劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」名古屋公演

3月27日(木) 13:30〜 名古屋ミュージカル劇場
<キャスト>
ドナ・シェリダン: 鈴木ほのか
ソフィ・シェリダン: 谷内 愛
ターニャ: 八重沢 真美
ロージー: 青山 弥生
サム・カーマイケル: 渡辺 正
ハリー・ブライト: 明戸 信吾
ビル・オースティン: 栗原 英雄
スカイ: 田邊 真也
アリ: 丸山 れい
リサ: 玉井 明美
エディ: 坂本 剛
ペッパー: 丹下 博喜
ABBAの曲が大好きなので早く公演を見たかったのだが、名古屋に来るのはいつも遅い。大体東京より2〜3年ほども遅れてくるのが普通。四季ファンだったら待ちきれず東京まで行く人も多いようだ。ま、私がバレエを観に東京に行くようなものね。でも、バレエは2年たったから名古屋でやるってもんではないし。私は、どちらかというと英語版のミュージカルが好きなので、四季の公演はそれほどまでして東京までは行かない。日本語訳の歌は、結構うまく訳してあるな〜とは思うけど、ABBAの歌ならほとんど歌える私にはやはり日本語ミュージカルは違和感がある。しかし、海外版は来日公演があったのかさえ知らないので、とりあえず見に行った。
このミュージカルについてはほとんど予備知識を持っていなかった。ストーリーも聞いたことがないし、Queenのミュージカル「Rock You!」のように、ABBAの歌を適当に集めたのかと思っていたが、「Rock You!」は内容に合わせて歌詞を近未来的なものに変えてあったが、こちらはほとんど変えていないようだ。数年前にミュージカル版「マンマ・ミーア」のCDを購入してあったのだが、買った当時はABBAとは違う声なのがちょっと気に入らず、あまり聞いていなかったのだが、今回は予習のために10日ほど前から聞いていた。なので、メロディーも曲順もしっかり頭に入っていた。その中にセリフの場面が少しあり、ソフィが、父親を知らないとか、年齢は二十歳とか言っていたのくらいしか、内容に関するものはなかった。
実際にミュージカルを見てみて、ABBAの歌をとてもうまく編成してあることに驚いた。ストーリーとほとんど違和感なく、歌が挿入されている。皆馴染み深い曲ばかりだから、日本語であることを差し引いても、すごく楽しめた。帰ってから、ABBAのGOLD DISCを聴きまくったが、今度はあまり違和感なく楽しめた。ほとんど歌詞は変更してないようだった。
ドナの鈴木ほのかさんは、とっても上手だった。プログラムの写真のドナは久野綾希子さんと早水小夜子さんで、ちょっとオバサンぽかったけれど(ごめんなさ〜い)、鈴木さんは若くて美人で、すごくパワフルで良かったと思う。そして、八重沢さん、青山さんとの「ザ・ダイナモス」、すごく楽しかった。ちょっとドリーム・ガールズ入っていたかな。(笑)
ソフィの谷内愛さんも、可愛くて歌も上手でよかったけど、やっぱりこのストーリーのヒロインはドナじゃないのかな? ポスターもCDも皆、ソフィの顔なので、彼女が主人公だと思いこんでしまうんだけど。
3人のオジサン達もとても頑張っていた。最後がちょっと宝塚だったけど。(笑) フィナーレは、スタンディングになって、私も(前の人が立って見えないので)立ち上がった。「ダンシング・クイーン」と「マンマ・ミーア」の大合唱で、私は(もちろん)英語で歌った。(日本語の歌詞知らないし) そんなわけで、最後、すごく盛り上がった。一緒に行った友人もとっても楽しかった、と喜んでいた。できるものなら、ロンドン公演のキャストでオリジナル版も見てみたいな〜
ノイマイヤーのアフタートーク
東京バレエ団の「時節の色」公演の後、ノイマイヤー氏を迎えてのアフター・トークがあった。
この公演は、もともと初見だし、東バなので、見るのさえ迷っていたほどだった。内容がわからないので、出演者(小出、後藤ペア)で22日の方を選んだのだが、「マラーホフの贈り物」の時、チラシで22日公演終了後にトークがあると知って、「ラッキー!」と思ったのだった。
公演が終わってから、ステージ上に低いテーブルと椅子3脚が並べられた。始まるまでしばらくあったせいか、チラホラ帰る人がいた。「もったいないな」と思ったけれど、個人の好み・事情なのだろうからしかたない。席が大分空いたので、前の方に移動してもよいというアナウンスがあり、結構皆移動していた。私はそこそこ前の方だったし、隣の人が動かないので、まっいっか、と思い、そのままの席にいた。
やがて、ノイマイヤー氏、三浦雅士氏、通訳嬢登場。ノイマイヤー氏は翌日早朝に帰国のため、明日の公演に備えてバレエ団に最後の指導をしていたため、開始がやや遅れたとのこと。だから、この日しかトークの時間が取れないのだ。本当にラッキーだった。
三浦氏は、何だか妙にはしゃいでいる感じで、嬉しくてしかたない、というような雰囲気。ノイマイヤー氏の英語はゆっくりで、非常に聞き取りやすかった。むしろ、通訳さんが早口で、小声だったので、やや聞き取りにくかった。英語のわからない人には、わかりにくかったかもしれない。こういう場なのだから、もう少しハッキリ通訳してほしいものだ。
トークの内容は、ご多分に漏れず、プログラムの解説と重なるものが多かった。せっかくなのだから、プログラムに書いてないことをもっと語ってくれればいいのに。
日本文化との出会いは、氏の大学での教授が日本に詳しく、3〜4ヶ月日本に滞在して研究し、歌舞伎や、特に能に興味を持っていたため、その影響を受けて日本文化への興味が湧いたそうである。おりしも、氏が振付を学び始めた頃だったそうだ。
特に日本の文学の中でも俳句に関心を持つようになったのは、その後「月に捧げる七つの俳句」を東京バレエ団に振り付けたほどであるが(残念ながら、これは見ていない。ダンマガでそういう作品が上演されたことを知ったのみ)シュツットガルト・バレエで最初に振付た作品が、三島由紀夫の「近代能楽集」からとったものだそうだ。
バレエの主題として能を使おうと考え、ドビュッシーの10〜12分くらいの短い美しい曲を用いて振付したそうである。NHKハイビジョンで放送された「ジョン・ノイマイヤーの世界」で紹介されたらしいが、我が家はハイビジョンが見られないので、残念ながら未見である。が、三浦氏の計らいで、その曲が一部会場に流された。でも、ほんのさわりだけ聞いても、正直言ってよくわからなかったけど。
内容は、素朴な貧しい少女が魔法の扇を持っていて、その後ろに隠れると、理想の自分になることができる、という夢の世界なのだが、最後は扇を閉じて、現実に直面しなければならない。ダンスのみでなく内容的に強い印象を与える作品で、観客はその情感に感動してくれたと思うと言っていた。
またプログラムにも書いてあるが、このバレエは、日本食のレストランにいるときに作ろうと思ったそうである。和食は季節の食材を用いるだけでなく、料理を盛る食器でさえ季節を表現していて、芸術を日常生活の中に取り込んでいく日本の感性に感銘を受けたからである。季節を素材にして人生というものを表現しようと思ったというわけだ。
用いる音楽は、まず169曲のリストを作り、その中から、ピアニストとともにいろいろ組み合わせをしてみた。中には日本の音楽もあったけど、自分は日本人ではないし、日本人のようにはできないので西洋と日本をつなぐような12のセットを作っておいて、最終的には東京に来てからバレエの流れに沿って完成させた。理論だけでなく、生のダンサーと触れ合いながら作っていくうちに変わっていったそうである。
音楽は振付の中で最も重要な部分で、音楽が自分を動かしてくれるというか、自分が動けて初めて振付になる。実際に彼は音楽を聴いて立ち上がるのだそうだ。
東京バレエ団のダンサーのうち、木村、高岸、斎藤は「月に寄せる7つの俳句」で一緒にやっていたのでやりやすかったそうだ。3人のプリンシパルは経験があったので、その頃よりも深く円熟しいて美しかったので驚いたと言っていた。
ハンブルク・バレエは来年2009年の2月に来日するそうだ。まだプログラムは決まっていないけれど、デンマーク・ロイヤル・バレエのために作り、2007年の夏にハンブルク・バレエのために修正して上演した「人魚姫」を上演したいとのことだ。もう一つの演目は決まっていないが、ハンブルク・バレエの古典になる可能性が高いようだ。ここで三浦氏が、個人的には「椿姫」が見たいと言うと、会場から拍手が起こった。私も拍手した。「椿姫」なら、絶対もう一度見たい。
これは私が今まで見た全幕バレエのベスト5に入る作品だと思う。(他の4つは何か、と訊かれても即答できないが)
ともかく「人魚姫」が見られるのは嬉しい。問題は、このバレエ団の招聘元のせいでチケット代がべらぼうに高いということである。10年程前でも平均的な値段の2倍ほどだったのだから。2公演なら4倍? 節約して貯めておかなきゃ〜 ノイマイヤーさん、招聘元を変える予定はないのですか?と訊いてみたかった。(季節の色のことよりもそっちの方が切実だわ)
この公演は、もともと初見だし、東バなので、見るのさえ迷っていたほどだった。内容がわからないので、出演者(小出、後藤ペア)で22日の方を選んだのだが、「マラーホフの贈り物」の時、チラシで22日公演終了後にトークがあると知って、「ラッキー!」と思ったのだった。
公演が終わってから、ステージ上に低いテーブルと椅子3脚が並べられた。始まるまでしばらくあったせいか、チラホラ帰る人がいた。「もったいないな」と思ったけれど、個人の好み・事情なのだろうからしかたない。席が大分空いたので、前の方に移動してもよいというアナウンスがあり、結構皆移動していた。私はそこそこ前の方だったし、隣の人が動かないので、まっいっか、と思い、そのままの席にいた。
やがて、ノイマイヤー氏、三浦雅士氏、通訳嬢登場。ノイマイヤー氏は翌日早朝に帰国のため、明日の公演に備えてバレエ団に最後の指導をしていたため、開始がやや遅れたとのこと。だから、この日しかトークの時間が取れないのだ。本当にラッキーだった。
三浦氏は、何だか妙にはしゃいでいる感じで、嬉しくてしかたない、というような雰囲気。ノイマイヤー氏の英語はゆっくりで、非常に聞き取りやすかった。むしろ、通訳さんが早口で、小声だったので、やや聞き取りにくかった。英語のわからない人には、わかりにくかったかもしれない。こういう場なのだから、もう少しハッキリ通訳してほしいものだ。
トークの内容は、ご多分に漏れず、プログラムの解説と重なるものが多かった。せっかくなのだから、プログラムに書いてないことをもっと語ってくれればいいのに。
日本文化との出会いは、氏の大学での教授が日本に詳しく、3〜4ヶ月日本に滞在して研究し、歌舞伎や、特に能に興味を持っていたため、その影響を受けて日本文化への興味が湧いたそうである。おりしも、氏が振付を学び始めた頃だったそうだ。
特に日本の文学の中でも俳句に関心を持つようになったのは、その後「月に捧げる七つの俳句」を東京バレエ団に振り付けたほどであるが(残念ながら、これは見ていない。ダンマガでそういう作品が上演されたことを知ったのみ)シュツットガルト・バレエで最初に振付た作品が、三島由紀夫の「近代能楽集」からとったものだそうだ。
バレエの主題として能を使おうと考え、ドビュッシーの10〜12分くらいの短い美しい曲を用いて振付したそうである。NHKハイビジョンで放送された「ジョン・ノイマイヤーの世界」で紹介されたらしいが、我が家はハイビジョンが見られないので、残念ながら未見である。が、三浦氏の計らいで、その曲が一部会場に流された。でも、ほんのさわりだけ聞いても、正直言ってよくわからなかったけど。
内容は、素朴な貧しい少女が魔法の扇を持っていて、その後ろに隠れると、理想の自分になることができる、という夢の世界なのだが、最後は扇を閉じて、現実に直面しなければならない。ダンスのみでなく内容的に強い印象を与える作品で、観客はその情感に感動してくれたと思うと言っていた。
またプログラムにも書いてあるが、このバレエは、日本食のレストランにいるときに作ろうと思ったそうである。和食は季節の食材を用いるだけでなく、料理を盛る食器でさえ季節を表現していて、芸術を日常生活の中に取り込んでいく日本の感性に感銘を受けたからである。季節を素材にして人生というものを表現しようと思ったというわけだ。
用いる音楽は、まず169曲のリストを作り、その中から、ピアニストとともにいろいろ組み合わせをしてみた。中には日本の音楽もあったけど、自分は日本人ではないし、日本人のようにはできないので西洋と日本をつなぐような12のセットを作っておいて、最終的には東京に来てからバレエの流れに沿って完成させた。理論だけでなく、生のダンサーと触れ合いながら作っていくうちに変わっていったそうである。
音楽は振付の中で最も重要な部分で、音楽が自分を動かしてくれるというか、自分が動けて初めて振付になる。実際に彼は音楽を聴いて立ち上がるのだそうだ。
東京バレエ団のダンサーのうち、木村、高岸、斎藤は「月に寄せる7つの俳句」で一緒にやっていたのでやりやすかったそうだ。3人のプリンシパルは経験があったので、その頃よりも深く円熟しいて美しかったので驚いたと言っていた。
ハンブルク・バレエは来年2009年の2月に来日するそうだ。まだプログラムは決まっていないけれど、デンマーク・ロイヤル・バレエのために作り、2007年の夏にハンブルク・バレエのために修正して上演した「人魚姫」を上演したいとのことだ。もう一つの演目は決まっていないが、ハンブルク・バレエの古典になる可能性が高いようだ。ここで三浦氏が、個人的には「椿姫」が見たいと言うと、会場から拍手が起こった。私も拍手した。「椿姫」なら、絶対もう一度見たい。
これは私が今まで見た全幕バレエのベスト5に入る作品だと思う。(他の4つは何か、と訊かれても即答できないが)
ともかく「人魚姫」が見られるのは嬉しい。問題は、このバレエ団の招聘元のせいでチケット代がべらぼうに高いということである。10年程前でも平均的な値段の2倍ほどだったのだから。2公演なら4倍? 節約して貯めておかなきゃ〜 ノイマイヤーさん、招聘元を変える予定はないのですか?と訊いてみたかった。(季節の色のことよりもそっちの方が切実だわ)
東京バレエ団「時節(とき)の色」/「スプリング&フォール」
3月22日(土) ゆうぽうとホール 3:00p.m.〜
『スプリング&フォール』 (35分)
振付: ジョン・ノイマイヤー
音楽: アントニン・ドヴォルザーク 「セレナーデ ホ長調 作品22」
美術・衣装・照明: ジョン・ノイマイヤー
<キャスト>
第一楽章 モデラート
後藤晴雄(22日)/木村和夫(23日) 平野玲、松下裕次
第二楽章 テンポ・ディ・ヴァルス
小出領子(22日)/長谷川智佳子(23日)
高村順子-松下裕次 西村真由美-横内国弘 佐伯知香-平野玲 吉川留衣-野辺誠治
田中結子 前川美智子
第三楽章 スケルツォ、ヴィヴァーチェ
後藤晴雄(22日)/木村和夫(23日) 平野玲
高橋竜太、松下裕次、野辺誠治、氷室友、長瀬直義、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘
小出領子(22日)/長谷川智佳子(23日)
第四楽章 ラルゲット
小出領子-後藤晴雄(22日)/長谷川智佳子-木村和夫(23日)
第五楽章 フィナーレ、アレグロ・ヴィヴァーチェ
全員
2000年に東京バレエ団初演。第一楽章は最初全く何も音楽なしに始まる。無音の中で、よくこれだけ合わせられるな、と感心するが、白のノースリーブシャツ&ゆったりしたロングパンツの男性数人が静かに踊っている。中央に上半身裸の後藤さん。他の男性がはけていき、彼の動きが際立つ。やはり後藤さんは長身なので(もちろんテクニックもあるが)サマになっている。
そこへ女性達が加わり、4組のペアができる。小出さんが加わって後藤さんとペアになり踊る。
女性の衣装は白の五分袖の膝丈フレアのワンピース。リフトもあるし、様々なダンサーが加わって、その動きが音符のように変化してゆく。やはり、小出・後藤ペアは素晴らしい。
この踊りを記述することは困難だが、背景は和紙のような淡いグレー地に筆でなぞったようなグリーンのグラデーションというシンプルなもの。照明の変化で時間・季節の移り変わりを表す。衣装も白で、この美術から衣装、照明の全てがノイマイヤーの手になるもので、本当に彼は当代随一(並ぶベジャール氏が鬼籍に入ってしまったので)のコリオグラファーと言われる所以だと思った。本当に彼の作品は洗練されていて、そこに踊りの魂があるという気がする。
東バのダンサー達も、(一部やはり足音が気になる部分もあったが)優れた振付や舞台美術に恵まれれば、こんなにも素晴らしいハーモニーを奏でるものなのだな〜と感心した。私はもともと、彼らはベジャール作品で見ることが多かったので、(地方公演はいつもギエムとセットでベジャールやバランシンの作品が多い)数年前初めてクラシック作品を見て愕然としたのだが、ノイマイヤー作品だと、以前の(比較的良かった)印象より更に素晴らしくなった気がした。
解説に、「英語の『スプリング&フォール』は『春と秋』だけでなく、『跳躍と落下』という意味もある」、とあり、言われてみれば確かにその通りである。この言葉を聞いた時は季節のイメージしか湧かなかったが、「スプリング」には「泉」「バネ」という意味があるし、「フォール」には「滝」や「堕落」の意味もあるのだ。ノイマイヤーはこのタイトルを、英詩人ホプキンズの同名の詩から取ったそうだが、その詩にはこうした意味が全てこめられているそうだ。このバレエを見た時、そこまで感じ取ることはできなかった。もっと短いが同じ曲で、テューダーが「葉は色褪せて」を振付ているので、よけいに季節感だけが際立ったということもあるかもしれない。もう一つの演目「時節(とき)の色」からの連想で、季節が重なり、また似たような演目を2つも同時にやるものだな、と思ってしまった。でも、次の演目は、雰囲気が全く異なるものであった。
『時節(とき)の色』 (60分)
振付・舞台コンセプト: ジョン・ノイマイヤー
■プロローグ: ドビュッシー
男:高岸直樹 男のさまざまな時節:平野玲、長瀬直義、中島周
時:木村和夫 想い出:斎藤友佳理
――I――
■冬: ドビュッシー/富田勲、シューベルト/ゼンダー
高岸直樹
高村順子-高橋竜太
長谷川智佳子(22日)/小出領子(23日)-横内国弘
佐伯知香-小笠原亮 森志織-山口優 福田ゆかり-野辺誠治 岸本夏未-宮本祐宜
阪井麻美-氷室友
■冬: ヴィヴァルディ
高岸直樹 井脇幸江-平野玲 田中結子-中島周
――II――
■春: シューベルト/ゼンダー、メンデルスゾーン
斎藤友佳理-高岸直樹
■春: 三木稔
吉岡美佳
西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、寺嶋麻衣、村上美香、
前川美智子、吉川留衣小泉あゆみ、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子
■間奏I: ドビュッシー
長瀬直義
――III――
■夏: ヴェルディ
長瀬直義
高橋竜太、松下裕次、野辺誠治、氷室友、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘、山口優
■夏: 三木稔
吉岡美佳-長瀬直義
高村順子-高橋竜太 佐伯知香-横内国弘 森志織-氷室友 福田ゆかり-小笠原亮
川口幸恵-宮本祐宜 岸本夏未-野辺誠治 阪井麻美-山口優 河合眞里-松下裕次
高岸直樹
■夏: ヴィヴァルディ
高岸直樹 木村和夫
■間奏II: ドビュッシー
高岸直樹 木村和夫
――IV――
■秋: 湯浅譲二
高岸直樹 斎藤友佳理
平野玲、、長瀬直義、中島周
井脇幸江、長谷川智佳子(22日)/小出領子(23日)、高村順子、佐伯知香、田中結子、
岸本夏未、河合眞里
松下裕次、野辺誠治、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘
■秋: シューベルト/ゼンダー
高岸直樹 木村和夫 斎藤友佳理
〈ワゴン〉
梅澤紘貴、周藤壱、谷口真幸、中谷広貴、
安田峻介、井上良太、佐々木源蔵、杉山優一
こちらは、冬から始まった季節が巡り、秋に終わりを迎えるのだが、物語があるような、ないような。
音楽も、四季を単純に表したヴィヴァルディの曲だけではなく、様々なものを使用。もちろん、ヴィヴァルディも用いられているが、あまりにも有名な「春」はなく、私の結構好きな「冬」と「夏」があって、その曲を聴いた時は「あ、今は夏なのだ」等と季節がわかるのだが、それ以外は、(ヴェルディの「夏」も知らなくて)音楽のみではわかりにくい。まさに「色」で季節を表しているのだ。
まず、幕開けはこれまた無音。ステージ上に大きな箱が4つ斜めに並んでいる。見えている細い側面は黒で、その横の面はベニヤ板のような木目。その面の上方にブルーのラインが横に入っている。箱と箱の間には縞のような照明の線が見える。一番上手の箱の黒い面がドアになっていて開き、高岸さんが現れる。彼は黒の上下の上にグレーのジャケットを着て、黒い帽子を被っている。パントマイムのように、大きく目を見開いて、自分が出てきた新しい世界を見極めようとするかのようだ。上手から下手に移動し、大きくゆっくりと踊っている。と、箱の間から、他の男性ダンサーが数人現れ、彼の方に進み、重なり合ったり、グルグル回ったりして絡んでいく。その数人に抱えられ、高岸さんが大きく手足を広げて移動したりもする。
ダンサーの数が多く、また衣装もほとんど同じなので、東バダンサーにそれほど詳しくないため、各キャストを見極めるのがやや難しかった。吉岡さんはもちろん、「冬」の井脇さんはわかるのだが。彼女はグレーかと思ったら、黒地に白の小さなドットが入っているロングの衣装で、基本的に女性の衣装は同じようなデザイン、斜めに布が重なってスリットが入っている青・赤と、入っていない黒・白の差がある程度だ。(後で写真をよく見ると、青と赤はデコルテが大きく開いたスリップタイプで、黒と白はノースリーブタイプだった)
「時」の木村さんは、どうもいつもなぜか、私はこの人が顔で判別できない。中心的な役を踊るので、キャスト表などであらためて見ると、木村さんだったのか、ということになる、という(私にとって)不思議な人。黒い衣装で高岸さんとユニゾンになって踊ったりもしていたのに。
例の箱は可動式になっており、(《ワゴン》ていうのがこれを動かす人なんだろうか?) 様々に向きを変え、動きながら舞台に表情を作っていく。ベニヤ板の反対側は黒く、ガラリ戸になっており、そこに照明を当てたりすると、表情が変わって面白い。また、青いラインだと思っていた所は、照明が当たると、空の雲のように青と白の模様になっていた。
やがて、ピンクというよりは薄紅色のロングドレスの斉藤さんが現れ、男は甘えるように、膝枕をしたりする。この女性は「想い出」というキャストだが、おそらく母の面影を宿しているのだろう。
季節は次第に冬から春、春から夏、そして秋へと変わっていくのだが、それを表すダンサー(特に女性)の衣装が、色で季節を表しているのが興味深い。しかも、それは、単純な日本の四季を表す色ではなく、中国文化から伝わった色、すなわち、「青春、朱夏、白秋、玄冬」の、青・赤・白・黒なのである。見ているうちに、この衣装の色と季節の関係がわかった。全くノイマイヤーという人は、何というもの凄い、と、あらためて感動した。ただ、この色彩の感覚は、はっきり言って、現代日本人の心象の中にはない(と思う)。文学、修辞学、またわかりやすい例では国技館などの、相撲の土俵の上の吊り屋根の四房の色に残っているくらいであろう。
現代の日本人の感覚では、春の色はピンク(桜色)または黄、夏が青または緑、秋が赤、オレンジ(紅葉)や茶、冬が白(雪)やグレーなのではなかろうか。このあたりの解釈を、聞けるものなら、アフタートークの場で聞いてみたかった。(もし質問コーナーがあったら訊いていたかもしれない)
そんなわけで「夏」だと、水着のような赤い短パン姿の男性も出てくる。男性の真っ赤な水着って、あまり見かけないのだが。(しかもハイウエストだし) この赤はやや暗い色で、スポーツウェアとしてはあまり使われない色なのでかえって印象的だ。しかし、この舞台に現れるどの色も日本人の肌の色にはよく合っていて、彼のバレエ団ではなく、はっきりと東京バレエ団のために作られたものだと感じられる。
そして最後に、辻音楽師が現れ、胸の前にかけた太鼓をバチで叩く。このあたりは、ノイマイヤーの別の作品「冬の旅」などを想起させる。この音楽師、衣装は高岸さんら男性と同じようだが、帽子とマフラーで顔を隠している。小柄なので、もしや女性?と思ったら、やはり斉藤さんだった。
幕開けの男性がドアから出てくる所、そして、辻音楽師で終わるところは、どちらもノイマイヤーの「冬の旅」と共通しているが、やはり三浦雅士氏が書いているように、短パン一つで寒そうに出てきた服部君は、暖かい世界から閉め出されたのであり、高岸さんは、驚きに満ちた世界に出てくるという違いがある。(彼の大きく見開いた目はまさにそれを表している) ノイマイヤー自身によって演じられた辻音楽師は人生の終焉(死)を思わせるが、斉藤さんは温かい母性を感じさせた。
どちらも、季節の変化や旅で人生を表しているのだが、「冬の旅」はやはりドイツ的な寒さを感じさせるが、「時節の色」はそれを感じさせない。3年前のハンブルクバレエ来日公演では「冬の旅」しか見られず残念だと思ったのだが、今回の公演との関連性も感じられ、あれを見ておいてよかったと思った。私はドイツに住んだことはおろか、行ったこともないが、ドイツ文学専攻の友人が、「ドイツの冬は本当に寒い、だからドイツ人は何より住宅にお金をかけるの」と言っていたのを思い出す。
とても興味深い作品で、踊りの一つ一つのパ等を表現することは不可能だが、できればもう一度見てみたいと思った。ノイマイヤー氏の指導を待たなくてもいいように、近いうちに同じメンバーで再演してほしいものだ。「ドナウの娘」の再演は見る気はないが、こちらはあれば見たいと思う。
あまりに長くなったので、アフタートークについては別のエントリーで。
『スプリング&フォール』 (35分)
振付: ジョン・ノイマイヤー
音楽: アントニン・ドヴォルザーク 「セレナーデ ホ長調 作品22」
美術・衣装・照明: ジョン・ノイマイヤー
<キャスト>
第一楽章 モデラート
後藤晴雄(22日)/木村和夫(23日) 平野玲、松下裕次
第二楽章 テンポ・ディ・ヴァルス
小出領子(22日)/長谷川智佳子(23日)
高村順子-松下裕次 西村真由美-横内国弘 佐伯知香-平野玲 吉川留衣-野辺誠治
田中結子 前川美智子
第三楽章 スケルツォ、ヴィヴァーチェ
後藤晴雄(22日)/木村和夫(23日) 平野玲
高橋竜太、松下裕次、野辺誠治、氷室友、長瀬直義、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘
小出領子(22日)/長谷川智佳子(23日)
第四楽章 ラルゲット
小出領子-後藤晴雄(22日)/長谷川智佳子-木村和夫(23日)
第五楽章 フィナーレ、アレグロ・ヴィヴァーチェ
全員
2000年に東京バレエ団初演。第一楽章は最初全く何も音楽なしに始まる。無音の中で、よくこれだけ合わせられるな、と感心するが、白のノースリーブシャツ&ゆったりしたロングパンツの男性数人が静かに踊っている。中央に上半身裸の後藤さん。他の男性がはけていき、彼の動きが際立つ。やはり後藤さんは長身なので(もちろんテクニックもあるが)サマになっている。
そこへ女性達が加わり、4組のペアができる。小出さんが加わって後藤さんとペアになり踊る。
女性の衣装は白の五分袖の膝丈フレアのワンピース。リフトもあるし、様々なダンサーが加わって、その動きが音符のように変化してゆく。やはり、小出・後藤ペアは素晴らしい。
この踊りを記述することは困難だが、背景は和紙のような淡いグレー地に筆でなぞったようなグリーンのグラデーションというシンプルなもの。照明の変化で時間・季節の移り変わりを表す。衣装も白で、この美術から衣装、照明の全てがノイマイヤーの手になるもので、本当に彼は当代随一(並ぶベジャール氏が鬼籍に入ってしまったので)のコリオグラファーと言われる所以だと思った。本当に彼の作品は洗練されていて、そこに踊りの魂があるという気がする。
東バのダンサー達も、(一部やはり足音が気になる部分もあったが)優れた振付や舞台美術に恵まれれば、こんなにも素晴らしいハーモニーを奏でるものなのだな〜と感心した。私はもともと、彼らはベジャール作品で見ることが多かったので、(地方公演はいつもギエムとセットでベジャールやバランシンの作品が多い)数年前初めてクラシック作品を見て愕然としたのだが、ノイマイヤー作品だと、以前の(比較的良かった)印象より更に素晴らしくなった気がした。
解説に、「英語の『スプリング&フォール』は『春と秋』だけでなく、『跳躍と落下』という意味もある」、とあり、言われてみれば確かにその通りである。この言葉を聞いた時は季節のイメージしか湧かなかったが、「スプリング」には「泉」「バネ」という意味があるし、「フォール」には「滝」や「堕落」の意味もあるのだ。ノイマイヤーはこのタイトルを、英詩人ホプキンズの同名の詩から取ったそうだが、その詩にはこうした意味が全てこめられているそうだ。このバレエを見た時、そこまで感じ取ることはできなかった。もっと短いが同じ曲で、テューダーが「葉は色褪せて」を振付ているので、よけいに季節感だけが際立ったということもあるかもしれない。もう一つの演目「時節(とき)の色」からの連想で、季節が重なり、また似たような演目を2つも同時にやるものだな、と思ってしまった。でも、次の演目は、雰囲気が全く異なるものであった。
『時節(とき)の色』 (60分)
振付・舞台コンセプト: ジョン・ノイマイヤー
■プロローグ: ドビュッシー
男:高岸直樹 男のさまざまな時節:平野玲、長瀬直義、中島周
時:木村和夫 想い出:斎藤友佳理
――I――
■冬: ドビュッシー/富田勲、シューベルト/ゼンダー
高岸直樹
高村順子-高橋竜太
長谷川智佳子(22日)/小出領子(23日)-横内国弘
佐伯知香-小笠原亮 森志織-山口優 福田ゆかり-野辺誠治 岸本夏未-宮本祐宜
阪井麻美-氷室友
■冬: ヴィヴァルディ
高岸直樹 井脇幸江-平野玲 田中結子-中島周
――II――
■春: シューベルト/ゼンダー、メンデルスゾーン
斎藤友佳理-高岸直樹
■春: 三木稔
吉岡美佳
西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、寺嶋麻衣、村上美香、
前川美智子、吉川留衣小泉あゆみ、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子
■間奏I: ドビュッシー
長瀬直義
――III――
■夏: ヴェルディ
長瀬直義
高橋竜太、松下裕次、野辺誠治、氷室友、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘、山口優
■夏: 三木稔
吉岡美佳-長瀬直義
高村順子-高橋竜太 佐伯知香-横内国弘 森志織-氷室友 福田ゆかり-小笠原亮
川口幸恵-宮本祐宜 岸本夏未-野辺誠治 阪井麻美-山口優 河合眞里-松下裕次
高岸直樹
■夏: ヴィヴァルディ
高岸直樹 木村和夫
■間奏II: ドビュッシー
高岸直樹 木村和夫
――IV――
■秋: 湯浅譲二
高岸直樹 斎藤友佳理
平野玲、、長瀬直義、中島周
井脇幸江、長谷川智佳子(22日)/小出領子(23日)、高村順子、佐伯知香、田中結子、
岸本夏未、河合眞里
松下裕次、野辺誠治、小笠原亮、宮本祐宜、横内国弘
■秋: シューベルト/ゼンダー
高岸直樹 木村和夫 斎藤友佳理
〈ワゴン〉
梅澤紘貴、周藤壱、谷口真幸、中谷広貴、
安田峻介、井上良太、佐々木源蔵、杉山優一
こちらは、冬から始まった季節が巡り、秋に終わりを迎えるのだが、物語があるような、ないような。
音楽も、四季を単純に表したヴィヴァルディの曲だけではなく、様々なものを使用。もちろん、ヴィヴァルディも用いられているが、あまりにも有名な「春」はなく、私の結構好きな「冬」と「夏」があって、その曲を聴いた時は「あ、今は夏なのだ」等と季節がわかるのだが、それ以外は、(ヴェルディの「夏」も知らなくて)音楽のみではわかりにくい。まさに「色」で季節を表しているのだ。
まず、幕開けはこれまた無音。ステージ上に大きな箱が4つ斜めに並んでいる。見えている細い側面は黒で、その横の面はベニヤ板のような木目。その面の上方にブルーのラインが横に入っている。箱と箱の間には縞のような照明の線が見える。一番上手の箱の黒い面がドアになっていて開き、高岸さんが現れる。彼は黒の上下の上にグレーのジャケットを着て、黒い帽子を被っている。パントマイムのように、大きく目を見開いて、自分が出てきた新しい世界を見極めようとするかのようだ。上手から下手に移動し、大きくゆっくりと踊っている。と、箱の間から、他の男性ダンサーが数人現れ、彼の方に進み、重なり合ったり、グルグル回ったりして絡んでいく。その数人に抱えられ、高岸さんが大きく手足を広げて移動したりもする。
ダンサーの数が多く、また衣装もほとんど同じなので、東バダンサーにそれほど詳しくないため、各キャストを見極めるのがやや難しかった。吉岡さんはもちろん、「冬」の井脇さんはわかるのだが。彼女はグレーかと思ったら、黒地に白の小さなドットが入っているロングの衣装で、基本的に女性の衣装は同じようなデザイン、斜めに布が重なってスリットが入っている青・赤と、入っていない黒・白の差がある程度だ。(後で写真をよく見ると、青と赤はデコルテが大きく開いたスリップタイプで、黒と白はノースリーブタイプだった)
「時」の木村さんは、どうもいつもなぜか、私はこの人が顔で判別できない。中心的な役を踊るので、キャスト表などであらためて見ると、木村さんだったのか、ということになる、という(私にとって)不思議な人。黒い衣装で高岸さんとユニゾンになって踊ったりもしていたのに。
例の箱は可動式になっており、(《ワゴン》ていうのがこれを動かす人なんだろうか?) 様々に向きを変え、動きながら舞台に表情を作っていく。ベニヤ板の反対側は黒く、ガラリ戸になっており、そこに照明を当てたりすると、表情が変わって面白い。また、青いラインだと思っていた所は、照明が当たると、空の雲のように青と白の模様になっていた。
やがて、ピンクというよりは薄紅色のロングドレスの斉藤さんが現れ、男は甘えるように、膝枕をしたりする。この女性は「想い出」というキャストだが、おそらく母の面影を宿しているのだろう。
季節は次第に冬から春、春から夏、そして秋へと変わっていくのだが、それを表すダンサー(特に女性)の衣装が、色で季節を表しているのが興味深い。しかも、それは、単純な日本の四季を表す色ではなく、中国文化から伝わった色、すなわち、「青春、朱夏、白秋、玄冬」の、青・赤・白・黒なのである。見ているうちに、この衣装の色と季節の関係がわかった。全くノイマイヤーという人は、何というもの凄い、と、あらためて感動した。ただ、この色彩の感覚は、はっきり言って、現代日本人の心象の中にはない(と思う)。文学、修辞学、またわかりやすい例では国技館などの、相撲の土俵の上の吊り屋根の四房の色に残っているくらいであろう。
現代の日本人の感覚では、春の色はピンク(桜色)または黄、夏が青または緑、秋が赤、オレンジ(紅葉)や茶、冬が白(雪)やグレーなのではなかろうか。このあたりの解釈を、聞けるものなら、アフタートークの場で聞いてみたかった。(もし質問コーナーがあったら訊いていたかもしれない)
そんなわけで「夏」だと、水着のような赤い短パン姿の男性も出てくる。男性の真っ赤な水着って、あまり見かけないのだが。(しかもハイウエストだし) この赤はやや暗い色で、スポーツウェアとしてはあまり使われない色なのでかえって印象的だ。しかし、この舞台に現れるどの色も日本人の肌の色にはよく合っていて、彼のバレエ団ではなく、はっきりと東京バレエ団のために作られたものだと感じられる。
そして最後に、辻音楽師が現れ、胸の前にかけた太鼓をバチで叩く。このあたりは、ノイマイヤーの別の作品「冬の旅」などを想起させる。この音楽師、衣装は高岸さんら男性と同じようだが、帽子とマフラーで顔を隠している。小柄なので、もしや女性?と思ったら、やはり斉藤さんだった。
幕開けの男性がドアから出てくる所、そして、辻音楽師で終わるところは、どちらもノイマイヤーの「冬の旅」と共通しているが、やはり三浦雅士氏が書いているように、短パン一つで寒そうに出てきた服部君は、暖かい世界から閉め出されたのであり、高岸さんは、驚きに満ちた世界に出てくるという違いがある。(彼の大きく見開いた目はまさにそれを表している) ノイマイヤー自身によって演じられた辻音楽師は人生の終焉(死)を思わせるが、斉藤さんは温かい母性を感じさせた。
どちらも、季節の変化や旅で人生を表しているのだが、「冬の旅」はやはりドイツ的な寒さを感じさせるが、「時節の色」はそれを感じさせない。3年前のハンブルクバレエ来日公演では「冬の旅」しか見られず残念だと思ったのだが、今回の公演との関連性も感じられ、あれを見ておいてよかったと思った。私はドイツに住んだことはおろか、行ったこともないが、ドイツ文学専攻の友人が、「ドイツの冬は本当に寒い、だからドイツ人は何より住宅にお金をかけるの」と言っていたのを思い出す。
とても興味深い作品で、踊りの一つ一つのパ等を表現することは不可能だが、できればもう一度見てみたいと思った。ノイマイヤー氏の指導を待たなくてもいいように、近いうちに同じメンバーで再演してほしいものだ。「ドナウの娘」の再演は見る気はないが、こちらはあれば見たいと思う。
あまりに長くなったので、アフタートークについては別のエントリーで。
ボリショイ・バレエ名古屋公演
中京テレビ事業からお知らせが来た。
やはり、ボリショイバレエは、今年の「第26回名古屋クラシック・フェスティバル」に含まれている。(HPにはまだ今年の分は載っていない)
11月26日(水) ボリショイ・バレエ 「白鳥の湖」 PM6:30〜
愛知県芸術劇場 大ホール
出演者:未定
料金: S¥20,000 A¥17,000 B¥12,000 C¥8,000
D¥6,000 学生¥3,000
公演別チケット発売日 5月24日(土) AM10:00〜
う〜ん、やはりSとAは東京公演と同じお値段なのね。高い〜 B以下はさすがに低めだが。
この「名古屋クラシック・フェスティバル」というのは、今までも余所様のBBSなどで紹介したことがあるが、8公演セットになっており、「MY SEAT」会員というものに申し込むと、全公演同じ席で20%OFFで見られるという、クラシック音楽ファンにとっては嬉しい催しなのだが、バレエファンにとってはやや迷惑な公演なのである。
「MY SEAT」会員というのは、S席とA席のみで、4月17日(木)から通し券の受付がある。愛知県芸術劇場コンサートホールの良い席がほとんどこの会員で占められる。オペラ・バレエ等は、大ホールの、それに準じた席が割り当てられるので、1・2階の良い席はほとんど会員に割り当てられてしまい、バレエだけ見たい客にとっては、残った席の争奪戦になるというわけだ。その公演毎のチケット発売が5月24日なのだが、他の7公演も同じように発売され、シート会員でない人が申し込むため、なかなか電話が繋がらないという困った事態が起こる。
クラシック・ファンと言っても、音楽ファンの中にはバレエに興味のない人もいるのに、セットなのでバレエも見なければならない。中には、バレエのチケットだけ他人に譲る人もおり、私の知人などには、知り合いの会員の恩恵で、以前ものすごく良い席でボリショイバレエを見たことのある人もいる。
お互いにデメリットが多いのだから、バレエははずせばいいのに、と思うのだが、ほとんどが8公演中1公演くらいしかなく、昨年はキエフバレエが入っていたし、ボリショイバレエは大体いつもこれに含まれる。(レニ国は含まれない) 「名古屋の秋を彩る」という謳い文句がついているので、秋の来日が多いマリインスキーやボリショイは大体これに組み込まれてしまうし、逆に組み込まないと値段が高すぎるので採算が取れないのかもしれない。
前回の来日は5月だったので、結局名古屋公演は実現しなかった。(NBSを大いに恨めしく思ったものである。だからボリショイ側も今度はJAに変わったのだけど)
名古屋にはもう一つ、春に「名古屋国際音楽祭」という似たような催しがCBCテレビ事業主催であるのだが、こちらにはパリオぺラ座やロイヤルが入ることが多い。今年のパリオペ「ル・パルク」もこれである。ただ、こちらはバレエ公演だけチケット販売が別になっているので、音楽ファンとの競合はあまりない。ロイヤルは最近7月が多くなり、やはり名古屋に来てくれなくなってしまった。(これまたNBSの陰謀か?)
名古屋ではバレエ公演の招聘が1番多い中京テレビ事業なので、ボリショイだけ独自に招聘してくれると嬉しいんだけど。東京でも高い公演は売れ残るほどだから、難しいのかもしれないが。
ともかく、東京に先立ってボリショイが見られるのは嬉しいのだが。さすがにキャスト未発表だし、一体誰が踊ってくれるのだろう。
今まで、名古屋公演の主役男性は’99の「ジゼル」、2002年の「眠り」、とずっとウヴァーロフだった。私はこれでウヴァファンになったのだ。フィーリンはまず名古屋ではめったに見られない。’99にびわ湖で初めて見た。名古屋に来てくれたのは(多分)05の「メダリスト・ガラ」くらいだろう。万博の恩恵だった。(同じく万博の恩恵でEXPOホールにツィスカリーゼも来た) ああ、だからこそ「明るい小川」を見たかったのに〜 (涙。 とまだ、決定ではないのだけど、来てくれる可能性は限りなく低いようだ)
ちなみに、第26回名古屋クラシック・フェスティバルの他の演目:
*10/12(日) PM5:00〜
ソフィア国立歌劇場オペラ プッチーニ 「トゥーランドット」 全3幕
S¥22,000 A¥18,000 B¥13,000 C¥9,000 D¥6,000
(びわ湖ホールもこっちを呼んだ方が採算とれるのでは? でも大阪公演もあるのかな)
*10/19(日) PM5:00〜
ローザンヌ歌劇場オペラ ビゼー 「カルメン」 全4幕
S¥23,000 A¥19,000 B¥14,000 C¥10,000 D¥6,000
(ローザンヌにも歌劇場があったのね〜 初来日だそうだ)
*10/25(土) PM5:00〜
フランス・バロック管弦楽団 指揮:エルヴェ・ニケ
ヘンデル 「水上の音楽」 「王宮の花火の音楽」 他
S¥15,000 A¥12,000 B¥9,000 C¥6,000
*11/1(土) PM5:00〜
キエフ・オペラ プッチーニ 「マノン・レスコー」 全3幕
S¥17,000 A¥13,000 B¥9,000 C¥7,000 D¥5,000
(「マノン」のオペラがあるというのも初めて知った。やっぱり普通バレエよりオペラか)
*11/16(日) PM2:00〜
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:マリス・ヤンソンス
S¥23,000 A¥19,000 B¥14,000 C¥9,000
*11/21(金) PM6:45〜
イアン・ボストリッジ テノール・リサイタル ピアノ:ジュリアス・ドレイク (曲目未定)
S¥9,000 A ¥8,000 B¥7,000 C¥5,000
*11/24(月・祝) PM5:00〜
マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル
バッハ 無伴奏チェロ組曲 #1・3・5
ヴィヴァルディ チェロソナタ
S¥6,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥3,500
なかなか魅力的なライン・ナップではあるが、バレエで手一杯で、他を見る余裕がないわね。
やはり、ボリショイバレエは、今年の「第26回名古屋クラシック・フェスティバル」に含まれている。(HPにはまだ今年の分は載っていない)
11月26日(水) ボリショイ・バレエ 「白鳥の湖」 PM6:30〜
愛知県芸術劇場 大ホール
出演者:未定
料金: S¥20,000 A¥17,000 B¥12,000 C¥8,000
D¥6,000 学生¥3,000
公演別チケット発売日 5月24日(土) AM10:00〜
う〜ん、やはりSとAは東京公演と同じお値段なのね。高い〜 B以下はさすがに低めだが。
この「名古屋クラシック・フェスティバル」というのは、今までも余所様のBBSなどで紹介したことがあるが、8公演セットになっており、「MY SEAT」会員というものに申し込むと、全公演同じ席で20%OFFで見られるという、クラシック音楽ファンにとっては嬉しい催しなのだが、バレエファンにとってはやや迷惑な公演なのである。
「MY SEAT」会員というのは、S席とA席のみで、4月17日(木)から通し券の受付がある。愛知県芸術劇場コンサートホールの良い席がほとんどこの会員で占められる。オペラ・バレエ等は、大ホールの、それに準じた席が割り当てられるので、1・2階の良い席はほとんど会員に割り当てられてしまい、バレエだけ見たい客にとっては、残った席の争奪戦になるというわけだ。その公演毎のチケット発売が5月24日なのだが、他の7公演も同じように発売され、シート会員でない人が申し込むため、なかなか電話が繋がらないという困った事態が起こる。
クラシック・ファンと言っても、音楽ファンの中にはバレエに興味のない人もいるのに、セットなのでバレエも見なければならない。中には、バレエのチケットだけ他人に譲る人もおり、私の知人などには、知り合いの会員の恩恵で、以前ものすごく良い席でボリショイバレエを見たことのある人もいる。
お互いにデメリットが多いのだから、バレエははずせばいいのに、と思うのだが、ほとんどが8公演中1公演くらいしかなく、昨年はキエフバレエが入っていたし、ボリショイバレエは大体いつもこれに含まれる。(レニ国は含まれない) 「名古屋の秋を彩る」という謳い文句がついているので、秋の来日が多いマリインスキーやボリショイは大体これに組み込まれてしまうし、逆に組み込まないと値段が高すぎるので採算が取れないのかもしれない。
前回の来日は5月だったので、結局名古屋公演は実現しなかった。(NBSを大いに恨めしく思ったものである。だからボリショイ側も今度はJAに変わったのだけど)
名古屋にはもう一つ、春に「名古屋国際音楽祭」という似たような催しがCBCテレビ事業主催であるのだが、こちらにはパリオぺラ座やロイヤルが入ることが多い。今年のパリオペ「ル・パルク」もこれである。ただ、こちらはバレエ公演だけチケット販売が別になっているので、音楽ファンとの競合はあまりない。ロイヤルは最近7月が多くなり、やはり名古屋に来てくれなくなってしまった。(これまたNBSの陰謀か?)
名古屋ではバレエ公演の招聘が1番多い中京テレビ事業なので、ボリショイだけ独自に招聘してくれると嬉しいんだけど。東京でも高い公演は売れ残るほどだから、難しいのかもしれないが。
ともかく、東京に先立ってボリショイが見られるのは嬉しいのだが。さすがにキャスト未発表だし、一体誰が踊ってくれるのだろう。
今まで、名古屋公演の主役男性は’99の「ジゼル」、2002年の「眠り」、とずっとウヴァーロフだった。私はこれでウヴァファンになったのだ。フィーリンはまず名古屋ではめったに見られない。’99にびわ湖で初めて見た。名古屋に来てくれたのは(多分)05の「メダリスト・ガラ」くらいだろう。万博の恩恵だった。(同じく万博の恩恵でEXPOホールにツィスカリーゼも来た) ああ、だからこそ「明るい小川」を見たかったのに〜 (涙。 とまだ、決定ではないのだけど、来てくれる可能性は限りなく低いようだ)
ちなみに、第26回名古屋クラシック・フェスティバルの他の演目:
*10/12(日) PM5:00〜
ソフィア国立歌劇場オペラ プッチーニ 「トゥーランドット」 全3幕
S¥22,000 A¥18,000 B¥13,000 C¥9,000 D¥6,000
(びわ湖ホールもこっちを呼んだ方が採算とれるのでは? でも大阪公演もあるのかな)
*10/19(日) PM5:00〜
ローザンヌ歌劇場オペラ ビゼー 「カルメン」 全4幕
S¥23,000 A¥19,000 B¥14,000 C¥10,000 D¥6,000
(ローザンヌにも歌劇場があったのね〜 初来日だそうだ)
*10/25(土) PM5:00〜
フランス・バロック管弦楽団 指揮:エルヴェ・ニケ
ヘンデル 「水上の音楽」 「王宮の花火の音楽」 他
S¥15,000 A¥12,000 B¥9,000 C¥6,000
*11/1(土) PM5:00〜
キエフ・オペラ プッチーニ 「マノン・レスコー」 全3幕
S¥17,000 A¥13,000 B¥9,000 C¥7,000 D¥5,000
(「マノン」のオペラがあるというのも初めて知った。やっぱり普通バレエよりオペラか)
*11/16(日) PM2:00〜
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:マリス・ヤンソンス
S¥23,000 A¥19,000 B¥14,000 C¥9,000
*11/21(金) PM6:45〜
イアン・ボストリッジ テノール・リサイタル ピアノ:ジュリアス・ドレイク (曲目未定)
S¥9,000 A ¥8,000 B¥7,000 C¥5,000
*11/24(月・祝) PM5:00〜
マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル
バッハ 無伴奏チェロ組曲 #1・3・5
ヴィヴァルディ チェロソナタ
S¥6,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥3,500
なかなか魅力的なライン・ナップではあるが、バレエで手一杯で、他を見る余裕がないわね。
びわ湖ホールの危機 続報
びわ湖ホールを応援する会によると、今回の緊急署名活動により、滋賀県内は言うに及ばず、全国だけでなく海外からも署名が寄せられ、わずか12日間で26,000通以上に達したということである。17日(月)嘉田滋賀県知事に提出したそうで、活動報告からもその様子が見られる。
予想以上の反響に、私自身もだが、会の関係者も嬉しい驚き、といったところだ。
まだこれからどういう動きになるか、安心はできないかもしれないが、そもそも福祉予算を捻出するためとはいえ、劇場の予算を削減しなくても、他に財源はないのか?と言いたいところだが、公立の劇場で、オペラの自主公演の予算が億単位となると、様々な思惑が生まれるのもやむを得ないのかもしれない。
芸術面では、ダンス人口(私の造語?)より圧倒的に音楽人口の方が多いのだろうから、音楽愛好家の反応が大きかったのであろうけれど、ここは、本当に舞踊芸術に力を入れているので、例えば関東でも埼玉県の「彩の国さいたま芸術劇場」でしか見られないような公演もあったりで(ここは遠すぎて、私の所からはとても行けそうにないわ)、西日本のダンス公演の聖地のような所なのである。今後の芸術活動に支障のおきないことを願うばかりである。
署名活動にご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。
関連新聞記事:
*京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031700146&genre=A2&area=S00
*朝日新聞関西版
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200803170065.html
予想以上の反響に、私自身もだが、会の関係者も嬉しい驚き、といったところだ。
まだこれからどういう動きになるか、安心はできないかもしれないが、そもそも福祉予算を捻出するためとはいえ、劇場の予算を削減しなくても、他に財源はないのか?と言いたいところだが、公立の劇場で、オペラの自主公演の予算が億単位となると、様々な思惑が生まれるのもやむを得ないのかもしれない。
芸術面では、ダンス人口(私の造語?)より圧倒的に音楽人口の方が多いのだろうから、音楽愛好家の反応が大きかったのであろうけれど、ここは、本当に舞踊芸術に力を入れているので、例えば関東でも埼玉県の「彩の国さいたま芸術劇場」でしか見られないような公演もあったりで(ここは遠すぎて、私の所からはとても行けそうにないわ)、西日本のダンス公演の聖地のような所なのである。今後の芸術活動に支障のおきないことを願うばかりである。
署名活動にご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。
関連新聞記事:
*京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031700146&genre=A2&area=S00
*朝日新聞関西版
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200803170065.html
名古屋のバレエ公演2つ
中京テレビ事業からお知らせが来た。
*熊川哲也 K Ballet カンパニー 「白鳥の湖」
演出・再振付/熊川哲也
6/26(木) PM6:30開演
愛知県芸術劇場 大ホール
S¥18,000 A¥15,000 B¥10,000 C¥8,000
一般発売日 3月28日(金)
*ワガノワ・バレエ・アカデミー
『名作品集』 「パ・ド・カトル」 「白鳥の湖」より 四羽の白鳥
「くるみ割り人形」より 「パ・ド・トロワ」
『パキータ』
音楽:ミンクス 振付:プティパ
7/30(水) PM6:30開演
愛知県芸術劇場 大ホール
S¥11,000 A¥8,000 B¥6,000 C¥4,000 学生¥3,000
一般発売日 3月28日(金)
お問い合わせ・お申し込み:中京テレビ事業
052−957−3333
AM9:30〜PM5:30
*熊川哲也 K Ballet カンパニー 「白鳥の湖」
演出・再振付/熊川哲也
6/26(木) PM6:30開演
愛知県芸術劇場 大ホール
S¥18,000 A¥15,000 B¥10,000 C¥8,000
一般発売日 3月28日(金)
*ワガノワ・バレエ・アカデミー
『名作品集』 「パ・ド・カトル」 「白鳥の湖」より 四羽の白鳥
「くるみ割り人形」より 「パ・ド・トロワ」
『パキータ』
音楽:ミンクス 振付:プティパ
7/30(水) PM6:30開演
愛知県芸術劇場 大ホール
S¥11,000 A¥8,000 B¥6,000 C¥4,000 学生¥3,000
一般発売日 3月28日(金)
お問い合わせ・お申し込み:中京テレビ事業
052−957−3333
AM9:30〜PM5:30
野村万作・萬斎狂言公演@びわ湖ホール


3月8日(土) びわ湖ホール 中ホール 14:00〜
昨日の今日とてびわ湖ホールに行って来た。チケットは前から取ってあったのだけど。(オット孝行)
狂言は、大分前に名古屋に能楽堂ができた頃、何回か行ったことはあるが、ステージで見るのは初めて(かも)。
あの頃は和泉元彌氏が人気で、ややミーハー気分もあったが(笑)、普通能楽堂での公演だと、狂言は能の前に行われ、やや前座的な色合い、というと怒られるかもしれない。最初に狂言の見方や、独特の表現などの簡単なレクチャーもあって、おもしろく、親しみやすかった。能の方はどうも私の脳波とシンクロするのか、必ずと言っていいほど睡魔に襲われるので、(元彌人気の変化と平行して)チケット代が勿体なくてだんだん見なくなってしまったのだ。
プログラム:
*枕(解説)
*独・素狂言 野村 萬斎
萬斎さんは、映画「陰陽師」でしか見たことがなかった。が、彼はここ10年近くもこのびわ湖ホールで公演を行っていたのだそうだ。能楽堂とは違った「劇場バージョン」で、普通にはない照明や背景、音響もある。
やはりステージなので、中央に出た板敷き部分と、両側奥に廊下のようになった渡りの部分は能楽堂と同じだが(正確に言うと、能楽堂には右側に渡り廊下はない)、松もないし、後は4枚の無地の襖になっている。その上に「びわ湖狂言」の額、さらに上の方には紅白の提灯が交互に並び、寄席のような雰囲気である。
右側に演目を書いた「めくり」があり、黒子ならぬ後見役がしずしずと出てきて、1枚目をめくりあげると、「枕(解説) 独・素狂言」の文字。このあたりが寄席とは違って、整然とした動きで品がある。
萬斎さんが黒紋付きに縞の袴姿で登場して、真ん中に座る。本当にまるで今から落語が始まるかのようだ。で、今日の公演についての解説が行われる。
狂言は、とてもおもしろく笑いを誘う芸術であるが、その演目が発展して落語になったものもあるそうだ。今日の演目「鏡男」は「松山鏡」、「骨皮」は「金明竹」という落語になっているそうだが、どちらも聞いたことはない。落語つながりで、NHKの「ちりとてちん」等の話を交えながら、本当に高座の枕のような話が続く。萬斎さんは声が低いので、雰囲気はやはり狂言だが。
その中でやはり、今回の件に触れ、「びわ湖ホール、えらいことになっていますね〜」と、ひとしきりあった。彼は毎年この公演を続けており、来年で10周年なので、ホールが休館してしまったら彼だって困るのだ。劇場で配られた小さなプログラムにも(こういうものを作ってくれるのも、このホールの良い所。もちろん無料)来年の公演の予定まで印刷されている。(2009年3月28日(土)昼・夜《予定》)
今回劇場で配られたチラシ袋の中に、署名運動の用紙も入っていたので、もちろん、オットと二人分署名して即、提出してきた。PCからプリントアウトした分は、職場に持って行って署名を集めようと思う。昨日(7日)の夜公演でも、270通ほども署名が集まったそうだ。中ホールは定員約800名。入口に「完売御礼」の文字が出ていたので、見た人全員が署名してくれたら大した量になると思うのだが。(1枚につき5名まで書ける)
話が戻るが、狂言は他の演劇などと違い、出演者は自分の分だけでなく、全員分の台詞を覚えなければならないそうだ。1演目あたりの時間が短いから、何とかなるのだろう。昔から決まったものだけだから一度覚えれば何度も使えるだろうし。それなので、二人の台詞を一人で喋ることも可能、というわけで、動きをつけずに一人で座って台詞を喋れば、即ち落語になる、というわけである。
というわけで、次の「独・素狂言」というのは、一人で行う落語のようなものである。そういう名前は昔からあるわけではなく、この公演のために考え出したものだそうだ。なので、何の演目を演じるかは、当日のお楽しみ、ということで、今日の演目は「柑子(こうじ)」。
例によって、太郎冠者が、もらった柑子3個を主人に隠れて皆食べてしまい、その言い訳を色々するところが落語的でおもしろいのだが、やはり言葉は狂言で使われるものだし、狂言調の言い回しで、ややわかりにくいところもあった。
その後、舞台の提灯と額が上に上がって行き、4枚の襖も横に開くかと思ったら上に上がって、「鏡男」が始まる。
*狂言「鏡男」 夫: 野村万之介 鏡売り: 高野 和憲
妻: 石田 幸雄
後見: 深田 博治
都に出かけた男が、土産に高価な鏡を買い求め、帰宅する。珍しいものなので、さぞかし喜ぶだろうと思い、妻に渡したところ、それを覗いた妻は、中に女がいると思い込み、腹を立てる。というのが簡単なストーリー。自分の顔を見たことのない時代の女性が、鏡を見て、中に写っている女性が自分自身だとは気づかないのも無理はない。 鏡にはカメラが仕込んであり、写ったものが後の襖のなくなった背景に映し出される。女装した男性の顔のアップなので、ちょっとぞっとしないが、(笑) リアルな感じが、この狂言ならでは、である。妻に怒られ、身に覚えがないのに謝りながら退散していく夫の姿が可笑しかった。
(休憩20分)
*狂言「骨皮」 新発意(しんぼち): 野村 萬斎
住持(じゅうじ): 野村 万作
檀家: 竹山 悠樹 月崎 晴夫
深田 博治
後見: 岡 聡史
ある寺の年取った住持(住職の意)が、隠居して新発意(弟子)に職を譲る。住持は、新発意に、住持の心得として、檀那(檀家)さんの扱いが最も大事だと教える。にわか雨が降ってきたので、一人の檀家が寺にやって来て、傘を貸してほしいと頼む。新発意は、檀家を大事にしなければならないと思い、老僧秘蔵の立派な傘を貸す。それを住持に報告すると、住持はとんでもないことだと言い、檀家には「傘は住持がさして出かけたところ、突風が吹いてきて、骨と皮に吹き破れてバラバラになってしまったので、天井裏にあげておきました、と断れ」と教える。
次にまた別の檀家がやって来て、旅に出かけるのに馬を貸してほしい、と頼む。新発意は、住持に言われた通り、「馬は住持がさして出かけたところ、突風が吹いてきて、骨と皮がバラバラになってしまったので、天井裏にあげておきました」と言い、檀家は驚いて帰る。住持は呆れて、「馬の場合は、駄狂いをして腰が抜けたので厩の隅につないである、と言って断れ」と言う。
更にまた別の檀家が来て、住持と新発意を食事に招待する。新発意は、またまた住持に言われた通り、「老僧は、駄狂いをして腰が抜けたので厩の隅につないであります」と答える。
ちなみに、「駄狂い」には「積み荷を嫌がり暴れる」という意味と「発情して暴れる」の意味があるそうだ。というわけで、狂言では滅多にない色っぽいオチまでついて終わる。
全体で休憩を含めて1時間40分ほどであったので、あっという間に終わってしまったが、とてもおもしろくて大笑いしてしまった。来年もまた来たいな。そのためにも、びわ湖ホールが存続してほしいものである。

ホール前のテラス。左側の奥はフレンチレストラン「オペラ」。

そこで食べたランチのデザート。アイスクリームが濃厚で美味だった。
ショック! フィーリンが〜、びわ湖ホールが〜
昨日はFAXもサクサク送れたし、記事も珍しくさっさとアップしてるんるん気分だったのに、ショックなニュースが二つもあり、地獄へまっさかさま気分に変わった。
フィーリンが、モスクワ音楽劇場(ダンチェンコ)の芸術監督になるそうだ。ということは、この秋の来日公演にはもう彼は参加しない可能性が高いのでは... まだハッキリしない点もあるとはいえ、例えば日本でのガラ公演などにゲスト出演するならともかく、ボリショイの引越公演に来るとは思えない。それどころか、いつまで踊るのかも。それでなくともロシアではダンサーは38才で年金がもらえるようになるという話だし。(あぁ、フィーリン、あなたもか....)
「明るい小川」が、一気に「絶望の淵」に。もう日本のファンには彼のポワント姿は見られないのだろうか? せっかくハリキッてチケット取ったのにぃ〜 JA(ノーキョーではない)の罠にハマッた気分だ。
そして、追い打ちをかけるようにびわ湖ホール危機のニュースが。
mixi 始め、ブログなどで知ったのだが、京都新聞の記事によると、
滋賀県議会では、新年度一般会計予算案を「福祉が不十分で承認できない」として、一部修正する案を3月下旬の予算特別委員会に提出するそうだ。
関係者によると、修正案は、乳幼児などの福祉医療費約4億円を増額し、その財源として、びわ湖ホール(大津市)を約半年間休館し、その間に民間会社も含めた管理者を公募して自主運営費を削減することなどを検討している、ということだ。
この修正案は今月19日の特別委員会に提出され、もし可決されると、24日の最終本議会で採決ということになるそうだ。 このような案が通れば、びわ湖ホールでは公演が不可能になってしまう。さらに、今回は否決されたとしても、来年、再来年、 また同じような意見が出ることも考えられる。
そこで、急遽「びわ湖ホールを応援する会」が結成され、署名活動を始めることになったそうだ。
びわ湖ホールを応援する会 署名サイト
http://biwako.e-message.jp/
この運動には、以前びわ湖ホールのサポーターで、私もお世話になったことがあるNaggyさんも賛同され、ブログで協力を呼びかけておられる。彼女の文の方が わかりやすく、事態が把握しやすいので是非読んでほしい。私も微力ながら協力させていただきたいと思う。早速署名用紙をダウンロードしてプリントアウトした。私の職場には結構文化的な人が多いので、いくらかは集まると思う。緊急を要するので(15日までに送付)できるだけここを見ている方にも協力して頂けたら嬉しい。
びわ湖ホールは、美しいだけでなく、特にバレエ公演には力を入れている日本には数少ないホールの一つだと思う。オペラ向きの4面舞台を持ち、音響もよく、大き過ぎず小さ過ぎず見やすい。扱う公演も、ピナ・バウシュやNDT、インバルピント、プレルジョカージュ、ローザスなどの実験的なものから、クラシックの代表格マリインスキー、ボリショイ、ABT、パリオペ、キエフ等の公演を数多く行ってきた。名古屋に来ないABTを始め、どれほど多くの公演を見に名神を走ったことか。今年のボリショイは「明るい小川」を予定しているのだ。(あ〜、フィーリーン!涙)
しかもここは、ほとんどの公演が休日マチネで、やや遠隔地の私にも日帰り可能というか、むしろ泊まる方がありえない。(本当は素晴らしいびわ湖ホテルや大津プリンスにも泊まりたいのだが)
そして、料金設定もリーズナブルなのである。それも全て、今までのホールの努力の賜物だと思う。
付け加えると、ここの劇場スタッフは、対応がとても素晴らしい。チケットを買う時も、問い合わせなどでも、イヤな思いをしたことが一度もないどころか、いつも親切、丁寧である。
こんな素晴らしいホールが休館になり、しかも民間の手が入ったらどうなることか。文化的活動だって、ある意味福祉の一環だと思う。どうか、芸術・文化を愛する心が行政にも反映されてほしいものだ。
補足だが、大阪では2つのホールが閉館の予定だそうだ。尤も、リニューアルしていずれ大きな劇場になるそうなのだが、それまでしばらくは不自由な期間が続くだろう。日本の(特に最近の)バレエ事情は、首都圏に一局集中の感が強いが、関西方面から上京するのは本当に大変だ。時間的にも経済的にも。最終の大阪行き新幹線は21:20東京発ののぞみ163号。平日ソワレの公演で、夜9時頃に終わるものなど皆無に等しい。宿泊しなければ無理だろう。名古屋ならまだ最終22:00のひかりがあるのは有難い。そういう意味でも、関西のバレエを招聘できる劇場を保持してもらいたい。
フィーリンが、モスクワ音楽劇場(ダンチェンコ)の芸術監督になるそうだ。ということは、この秋の来日公演にはもう彼は参加しない可能性が高いのでは... まだハッキリしない点もあるとはいえ、例えば日本でのガラ公演などにゲスト出演するならともかく、ボリショイの引越公演に来るとは思えない。それどころか、いつまで踊るのかも。それでなくともロシアではダンサーは38才で年金がもらえるようになるという話だし。(あぁ、フィーリン、あなたもか....)
「明るい小川」が、一気に「絶望の淵」に。もう日本のファンには彼のポワント姿は見られないのだろうか? せっかくハリキッてチケット取ったのにぃ〜 JA(ノーキョーではない)の罠にハマッた気分だ。
そして、追い打ちをかけるようにびわ湖ホール危機のニュースが。
mixi 始め、ブログなどで知ったのだが、京都新聞の記事によると、
滋賀県議会では、新年度一般会計予算案を「福祉が不十分で承認できない」として、一部修正する案を3月下旬の予算特別委員会に提出するそうだ。
関係者によると、修正案は、乳幼児などの福祉医療費約4億円を増額し、その財源として、びわ湖ホール(大津市)を約半年間休館し、その間に民間会社も含めた管理者を公募して自主運営費を削減することなどを検討している、ということだ。
この修正案は今月19日の特別委員会に提出され、もし可決されると、24日の最終本議会で採決ということになるそうだ。 このような案が通れば、びわ湖ホールでは公演が不可能になってしまう。さらに、今回は否決されたとしても、来年、再来年、 また同じような意見が出ることも考えられる。
そこで、急遽「びわ湖ホールを応援する会」が結成され、署名活動を始めることになったそうだ。
びわ湖ホールを応援する会 署名サイト
http://biwako.e-message.jp/
この運動には、以前びわ湖ホールのサポーターで、私もお世話になったことがあるNaggyさんも賛同され、ブログで協力を呼びかけておられる。彼女の文の方が わかりやすく、事態が把握しやすいので是非読んでほしい。私も微力ながら協力させていただきたいと思う。早速署名用紙をダウンロードしてプリントアウトした。私の職場には結構文化的な人が多いので、いくらかは集まると思う。緊急を要するので(15日までに送付)できるだけここを見ている方にも協力して頂けたら嬉しい。
びわ湖ホールは、美しいだけでなく、特にバレエ公演には力を入れている日本には数少ないホールの一つだと思う。オペラ向きの4面舞台を持ち、音響もよく、大き過ぎず小さ過ぎず見やすい。扱う公演も、ピナ・バウシュやNDT、インバルピント、プレルジョカージュ、ローザスなどの実験的なものから、クラシックの代表格マリインスキー、ボリショイ、ABT、パリオペ、キエフ等の公演を数多く行ってきた。名古屋に来ないABTを始め、どれほど多くの公演を見に名神を走ったことか。今年のボリショイは「明るい小川」を予定しているのだ。(あ〜、フィーリーン!涙)
しかもここは、ほとんどの公演が休日マチネで、やや遠隔地の私にも日帰り可能というか、むしろ泊まる方がありえない。(本当は素晴らしいびわ湖ホテルや大津プリンスにも泊まりたいのだが)
そして、料金設定もリーズナブルなのである。それも全て、今までのホールの努力の賜物だと思う。
付け加えると、ここの劇場スタッフは、対応がとても素晴らしい。チケットを買う時も、問い合わせなどでも、イヤな思いをしたことが一度もないどころか、いつも親切、丁寧である。
こんな素晴らしいホールが休館になり、しかも民間の手が入ったらどうなることか。文化的活動だって、ある意味福祉の一環だと思う。どうか、芸術・文化を愛する心が行政にも反映されてほしいものだ。
補足だが、大阪では2つのホールが閉館の予定だそうだ。尤も、リニューアルしていずれ大きな劇場になるそうなのだが、それまでしばらくは不自由な期間が続くだろう。日本の(特に最近の)バレエ事情は、首都圏に一局集中の感が強いが、関西方面から上京するのは本当に大変だ。時間的にも経済的にも。最終の大阪行き新幹線は21:20東京発ののぞみ163号。平日ソワレの公演で、夜9時頃に終わるものなど皆無に等しい。宿泊しなければ無理だろう。名古屋ならまだ最終22:00のひかりがあるのは有難い。そういう意味でも、関西のバレエを招聘できる劇場を保持してもらいたい。
ワガノワ・バレエ・アカデミー 創立270周年記念日本公演 in 愛知
今日、他の公演を検索していて偶然見つけた。
名古屋公演もきっとあるはずだと思っていたが、愛知芸術文化センターのサイト(イベント一覧)に出ていた。
日時: 2008/07/30(水) 18:30〜
会場: 愛知県芸術劇場 大ホール
出演: ワガノワ・バレエ・アカデミー
(芸術監督:アルティナイ・アスィルムラートワ)
演目・曲目 名作作品集、パキータ
(音楽:ミンクス 振付:プティパ)
問合せ先 中京テレビ事業 052-957-3333
料金(前売) S ¥11,000 A ¥8,000 B ¥6,000 C ¥4,000 学生 ¥3,000
学生券は往復はがきにて要申込。詳しくは問合せ先まで。
う〜ん、やはり学生とはいえ、結構なお値段なのね〜
それにしても、創立270周年ですか。 世界一古いのはやはりパリ・オペラ座バレエ学校かしら。
7月は大変なことになっているな〜 「ルジマトフのすべて」、 ロイヤル「シルヴィア」「眠り」、ABT「ガラ」「海賊」「白鳥」と、これにワガノワまで行ったら破産かも。さらに名古屋でも、小澤征爾最後とか言われているオペレッタ「こうもり」が24日にあるが、ABTと重なっていることがわかり、諦める口実になった。
でも、アクトシティ浜松でもあるし、びわ湖ホールでもあるらしい。ううう...未練が〜
「ルジすべ2008」と言えば、光藍社のHPがリニューアルし、本日web先行予約と出ていた。何となくレニ国のHPに似ているが、レニ国のサイトも下に光藍社のロゴが出ているし、同じデザイナーが作っているみたい。DMの方が大体良い席なんだけど、DM会員はサイトにある申込み用紙をプリントアウトしてFAXで送れば可、とあったので、迷わず送ってしまったが、大丈夫よね。いつものFAX申込み用紙と同じ仕様だったし。我が家はDMが来るのが遅いことがあるので、これでOKならひと安心なんだけど。
(前回の「バヤデルカ」「ドンキ」は、席が良くなくて、ルジさんじゃなかったから我慢したのだけど)
名古屋公演もきっとあるはずだと思っていたが、愛知芸術文化センターのサイト(イベント一覧)に出ていた。
日時: 2008/07/30(水) 18:30〜
会場: 愛知県芸術劇場 大ホール
出演: ワガノワ・バレエ・アカデミー
(芸術監督:アルティナイ・アスィルムラートワ)
演目・曲目 名作作品集、パキータ
(音楽:ミンクス 振付:プティパ)
問合せ先 中京テレビ事業 052-957-3333
料金(前売) S ¥11,000 A ¥8,000 B ¥6,000 C ¥4,000 学生 ¥3,000
学生券は往復はがきにて要申込。詳しくは問合せ先まで。
う〜ん、やはり学生とはいえ、結構なお値段なのね〜
それにしても、創立270周年ですか。 世界一古いのはやはりパリ・オペラ座バレエ学校かしら。
7月は大変なことになっているな〜 「ルジマトフのすべて」、 ロイヤル「シルヴィア」「眠り」、ABT「ガラ」「海賊」「白鳥」と、これにワガノワまで行ったら破産かも。さらに名古屋でも、小澤征爾最後とか言われているオペレッタ「こうもり」が24日にあるが、ABTと重なっていることがわかり、諦める口実になった。
でも、アクトシティ浜松でもあるし、びわ湖ホールでもあるらしい。ううう...未練が〜
「ルジすべ2008」と言えば、光藍社のHPがリニューアルし、本日web先行予約と出ていた。何となくレニ国のHPに似ているが、レニ国のサイトも下に光藍社のロゴが出ているし、同じデザイナーが作っているみたい。DMの方が大体良い席なんだけど、DM会員はサイトにある申込み用紙をプリントアウトしてFAXで送れば可、とあったので、迷わず送ってしまったが、大丈夫よね。いつものFAX申込み用紙と同じ仕様だったし。我が家はDMが来るのが遅いことがあるので、これでOKならひと安心なんだけど。
(前回の「バヤデルカ」「ドンキ」は、席が良くなくて、ルジさんじゃなかったから我慢したのだけど)
コルプ in 'high fashion'

またまた雑誌「high fashion」にダンサー起用。今度は話題のイーゴリ・コルプと聞いて早く見たかったのだが週末から出かけていてやっと今日書店に。今回の表紙は他のファッション誌に埋もれて見つけにくかった。
う〜ん、今度はたった2ページだし、モノクロ。「グレーのシルクシャツ、ブラウンのシルクパンツ、シャツと同素材のタイ、ライトグレーのパテントレザーのデッキ・シューズ」という記述から色を想像するしかない。ランバンの実物商品を見る機会もなさそうだし。でもランバンを着たコルプは素敵。そこらのモデルより存在感があると思うのは単に私がバレエ・ファンだからだろうか。普通の人から見たらどう見えるのか、知りたいような。写真もそれ自体としてはモノクロで十分素敵だと思うが。
もう一枚はお手頃な感じのミハラヤスヒロの白のコットンシャツと黒のコットンのパンツ。こちらはモノクロでそのままなのだろう。DDDのルジさんのインタビュアーと同じ桜井多佳子さんの文による紹介記事からも、タイトル通り「パーソナリティを感じさせるバレエダンサー」のコルプが感じ取られる。
が、この雑誌を買っても、この記事を書いていても、ルジさんの時ほどモーチベーションが上がらない自分が自覚できすぎるのが淋しいな〜(笑)
思わず(奇しくもちょうど1年前)去年の4月号のhigh fashionを取り出して見てしまった。あ〜、素敵!でも切ない。(バカだ〜) やっぱりこれは永久保存版だ。2冊買っておけばよかった。(なんて、言っても詮ないことを)
ダンサーつながりで上野水香の写真もある。こっちは4ページも。彼女に関しては何も言う気はないが、ひとこと、このヘアスタイルはどうなのよ。(仮にもこの雑誌に写真を出すからには...以下自粛。というか、スタイリストがいるはずだから彼女の責任ではないはずなのだが)
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