぴあ 0570−02−9988(オペレータ対応)
0570−02−9999(Pコード:386−793)
<<演目>>
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ / ドン・キホーテよりグラン・パ・ド・ドゥ
ディアナとアクティオン / ロミオとジュリエット
ライモンダよりグラン・パ・ド・ドゥ / 海賊よりグラン・パ・ド・ドゥ
アレポ / アレスワルツ / アルレキナーダ / レ・ブルジョア
モールフーン / アビアント / オクテット / フィナーレ
(演目名は、見慣れたものに勝手に変更して書いております)
<<その他の出演者>>
ヴィエングセイ・ヴァルデシュ&ロメル・フロメタ(キューバ国立バレエ)
オズゲ・バシャラン(シュツットガルトバレエ)
エディス・エルグチ&クルシャット・クルチ(ロバート・ノースダンスカンパニー)
下村百合惠(フリー) 岩本桂(牧阿佐美バレエ)
安部真由美(フリー) 住友拓也(田口バレエ)
どの出演者がどの演目かは書いてないけど、アレポやアルスワルツはパリオペの演目っぽいな〜 でもドロテ&アレッシオにはチャイパドを踊ってほしいような。(「チャイコフスキー・グラン・パ・ド・ドゥ」って書いてあったけど) アルレキナーダやレ・ブルジョアはシムキンの得意演目だろうし、アビアントは絶対牧バレエのダンサーよね。
ドロテ達は、エトワール・ガラには出ないのね。こちらもちょっと興味あるけど、12日って、私には微妙な日程だな〜 行かない可能性の方が高いかも。
タイトルが「2008 International Gala Hikasa Ballet 国際交流公演」というもので、出演者がちょっと豪華なのだ。(タイトルを全部英語で書くところがやや素人っぽいと思うが)
パリ・オペラ座のドロテ・ジルベール&アレッシオ・カルボネ、ABTのダニイル・シムキン(ABTに入ってたのか、知らなかった)、新国立劇場の山本隆之、牧阿佐美バレエの逸見智彦、田中祐子など。
「樋笠バレエ」って、聞いたことがなかったので検索したら、HPが見つかった。こちら。
高松市にあるバレエ団で、牧阿佐美バレエ団がバックアップしてるらしい。夏休みになると、この手の公演が結構あったりする。(今年はNBAの「ゴールデン・コー・スター・ガラ」はないのかな)
詳細はHPにもあるが一応書いておこう。
8月9日(土) サンポートホール高松 大ホール PM3;00〜
8月12日(火) 東京五反田 ゆうぽうとホール PM6;00〜
S¥10,000 A¥8,000 B¥5,000
問い合わせ: アンクリエイティブ 03−5458−0548
電子チケットぴあ 0570−02−9988(オペレータ対応)
0570−02−9999(Pコード:386−793)
<<演目>>
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ / ドン・キホーテよりグラン・パ・ド・ドゥ
ディアナとアクティオン / ロミオとジュリエット
ライモンダよりグラン・パ・ド・ドゥ / 海賊よりグラン・パ・ド・ドゥ
アレポ / アレスワルツ / アルレキナーダ / レ・ブルジョア
モールフーン / アビアント / オクテット / フィナーレ
(演目名は、見慣れたものに勝手に変更して書いております)
<<その他の出演者>>
ヴィエングセイ・ヴァルデシュ&ロメル・フロメタ(キューバ国立バレエ)
オズゲ・バシャラン(シュツットガルトバレエ)
エディス・エルグチ&クルシャット・クルチ(ロバート・ノースダンスカンパニー)
下村百合惠(フリー) 岩本桂(牧阿佐美バレエ)
安部真由美(フリー) 住友拓也(田口バレエ)
どの出演者がどの演目かは書いてないけど、アレポやアルスワルツはパリオペの演目っぽいな〜 でもドロテ&アレッシオにはチャイパドを踊ってほしいような。(「チャイコフスキー・グラン・パ・ド・ドゥ」って書いてあったけど) アルレキナーダやレ・ブルジョアはシムキンの得意演目だろうし、アビアントは絶対牧バレエのダンサーよね。
ドロテ達は、エトワール・ガラには出ないのね。こちらもちょっと興味あるけど、12日って、私には微妙な日程だな〜 行かない可能性の方が高いかも。
モーリス・ベジャール・バレエ団 Bプロ
6月15日(日) 東京文化会館 3:00p.m.
★バレエ・フォー・ライフ
・It’s A Beautiful Day: カンパニー全員
・Freddie: マーティン・ヴェデル
・Time/Let Me Live: カンパニー全員
・Brighton Rock: ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、
ティエリー・デバル、バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキ
ナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・Heaven For Everyone: エティエンヌ・ベシャール
バティスト・ガオン
・天使: エクトール・ナヴァロ
・Born to Love You: カトリーヌ・ズアナバール、 ダフニ・モイアッシ
・モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」: バティスト・ガオン、カテリーナ・
シャルキナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲: バティスト・ガオン
・Get Down Make Love: カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオ
ン、カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル、マーティン・ヴェ
デル
・モーツァルト「協奏曲第21番」: カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバ
ル、エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
・Seaside Rendez-vous: ダリア・イワノワ
・Take My Breath Away: カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオ
ン
・モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」: バティスト・ガオン
・Radio Ga Ga: ダウィッド・クピンスキー
・Winter’s Tale: オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エティエンヌ・ベシャー
ル、ヴィルジニー・ノペ
・Millionaire Waltz: アルトゥール・ルーアルティー
ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラブソン、シャルル・フェ
ルー、ヴァランタン・ルヴァラン
・Love of My Life−Brighton Rock: バティスト・ガオン、カテリー
ナ・シャルキナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・Break Free (フィルム): ジョルジュ・ドン
・Show Must Go On: カンパニー全員
実は「バレエ・フォー・ライフ」を見るのは3度目である。98年に初めて見た時、誘った友人は「クィーン」の大ファンだったので、大喜びで誘いに乗り、非常に楽しんだようだったが、正直言って私はその当時、クィーンの音楽をほとんど知らなかったので、あんまり楽しめなかった。モダンバレエにも馴染みが少なかったせいもあり、かなり寝てしまった。今思うと非常にもったいない話である。
当時、名古屋に来るバレエはほとんど全部見ていたので(といっても年間に多くて10公演ほど)、ベジャールバレエ団の公演も行ったわけだが、多分その頃は自分にはモダンバレエを見る目がなかったのだと思う。TVでもベジャールはよく取り上げられていて、「ピラミッド」「中国の不思議な役人」など放送していたが、見ていると必ず眠くなるのであった。なので、今思うと珍しい、しかも絶対再演しないだろうと思われる’96の「シェヘラザード」(当時の中東情勢を反映した作品)を見ても、やはり眠くなったのである。大好きなあの音楽を使っていたのかさえ覚えていない。尤も、ルジマトフとマハリナの「シェヘラザード」を初めて見たのはその2年後だから、あの音楽も当時はそれほど印象的ではなかったのかもしれない。
その後、遅ればせながらクィーンの音楽にもはまり、(CD「ジュエル」を購入、2005年にはクイーンのミュージカル「We Will Rock You」も見た)2006年のベジャールバレエ団公演でも、「バレエ・フォー・ライフ」を見た。(が、この時も少し眠った)(笑)
しかし、今日は前日寝不足だったにもかかわらず、公演前に読んでいた本のおかげで目が冴えてしまい(笑)、しっかり見ることができた。Aプロで見たので、ベジャール・バレエの団員も少しわかるようになったこともあって、楽しかった。クィーンもモーツアルトも楽しんで、休憩なし110分があっという間だった。
始まる少し前、会場が妙にスモークっぽく感じたのは、ライティングの効果を考えた上なのだろうか?
オープニングでは、空のオーケストラボックスから何本も斜めに光線が走り、光のカーテンが出演者達を隠し、いかにもショーの始まりという感じ。これもオケピ常設の東文ならではの演出かもしれない。前回もこれがあったのか、覚えていない。
見慣れた舞台ではあったが、特に印象的だったのは、フレディのマーティン・ヴェデルよりも、バティスト・ガオンだった。少しジル・ロマンに似た風貌で、かつてジルが踊った(と思うのだが)黒いパンツの役を踊っていて、存在感があった。惜しむらくは少し身長が足りないこと。でもいずれこのバレエ団で大きな存在となるだろうと思われる。(もうなってる?) ドンが映し出される前のスクリーンに立ち、踊る彼の影が、二人でデュエットを踊っているように見えて面白かった。
また、金髪のダウィッド・クピンスキーもなかなかの美貌だった。イケメン揃いのBBLなんだけど、筋骨隆々タイプが減って、スリムなダンサーが増えたような気がするのは気のせいだろうか?
最後の「SHOW MUST GO ON」は、フィナーレへと続き、ジルを中心に全ダンサー達が集まって来た。
観客もスタンディング・オベーションで応え、何度カーテンコールがあっただろうか。ドンがいなくても、ベジャール氏が亡くなっても、ショーは続いていくんだな〜と実感して会場を後にした。
この日は、ホワイエ奥にベジャール氏の仔猫を掴んだ(やはり「抱いた」というより「掴んでる」感じ)例の写真と、上に書物を載せた椅子、そして大きな白い胡蝶蘭の鉢植えがあり、衣装は置いてなかった。
グッズ売り場は(休憩がなかったせいか)終演後も大盛況で、BBLのステージ写真も売られていた。
★バレエ・フォー・ライフ
・It’s A Beautiful Day: カンパニー全員
・Freddie: マーティン・ヴェデル
・Time/Let Me Live: カンパニー全員
・Brighton Rock: ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、
ティエリー・デバル、バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキ
ナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・Heaven For Everyone: エティエンヌ・ベシャール
バティスト・ガオン
・天使: エクトール・ナヴァロ
・Born to Love You: カトリーヌ・ズアナバール、 ダフニ・モイアッシ
・モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」: バティスト・ガオン、カテリーナ・
シャルキナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲: バティスト・ガオン
・Get Down Make Love: カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオ
ン、カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル、マーティン・ヴェ
デル
・モーツァルト「協奏曲第21番」: カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバ
ル、エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
・Seaside Rendez-vous: ダリア・イワノワ
・Take My Breath Away: カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオ
ン
・モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」: バティスト・ガオン
・Radio Ga Ga: ダウィッド・クピンスキー
・Winter’s Tale: オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エティエンヌ・ベシャー
ル、ヴィルジニー・ノペ
・Millionaire Waltz: アルトゥール・ルーアルティー
ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラブソン、シャルル・フェ
ルー、ヴァランタン・ルヴァラン
・Love of My Life−Brighton Rock: バティスト・ガオン、カテリー
ナ・シャルキナ、オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
・Break Free (フィルム): ジョルジュ・ドン
・Show Must Go On: カンパニー全員
実は「バレエ・フォー・ライフ」を見るのは3度目である。98年に初めて見た時、誘った友人は「クィーン」の大ファンだったので、大喜びで誘いに乗り、非常に楽しんだようだったが、正直言って私はその当時、クィーンの音楽をほとんど知らなかったので、あんまり楽しめなかった。モダンバレエにも馴染みが少なかったせいもあり、かなり寝てしまった。今思うと非常にもったいない話である。
当時、名古屋に来るバレエはほとんど全部見ていたので(といっても年間に多くて10公演ほど)、ベジャールバレエ団の公演も行ったわけだが、多分その頃は自分にはモダンバレエを見る目がなかったのだと思う。TVでもベジャールはよく取り上げられていて、「ピラミッド」「中国の不思議な役人」など放送していたが、見ていると必ず眠くなるのであった。なので、今思うと珍しい、しかも絶対再演しないだろうと思われる’96の「シェヘラザード」(当時の中東情勢を反映した作品)を見ても、やはり眠くなったのである。大好きなあの音楽を使っていたのかさえ覚えていない。尤も、ルジマトフとマハリナの「シェヘラザード」を初めて見たのはその2年後だから、あの音楽も当時はそれほど印象的ではなかったのかもしれない。
その後、遅ればせながらクィーンの音楽にもはまり、(CD「ジュエル」を購入、2005年にはクイーンのミュージカル「We Will Rock You」も見た)2006年のベジャールバレエ団公演でも、「バレエ・フォー・ライフ」を見た。(が、この時も少し眠った)(笑)
しかし、今日は前日寝不足だったにもかかわらず、公演前に読んでいた本のおかげで目が冴えてしまい(笑)、しっかり見ることができた。Aプロで見たので、ベジャール・バレエの団員も少しわかるようになったこともあって、楽しかった。クィーンもモーツアルトも楽しんで、休憩なし110分があっという間だった。
始まる少し前、会場が妙にスモークっぽく感じたのは、ライティングの効果を考えた上なのだろうか?
オープニングでは、空のオーケストラボックスから何本も斜めに光線が走り、光のカーテンが出演者達を隠し、いかにもショーの始まりという感じ。これもオケピ常設の東文ならではの演出かもしれない。前回もこれがあったのか、覚えていない。
見慣れた舞台ではあったが、特に印象的だったのは、フレディのマーティン・ヴェデルよりも、バティスト・ガオンだった。少しジル・ロマンに似た風貌で、かつてジルが踊った(と思うのだが)黒いパンツの役を踊っていて、存在感があった。惜しむらくは少し身長が足りないこと。でもいずれこのバレエ団で大きな存在となるだろうと思われる。(もうなってる?) ドンが映し出される前のスクリーンに立ち、踊る彼の影が、二人でデュエットを踊っているように見えて面白かった。
また、金髪のダウィッド・クピンスキーもなかなかの美貌だった。イケメン揃いのBBLなんだけど、筋骨隆々タイプが減って、スリムなダンサーが増えたような気がするのは気のせいだろうか?
最後の「SHOW MUST GO ON」は、フィナーレへと続き、ジルを中心に全ダンサー達が集まって来た。
観客もスタンディング・オベーションで応え、何度カーテンコールがあっただろうか。ドンがいなくても、ベジャール氏が亡くなっても、ショーは続いていくんだな〜と実感して会場を後にした。
この日は、ホワイエ奥にベジャール氏の仔猫を掴んだ(やはり「抱いた」というより「掴んでる」感じ)例の写真と、上に書物を載せた椅子、そして大きな白い胡蝶蘭の鉢植えがあり、衣装は置いてなかった。
グッズ売り場は(休憩がなかったせいか)終演後も大盛況で、BBLのステージ写真も売られていた。
モーリス・ベジャール・バレエ団 Aプロ

6月8日(日) 神奈川県民ホール 3:00p.m.
★これが死か SERAIT−CE LA MORT?
ジュリアン・ファヴロー
カテリーナ・シャルキナ
カトリーヌ・ズアナバール
エリザベット・ロス
ダリア・イワノワ
音楽: リヒャルト・シュトラウス「4つの最後の歌」
ブルーの衣装のファヴローがまずセンターに立ち、前方に向かって踊りながら進んでくる。と、音もなくピンク、ローズレッド、パープル、白の衣装の4人の女性が彼の周りに次々と現れる。解説によると、死を前にした男のもとに、彼がかつて愛した4人の女性が代わる代わる現れる、という設定だ。そのうち3人と彼は人生のひとときを分かち合ったが、第4の女性のことは全く思い出せない。
3人は「ローズ、フクシア、バイオレットの花の色の衣装を着けている」とある。ただ、フクシアの色が、ピンクなのか、濃いローズレッドなのかよくわからない。私のイメージではフクシアはバラより紫に近いピンク色なのだが、「ローズ色」というのは結構濃いピンクをさすのが普通なので、この2つの判別がつきにくい。ベジャール・バレエ団のメンバーの顔をハッキリ知らないので、よけいわからない。
今年1月のBBLの公演では、「若さ」: カテリーナ・シャルキナ、「経験」: カトリーヌ・ズアナバール、「洗練」: エリザベット・ロス、「死」が カルリーヌ・マリオンだったそうなので、おそらくダリア・イワノワが白い衣装の「死」なのであろう。
歌声の入った音楽は優雅で、「死」を表すとはとても思えない。まさに「これが死なのか?」という感じだ。それぞれの女性との踊りはとても美しかった。最後に、白い女性に絡まれるように、男性は倒れる。「死」が訪れたのであった。
★イーゴリと私たち IGOR ET NOUS
シェフ: ジル・ロマン
パ・ド・カトル: カテリーナ・シャルキナ、 カルリーヌ・マリオン、ダリア・イワノワ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
パ・ド・トロワ: ダヴィッド・クピンスキー、ジュリアン・ファヴロー、ダフニ・モイアッシ
パ・ド・ドゥ: マーティン・ヴェデル、カトリーヌ・ズアナバール
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
幕が上がるにつれ、黒の背面中央に白く細長い(といっても幅2mくらいはありそう)四角形が現れる。カウントを刻む声、続いてフランス語が流れ、黒の燕尾服のジルが、パントマイムのように、その声に合わせて動く。ちょっと誇張気味でユーモラスに感じる。さらに白黒の衣装の他のダンサー達が加わり、ジルが指揮者でダンサー達が楽器または音符のように動く。ジルは時々ダメ出しのような動きもある。声がそのように聞こえるのだが、フランス語かと思ったら英語になってたりする。そのうちに、声が音楽に変わる。ストラヴィンスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」で、「イーゴリ」というのはストラヴィンスキーのことだったのかと気がつく。
解説によると、ベジャール氏は2007年に、オーケストラのリハーサル中のストラヴィンスキーの声を用いてバレエを作ったということだ。彼の死により、未完成となったこの作品を、ベジャール氏の遺志を継いでジルが完成させたそうだ。声の主は最初一瞬ベジャールかと思ったが、ストラヴィンスキーということで、そんな声が残っているのだということにも感動した。やはり彼は20世紀最大の音楽家だものね。
いつのまにか後の四角形が水色に変わり、ジルがその前を歩いてきて、それは四角い板ではなく、背景のスクリーンで、その前にある黒いカーテンの隙間だったのだと気がついた。心理学などでよく見かけるフィギュール&グント現象だったのか。すっかりひっかかってしまっていた。
ついジルの動きばかりに注目してしまうが、それぞれのダンサーの動きも素晴らしかった。ベジャール・ダンサーはモダンでありながらクラシック的な美しい動きが基本にあるので、目に美しく感じるのだ。
★祈りとダンス LA PRIERE ET DANCE
ルーミー: カンパニー全員
3つのバラ: ルイザ・ディアス=ゴンザレス、カトリーヌ・ズアナバール、ダリア・イワノワ
炎: バティスト・ガオン
デュオ: カテリーナ・シャルキナ、ジュリアン・ファヴロー、
ゴレスタン: カンパニー全員
パ・ド・ドゥ: ヨハン・クラブソン、アレッサンドロ・スキアッタレッラ
パ・ド・トロワ: ジュリアーノ・カルドーネ、エティエンヌ・ベシャール、ニール・ジャンセン
アルトゥール・ルーアルティー
パ・ド・カトル: ガブリエル・バレネンゴア、ティエリー・デバル
マーティン・ヴェデル、エクトール・ナヴァロ
ソロ1 那須野 圭右
ソロ2 ドメニコ・ルヴレ
これが1番おもしろかった。白いロングスカートに袖無しの短ジャケットを素肌に着けた男性17人がダイナミックに踊るのは壮観。 ジャンプしたり、手を繋いで輪になって回ったり、脚を上げるたびにスカートが描く線が面白い。呪文のような、歌声のような人の声や、インドか中近東のような変わった音楽がバックに流れている。
次に頭にバラの花の被り物をした赤いユニタードの女性3人の踊りは、クラシックではないがフォームが美しい。
炎のバティスト・ガオンは胸に花のような赤と黄色の炎の絵が描かれている。かつてジョルジュ・ドンもこんな風に胸にこの絵を描いていた写真を見たことがあったが、同じ作品だったのだろうか?
ファブローとシャルキナのデュエットでアクセントをつけた後、再び男性群舞の勇壮な踊り。今度は上半身裸で、赤いドレープがたっぷり入った、足首が細くなったパンツを着けている。最初の踊りとはまた違って、いかにもベジャールらしい踊りだ。そこへパ・ド・ドゥやトロワ、カトルなどが加わる。ソロの日本人ダンサー那須野圭右さんがすごい喝采を受けていた。 ドメニコ・ルヴレやジュリアンも。
<休憩>
★ボレロ BOLERO
オクタヴィア・デ・ラ・ローサ
ドメニコ・ルヴレ、バティスト・ガオン、ジュリアン・ファブロー、マーティン・ヴェデル、エクトール・ナヴァロ、ヴァランタン・ルヴァラン、ティエリー・デバル、ガブリエル・バレネンゴア、那須野 圭右、アレッサンドロ・スキアッタレッラ、アドリアン・シセロン、ヨハン・クラプソン、エティエンヌ・ベシャール、ダヴィッド・クピンスキー、ジュリアーノ・カルドーネ、ニール・ジャンセン、シャルル・フェルー、アルトゥール・ルーアルティー
よく考えたら、BBLで「ボレロ」って、ほとんど見たことがない。いつもギエム+東京バレエ団だったような気がする。なので、メロディーを男性が踊るのも、滅多に見てない。やはり男性の数が圧倒的に多くて、「ボレロ」はやっぱりオリジナルのBBLに限る、と思ったら、後列の男性は日本人ばかりだった。エキストラだったのだろうか。それでも、30人以上の男性の集団は、とっても迫力があった。本拠地でだったらエキストラはいらないだろうから、さらに圧倒的なんだろうな〜と思った。
席がサイドやや後方だったので、幕開けのライトの線がよく見えて、オクタヴィオの腕に当たって動いていくのがおもしろかった。今までギエムだと前の席またはセンターが多かったので、当たっている腕の動きはよく見えたのだけれど、ライトの線が2本絡み合っていくところは初めてで、不思議な光景だった。
わずか15分の作品なのに、いつも結構長く感じる。そして、クライマックスに来ると、ああ、もう終わってしまうのか、と必ず思う作品。やはりBBLのダンサーは凄いな〜と感動。最後一部スタンディングになっていた。これが最終日だったらもっと凄いのだろうか。でも松江だしどうかな。
ジュリアン・ファブローは全演目に出演して、すっかり中心ダンサーである。でも、前のような危うげな儚さは微塵も感じられず、逞しい男性に成長してしまったのが、ちょっと淋しいような。カトリーヌ・ズアナバールを始め、カテリーナ・シャルキナ、ダリア・イワノワも「ボレロ」以外全部に出演していて、やや世代交替しつつあるのを感じた。
前半の3演目は全て初見で、なかなか面白かったので、もう一度見たいほどだ。でも、大阪は平日だしね〜
会場にはベジャール氏の大きな写真の横に、彼の愛用した椅子、書物、「リア王−プロスペロー」で彼が着た道化の衣装が展示されていた。書物のリストの中には、日本の「ハラキリ」というのもある。「ザ・カブキ」「M」などはこれを参考にしているんだろうな〜
本当に偉大なコリオグラファーを失ってしまったのだな〜と実感した。
新国立バレエ「ラ・バヤデール」
5月24日(土) 新国立劇場大ホール 14:00〜
<キャスト>
ニキヤ: スヴェトラーナ・ザハロワ
ソロル: デニス・マトヴィエンコ
ガムザッティ: 湯川麻美子
ハイ・ブラーミン(大僧正): ゲンナーディ・イリイン
マグダヴェヤ: 吉本泰久
黄金の神像: 八幡顕光
トロラグヴァ: 市川透
ラジャー: 逸見智彦
ジャンペの踊り: 遠藤睦子 井倉真未
壷の踊り: 真忠久美子
パ・ダクシオン ブルー・チュチュ: 川村真樹 寺島まゆみ 丸尾孝子 堀口 純
〃 ピンク・チュチュ: 遠藤睦子 さいとう美帆 西山裕子 小野絢子
アダジオ: グルゴリー・バリノフ 江本 拓
第1ヴァリエーション: 丸尾孝子
第2ヴァリエーション: 川村真樹
第3ヴァリエーション: 厚木三杏
振付: マリウス・プティパ
改訂振付・演出: 牧 阿佐美
作曲: レオン・ミンクス
編曲: ジョン・ランチベリー
指揮: アレクセイ・バクラン
舞台美術・衣装・照明: アリステア・リヴィングストン
照明: 磯野 睦
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
「ラ・バヤデール」は結構好きな演目だが、2003年の新国の公演の時はうっかりして見損なってしまったのだ。確かザハロワがニキヤで、ソロルはゼレンスキーだったと思うが。ので、リベンジというわけだ。
プログラムには、プティパオリジナル版、マカロワ版、ヌレエフ版、牧阿佐美版の違いが載っている。
第1幕は大体他の3つの版と同じ。葉の茂みが舞台上方から垂れ下がり、森の中のほぼ中央に石造りの神殿がある。が、その奥にある仏像は火の輪の中で踊るナタラージャ(シヴァ神)でバックも赤い。今までこのバレエは仏教寺院の舞姫バヤデールの物語だと思っていたが、シヴァはヒンドゥー教の神。まあ、これはもともと西洋人の考えたインドなので、その辺りはあまり厳密ではないのだろう。私自身も、仏教とヒンドゥー教の違いを具体的に言えるほど詳しいわけではないし。

シヴァ神
寺院の舞姫達の衣装がブルーのオーガンジーを重ねたようなデザインできれいだった。数あるバヤデールの中では、ボリショイ版の舞姫達の衣装が、夏物のワンピースみたいな生地で、あまり良くないというか、1番ダサいデザインだと思う。ボリショイの演出や構成は好きだし、テクニック的にも素晴らしいのだが。ニキヤは同じようなデザインで白。マールイの衣装も白だが、これは新国の方が深みがあって好みかな。
マトヴィエンコのソロルは初めてだが期待通り素晴らしい。まぁ、戦士というよりはやっぱり王子様っぽいけど。ザハロワのニキヤは04年のルジマトフとの共演以来である。彼女も気高く美しく、やはり舞姫というよりは姫の雰囲気だが、さてこの二人のパートナーシップというとどうなのだろう。どうも04年の公演がデフォルトとなっているせいか、(あの時は席もかなり前だったし)新制作の「白鳥」と、「椿姫」での共演は見ているのだけれど、何となくいつも見るたびにもう一つ合っていないような気もする。
まぁ、長い目で見ていればそのうちしっくりくるかも。二人とも同じキエフバレエ学校なのだし。(ザハロワは途中でワガノワに移籍。本当に「アラベスク」のノンナみたい)
マグダヴェヤやファキールたちの聖なる火を飛び越えての踊りは、上から見ていると交差する様子が見えておもしろかった。
2場のラジャーの宮殿は、新国らしく豪華なセット。ガムザッティよりも先にソロルが出てきて、すかさずラジャーに娘との婚約を切り出され、戸惑い、親友のトロラグヴァに相談する。が、さっさと娘を呼び出し話をまとめてしまうラジャー。それ以外のストーリーの展開は基本的なもので、大僧正の密告、ニキヤとガムザッティの対決などであるが、踊りが婚約が決まった後のジャンペーの踊りのみで、ニキヤと奴隷の踊りなどはない。何となくアッサリと進んでいくように感じる。
《第2幕》
渋いグリーンに蓮の花模様の幕がたくさん垂れ下がったセットで、宮殿の中庭に豪華なテントが張られているという設定らしいが、このテントの柄がインドとも中国ともつかぬような。まぁ、西洋人の考えたインドということだから...あまり私の好みではないが。
行進ではラジャやガムザッティは歩いて登場するし、ソロルも象に乗っていないのがちょっと物足りない。侍女や家臣の踊り、黄金の仏像の踊りや壺の踊りはあるが、オウムの踊りや太鼓の踊りがないのが淋しい。黄金の像はあまりにもキンキラキンなのでちょっとびっくり。パダクシオンはガムザッティ、ソロルもしっかり踊っていたが、ピンクチュチュとかブルーチュチュというのは、その周りのコール・ド(とは言わないのかな?ソリスト?)でこのデザインはやや上半身がモッサリ見えてしまい、あまり好みではなかった。が、ガムザッティは白で同じようなデザインだが、こちらは特にそうは思わなかったのだが。ガムザッティの湯川さんは、主要なキャストであまり見たことがなかったのだが、ちょっと表情が硬い気がした。
ニキヤの悲しみの踊りは、やはり新国のダンサー達の中にあって、圧倒的な美しさを見せてくれた。彼女が毒蛇を仕掛けられたことを責めようとすると、ラジャーは厳しく彼女を制し、払いのけるように二人から遠ざけてしまう。ソロルは彼女の死に瀕して、悲嘆にくれるが、その場を走り去ってしまう。ちょっと冷たいんじゃ?
《第3幕》
ソロルが部屋に入って来て大きく跳躍しながらも、力尽きたかのようにベッドに倒れ込む。後悔の念にさいなまされる彼をマグダヴェヤが慰め、水たばこを勧める。ソロルは眠りにつく。大体マカロワ版に近い。場面が暗転し、中央にバヤデールが現れ、影の王国の場面になる。32人の影はやはり揃っていて素晴らしい。多少はふらついている人もいたけれど、どこかの有名バレエ団でさえ全員揃って並んだ時に大きくふらついたダンサーがいたこともチラッと思い出されたが、整然と並んで、美しかった。
主役二人のPdDも素晴らしかったし、3人の影も何とかまとまっていた。やはりマトヴィエンコのテクニックは安定していて素晴らしい。今ロシア系では一番容姿もテクニックも揃って文句のつけられないダンサーと言えるかも。ただ、ザハロワが去っていくと、そこで唐突に「影の王国」が終わってしまった感じだった。
自分の部屋で夢から覚めたソロルの前に、白い舞姫姿のニキヤが現れて、ラジャとガムザッティが花篭に仕掛けをしたことを示し、消えていく。
彼女を追いかけてソロルが寺院に向かうと、そこにはすでにラジャとガムザッティが結婚式のために彼の到着を待っている。式をしきるハイ・ブラーミンに促され、ソロルはガムザッティの手を取る。寺院に入ろうとしたその瞬間、雷鳴と共に寺院は崩壊し、人々は逃げまどう。(しかし、結婚式にしては人が少ない気が) ソロルの前にニキヤが現れ、崩壊した寺院の奥にあるスロープをヴェールをなびかせて登っていく。怪我を負ったソロルは、その後を追うが、途中で力尽きて倒れる。二人の魂が一緒になることはないのだろうか?と思うような結末であった。
全体にアッサリした感じで、日本人の演出だとこうなるのかな?というように思った。バヤデルカの音楽は好きなのだが、編曲のせいか、何だか微妙に違う構成で物足りなさを感じてしまった。ソロルとニキヤの間にあまり愛を感じなかったというか、ザハロワはきれいなだけで終わっているような感じだった。
会場にテレビカメラが入っていて、8月にこの公演がテレビ放送されるそうだが、テレビで見たらまた違う感じを受けるのだろうかと思った。
<キャスト>
ニキヤ: スヴェトラーナ・ザハロワ
ソロル: デニス・マトヴィエンコ
ガムザッティ: 湯川麻美子
ハイ・ブラーミン(大僧正): ゲンナーディ・イリイン
マグダヴェヤ: 吉本泰久
黄金の神像: 八幡顕光
トロラグヴァ: 市川透
ラジャー: 逸見智彦
ジャンペの踊り: 遠藤睦子 井倉真未
壷の踊り: 真忠久美子
パ・ダクシオン ブルー・チュチュ: 川村真樹 寺島まゆみ 丸尾孝子 堀口 純
〃 ピンク・チュチュ: 遠藤睦子 さいとう美帆 西山裕子 小野絢子
アダジオ: グルゴリー・バリノフ 江本 拓
第1ヴァリエーション: 丸尾孝子
第2ヴァリエーション: 川村真樹
第3ヴァリエーション: 厚木三杏
振付: マリウス・プティパ
改訂振付・演出: 牧 阿佐美
作曲: レオン・ミンクス
編曲: ジョン・ランチベリー
指揮: アレクセイ・バクラン
舞台美術・衣装・照明: アリステア・リヴィングストン
照明: 磯野 睦
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
「ラ・バヤデール」は結構好きな演目だが、2003年の新国の公演の時はうっかりして見損なってしまったのだ。確かザハロワがニキヤで、ソロルはゼレンスキーだったと思うが。ので、リベンジというわけだ。
プログラムには、プティパオリジナル版、マカロワ版、ヌレエフ版、牧阿佐美版の違いが載っている。
第1幕は大体他の3つの版と同じ。葉の茂みが舞台上方から垂れ下がり、森の中のほぼ中央に石造りの神殿がある。が、その奥にある仏像は火の輪の中で踊るナタラージャ(シヴァ神)でバックも赤い。今までこのバレエは仏教寺院の舞姫バヤデールの物語だと思っていたが、シヴァはヒンドゥー教の神。まあ、これはもともと西洋人の考えたインドなので、その辺りはあまり厳密ではないのだろう。私自身も、仏教とヒンドゥー教の違いを具体的に言えるほど詳しいわけではないし。

シヴァ神
寺院の舞姫達の衣装がブルーのオーガンジーを重ねたようなデザインできれいだった。数あるバヤデールの中では、ボリショイ版の舞姫達の衣装が、夏物のワンピースみたいな生地で、あまり良くないというか、1番ダサいデザインだと思う。ボリショイの演出や構成は好きだし、テクニック的にも素晴らしいのだが。ニキヤは同じようなデザインで白。マールイの衣装も白だが、これは新国の方が深みがあって好みかな。
マトヴィエンコのソロルは初めてだが期待通り素晴らしい。まぁ、戦士というよりはやっぱり王子様っぽいけど。ザハロワのニキヤは04年のルジマトフとの共演以来である。彼女も気高く美しく、やはり舞姫というよりは姫の雰囲気だが、さてこの二人のパートナーシップというとどうなのだろう。どうも04年の公演がデフォルトとなっているせいか、(あの時は席もかなり前だったし)新制作の「白鳥」と、「椿姫」での共演は見ているのだけれど、何となくいつも見るたびにもう一つ合っていないような気もする。
まぁ、長い目で見ていればそのうちしっくりくるかも。二人とも同じキエフバレエ学校なのだし。(ザハロワは途中でワガノワに移籍。本当に「アラベスク」のノンナみたい)
マグダヴェヤやファキールたちの聖なる火を飛び越えての踊りは、上から見ていると交差する様子が見えておもしろかった。
2場のラジャーの宮殿は、新国らしく豪華なセット。ガムザッティよりも先にソロルが出てきて、すかさずラジャーに娘との婚約を切り出され、戸惑い、親友のトロラグヴァに相談する。が、さっさと娘を呼び出し話をまとめてしまうラジャー。それ以外のストーリーの展開は基本的なもので、大僧正の密告、ニキヤとガムザッティの対決などであるが、踊りが婚約が決まった後のジャンペーの踊りのみで、ニキヤと奴隷の踊りなどはない。何となくアッサリと進んでいくように感じる。
《第2幕》
渋いグリーンに蓮の花模様の幕がたくさん垂れ下がったセットで、宮殿の中庭に豪華なテントが張られているという設定らしいが、このテントの柄がインドとも中国ともつかぬような。まぁ、西洋人の考えたインドということだから...あまり私の好みではないが。
行進ではラジャやガムザッティは歩いて登場するし、ソロルも象に乗っていないのがちょっと物足りない。侍女や家臣の踊り、黄金の仏像の踊りや壺の踊りはあるが、オウムの踊りや太鼓の踊りがないのが淋しい。黄金の像はあまりにもキンキラキンなのでちょっとびっくり。パダクシオンはガムザッティ、ソロルもしっかり踊っていたが、ピンクチュチュとかブルーチュチュというのは、その周りのコール・ド(とは言わないのかな?ソリスト?)でこのデザインはやや上半身がモッサリ見えてしまい、あまり好みではなかった。が、ガムザッティは白で同じようなデザインだが、こちらは特にそうは思わなかったのだが。ガムザッティの湯川さんは、主要なキャストであまり見たことがなかったのだが、ちょっと表情が硬い気がした。
ニキヤの悲しみの踊りは、やはり新国のダンサー達の中にあって、圧倒的な美しさを見せてくれた。彼女が毒蛇を仕掛けられたことを責めようとすると、ラジャーは厳しく彼女を制し、払いのけるように二人から遠ざけてしまう。ソロルは彼女の死に瀕して、悲嘆にくれるが、その場を走り去ってしまう。ちょっと冷たいんじゃ?
《第3幕》
ソロルが部屋に入って来て大きく跳躍しながらも、力尽きたかのようにベッドに倒れ込む。後悔の念にさいなまされる彼をマグダヴェヤが慰め、水たばこを勧める。ソロルは眠りにつく。大体マカロワ版に近い。場面が暗転し、中央にバヤデールが現れ、影の王国の場面になる。32人の影はやはり揃っていて素晴らしい。多少はふらついている人もいたけれど、どこかの有名バレエ団でさえ全員揃って並んだ時に大きくふらついたダンサーがいたこともチラッと思い出されたが、整然と並んで、美しかった。
主役二人のPdDも素晴らしかったし、3人の影も何とかまとまっていた。やはりマトヴィエンコのテクニックは安定していて素晴らしい。今ロシア系では一番容姿もテクニックも揃って文句のつけられないダンサーと言えるかも。ただ、ザハロワが去っていくと、そこで唐突に「影の王国」が終わってしまった感じだった。
自分の部屋で夢から覚めたソロルの前に、白い舞姫姿のニキヤが現れて、ラジャとガムザッティが花篭に仕掛けをしたことを示し、消えていく。
彼女を追いかけてソロルが寺院に向かうと、そこにはすでにラジャとガムザッティが結婚式のために彼の到着を待っている。式をしきるハイ・ブラーミンに促され、ソロルはガムザッティの手を取る。寺院に入ろうとしたその瞬間、雷鳴と共に寺院は崩壊し、人々は逃げまどう。(しかし、結婚式にしては人が少ない気が) ソロルの前にニキヤが現れ、崩壊した寺院の奥にあるスロープをヴェールをなびかせて登っていく。怪我を負ったソロルは、その後を追うが、途中で力尽きて倒れる。二人の魂が一緒になることはないのだろうか?と思うような結末であった。
全体にアッサリした感じで、日本人の演出だとこうなるのかな?というように思った。バヤデルカの音楽は好きなのだが、編曲のせいか、何だか微妙に違う構成で物足りなさを感じてしまった。ソロルとニキヤの間にあまり愛を感じなかったというか、ザハロワはきれいなだけで終わっているような感じだった。
会場にテレビカメラが入っていて、8月にこの公演がテレビ放送されるそうだが、テレビで見たらまた違う感じを受けるのだろうかと思った。
ラフマニノフ ある愛の調べ

セルゲイ・ラフマニノフの生涯については、音楽愛好家でもなければ、なかなか一般には知られていないようだ。彼の私生活のほとんどが秘密のヴェールに包まれていたため、伝説的な存在となっていたようである。例えば、彼のコンサートの際には、一生を通して必ず白いライラックの花束を届け続けた謎の女性がいたと言われている。このことに注目したパーヴェル・ルンギン監督は、そこに焦点をあててこの芸術家の人生を描き出した。この映画のロシア語原題は、「ライラックの小枝」である。なので、必ずしも真実に基づいているわけではなく、一部監督の想像力によるものではある。幼い日、故郷の家の庭に咲いていたライラックの白と紫の花。その中を駆け抜ける少年。後を追う少女の白い服。大人の愛に目覚めた時、初恋の女性は赤いドレスの美しい人であった。ピアノ協奏曲2番の美しい旋律と共に、映像美に溢れた珠玉の1本である。
主演のエフゲニー・ツィガノフは、ラフマニノフそっくりのロシア人俳優。彼をとりまく女性3人は、妻ナターシャのヴィクトリア・トルストガノヴァ、初恋の女性アンナにヴィクトリア・イサコヴァ、革命の女闘士マリアンナのミリアム・セホンと、いずれも日本ではほとんど知られていないロシア人俳優だが、ロシア国立舞台芸術アカデミーで学んだ名女優ばかり。ズヴェレフ教授を演ずるアレクセイ・ペトレンコは「ロマノフ王朝の最期」で怪僧ラスプーチンを演じたり、「シベリアの理髪師」に出演して日本でも知られた名優である。その他、アメリカに渡ったのに、スタインウェイはもちろん、黒人歌手や花屋のオバサンまでロシア語で話しているのが、舞台がどの国であろうとすべて英語のアメリカ映画と反対でおもしろかった。
そして、私のシネ友曰く、「ロシアって、この手があったんだ。チャイコフスキー、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、リムスキー=コルサコフ 、誰でも映画にできるよね」
さぁ〜、そんなに作曲家みんなドラマチックな人生を送っていたんだっけ? それにチャイコフスキーはすでに映画化されていますけど。(マイヤ・プリセツカヤも恋人のオペラ歌手役で出演しているのね。DVD買おうかしら。)
私個人としては、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を、彼が本当に友人ヴィクトル・ハルトマンの展覧会に行き、そこに展示されていた絵について1つずつ作曲して組曲にしたという逸話に基づいて(昔NHKでやっていたのだが)映画化してほしいな。でも、これはNHKのアーカイヴズにリクエスト出した方が早いかも。または映画より実際のコンサートの方がいいかもしれない。背景にハルトマンの絵を映し出して。「題名のない音楽会」とかでもやってくれないかしら?
話がそれたが、以下、ストーリーはネタバレを含むので、これから見る人は要注意。またコメント欄をあけると、「Read More」のところが読めてしまうので、重ねてご注意。
パリオペラ座バレエ公演「ル・パルク」 5月30日(金) 19:00〜 愛知県芸術劇場
最終日の出演者、主役はレティシア・プジョル&マニュエル・ルグリ。
それ以外は29日と同じ。
今日は1階席だったので、ルグリはよく見えたのだけれど、全体的な視野は前日の方がずっとよかった。2回目なので、1日目に見逃したところと、ルグリ中心に見てしまった。
前日のニコラはやはり運動神経抜群の体育会系若者という感じで、コゼットが飛び込んだのをクルッと回しながら受けとめるところとか、上手くこなしていた。動きもモダン演目にあっていて、きびきびと美しい。他のダンサーもそうだったが、脚が本当に高く上がる。軸足を曲げて反対の脚をあんなに高く上げるのはさぞ大変だろう。クラシックのようなテクニックはないので、あの部分が最高にテクを見せるところなのかもしれないが。(いや、最高なのはやはり、フライング・キスシーンか)
ルグリは、とってもエレガントで、やはりモダンを踊っていてもクラシックの美しい動きを彼から取り去ることはできないようだ。彼の踊りを見ていると、ヌレエフ世代のダンサーという言葉がいつも浮かぶ。
プジョルは、もともとあまり私は好みではない。テクニックは素晴らしいのだけれど、いつも仏頂面のような印象があり、エトワールとしての華にやや欠けているように思う。それと、やや小柄のせいか、大人の恋愛劇があまり似合わないような気がする。(前回の「バヤデール」よりは成長したと思うが) やっぱりオーレリーに来てほしかったな〜
「欲望」の時、ルグリが勢い余ったのか、木の台にぶつかってしまい、木の模型が大きく揺れたのでドキッとした。この日はやたらに拍手が多くて、特に「解放」で二人がキスしながらグルグル回るシーンの時拍手が起こったので、何だかバレエを知らない観客が多いように思われるのではないかと思ってしまった。名古屋以外の地域からわざわざ来ている人も多いというのに。そんなに感動したなら、スタンディング・オベーションでもやってよね。これが名古屋人のいけないところね。
というか、この公演は、名古屋の春を彩る「名古屋国際音楽祭」の一環なので、確かにバレエを知らない観客も多いのだ。音楽関係の演目がほとんどの8公演のうち、1〜2演目がバレエで、時にはバレエのない年もある。全公演の通しチケットを買う会員が優先なのだが、幸い、バレエ公演だけは別売なので、会員でなくてもいい席をゲットできるチャンスはあるのだ。パリオペ公演や、かつて名古屋にもよく来てくれたロイヤルバレエの公演はこれに組み込まれていることが多い。そうでもしないと、名古屋ではバレエだけでは観客動員が難しいのだろうから、しかたないのだけれど。
ルグリがパリオペの公演で団員達と一緒に来日するのもこれが最後らしいので淋しい。退団しても実力のあるダンサーだから、まだ引退はしないだろうが。世界中の優秀なダンサーが次々と自分のバレエ団から退団していくのが残念だ。
帰宅してから、ビデオに録ってあった「ル・パルク」を見たら、あらためて、イレールの色っぽさにドキッとしてしまった。会場でもDVDを売っていたが、海外版で、解説も多分英語(それもあまりないかもしれないし)ならまだよいが、仏語かもだし、NHKBS放送でやったものは場面や音楽の解説がついていて、これをDVDに落とした方がずっといいかもしれないと思った。
プレルジョカージュは「クレーヴの奥方」にインスピレーションを受けたらしい。これは読んでいないが、「危険な関係」なども参考にしたらしく、私は初めて見た時、こちらを連想してしまった。解説によると、庭師はキューピッドの役割なのだそうだ。なるほどね〜 主役の女性を連れて出てくるところなんて、まさにそうだ。
大分前の録画映像なのに、意外に色が鮮やかだった。やはり新しい機器はいいわね。私のイメージでは、この演目はなぜかモノクロなのである。主役女性のドレスはやはり深紅だった。あのチラシ写真はなぜあんなにオレンジ系なんだろう。
それにしてもこの演目、衣装が本当に素敵。男性の髪型も18世紀風だし。(鬘ではないが、それがまたいい) でも、何で女性もジュスト・コート?これだけはありえない。多分椅子取りゲームのためなのだろうな〜 「異性間の視察」なら、ドレス姿の女性の方がよほど魅力的だろう。
ピアノ伴奏がビデオも同じエレナ・ボネイさんだった。
それ以外は29日と同じ。
今日は1階席だったので、ルグリはよく見えたのだけれど、全体的な視野は前日の方がずっとよかった。2回目なので、1日目に見逃したところと、ルグリ中心に見てしまった。
前日のニコラはやはり運動神経抜群の体育会系若者という感じで、コゼットが飛び込んだのをクルッと回しながら受けとめるところとか、上手くこなしていた。動きもモダン演目にあっていて、きびきびと美しい。他のダンサーもそうだったが、脚が本当に高く上がる。軸足を曲げて反対の脚をあんなに高く上げるのはさぞ大変だろう。クラシックのようなテクニックはないので、あの部分が最高にテクを見せるところなのかもしれないが。(いや、最高なのはやはり、フライング・キスシーンか)
ルグリは、とってもエレガントで、やはりモダンを踊っていてもクラシックの美しい動きを彼から取り去ることはできないようだ。彼の踊りを見ていると、ヌレエフ世代のダンサーという言葉がいつも浮かぶ。
プジョルは、もともとあまり私は好みではない。テクニックは素晴らしいのだけれど、いつも仏頂面のような印象があり、エトワールとしての華にやや欠けているように思う。それと、やや小柄のせいか、大人の恋愛劇があまり似合わないような気がする。(前回の「バヤデール」よりは成長したと思うが) やっぱりオーレリーに来てほしかったな〜
「欲望」の時、ルグリが勢い余ったのか、木の台にぶつかってしまい、木の模型が大きく揺れたのでドキッとした。この日はやたらに拍手が多くて、特に「解放」で二人がキスしながらグルグル回るシーンの時拍手が起こったので、何だかバレエを知らない観客が多いように思われるのではないかと思ってしまった。名古屋以外の地域からわざわざ来ている人も多いというのに。そんなに感動したなら、スタンディング・オベーションでもやってよね。これが名古屋人のいけないところね。
というか、この公演は、名古屋の春を彩る「名古屋国際音楽祭」の一環なので、確かにバレエを知らない観客も多いのだ。音楽関係の演目がほとんどの8公演のうち、1〜2演目がバレエで、時にはバレエのない年もある。全公演の通しチケットを買う会員が優先なのだが、幸い、バレエ公演だけは別売なので、会員でなくてもいい席をゲットできるチャンスはあるのだ。パリオペ公演や、かつて名古屋にもよく来てくれたロイヤルバレエの公演はこれに組み込まれていることが多い。そうでもしないと、名古屋ではバレエだけでは観客動員が難しいのだろうから、しかたないのだけれど。
ルグリがパリオペの公演で団員達と一緒に来日するのもこれが最後らしいので淋しい。退団しても実力のあるダンサーだから、まだ引退はしないだろうが。世界中の優秀なダンサーが次々と自分のバレエ団から退団していくのが残念だ。
帰宅してから、ビデオに録ってあった「ル・パルク」を見たら、あらためて、イレールの色っぽさにドキッとしてしまった。会場でもDVDを売っていたが、海外版で、解説も多分英語(それもあまりないかもしれないし)ならまだよいが、仏語かもだし、NHKBS放送でやったものは場面や音楽の解説がついていて、これをDVDに落とした方がずっといいかもしれないと思った。
プレルジョカージュは「クレーヴの奥方」にインスピレーションを受けたらしい。これは読んでいないが、「危険な関係」なども参考にしたらしく、私は初めて見た時、こちらを連想してしまった。解説によると、庭師はキューピッドの役割なのだそうだ。なるほどね〜 主役の女性を連れて出てくるところなんて、まさにそうだ。
大分前の録画映像なのに、意外に色が鮮やかだった。やはり新しい機器はいいわね。私のイメージでは、この演目はなぜかモノクロなのである。主役女性のドレスはやはり深紅だった。あのチラシ写真はなぜあんなにオレンジ系なんだろう。
それにしてもこの演目、衣装が本当に素敵。男性の髪型も18世紀風だし。(鬘ではないが、それがまたいい) でも、何で女性もジュスト・コート?これだけはありえない。多分椅子取りゲームのためなのだろうな〜 「異性間の視察」なら、ドレス姿の女性の方がよほど魅力的だろう。
ピアノ伴奏がビデオも同じエレナ・ボネイさんだった。
| HOME |



