Kバレエ「海賊」

Le Corsaire

5月29日(火) 18:30〜
愛知県芸術劇場 大ホール
出演
メドーラ: 康村和恵
コンラッド:スチュアート・キャシディ
アリ:   アレクサンドル・ブーベル
グルナーラ:荒井祐子
ランケデム:宮尾俊太郎
ビルバント:ドゥー・ハイ
サイード・パシャ:イアン・ウエッブ
物乞い:小林絹恵、小林由明
パ・ド・トロワ:第1ヴァリ:東野泰子
        第2ヴァリ:樋口ゆり
        第3ヴァリ:長田佳世

まず会場はキャンセルが多かったのか、結構空席が目立った。いつもKバレエの公演はほとんど完売で満席なのだが、2階の最前列などの特等席も空いていて、私と同じ列に座っていた女性が、始まる直前に何人もの人の前を通って自分の席から出て行き、空いている座席に移ったので顰蹙を買っていた。東文と違って芸文の係員はチケットの提示を求めたりしないし。

指揮は、バレエ音楽の第一人者と言われる福田一雄氏。まだお元気でやってらしたのね、と思った。(Kバレエの時って、いつもこの人だったかしらん?)
(高くて立派な)プログラムの解説によると、今回熊川氏は、音楽を一から構築しなおしたとのことで、玉大芸術学部の野本准教授はとても褒めていたが、なんだかお馴染みの「海賊」の音楽のいくつかを、全く知らない曲が縁取っているという感じで、とっても違和感があった。確かに、バレエ「海賊」の作曲家は、アダン始めドリーブ、プーニ、ドリゴ等5人もいて、たいてい「音楽 アドルフ・アダンほか」と表示される場合が多いが、マリインスキー始め、レニ国、ABTでも同じ曲を使用しているのに、聞いたこともない曲が半分近くもあると、どうも落ち着かない。ここ数年ほとんど毎年のようにレニ国の「海賊」を観ている私には、新鮮というよりは、何だかそれだけでもう、別の演目のような気がして、次回はいいわ、という気になってしまう。

と、最初からそう書いてしまっては身も蓋もないということになるが、序曲からして知らない曲で始まった。幕が開くとまず、海図が描かれた内幕がある。例によって照明が当たって内側のダンサーが見える。10人くらいの海賊の男達が固まって並び、Kバレエ「海賊」の宣伝時の映像と重なる。彼らはどこか行き先を見定めたようだ。

照明が消えて再び内幕だけになり、音楽がお馴染みの「海賊」のオープニングの曲になり、いよいよ始まるのね、といういつものワクワク感をそそる。再度照明がつき、プロローグ。布の動きで大海原を表し、下手に船が見える。結構立派な船だが、乗っているのが海賊に見えない、と思ったら、さらに下手から海賊船が現れて並び、略奪行為を始めた。2隻も船を作るなんて、スゴイ! 最初の船はカーテンの向こう側に半分ほど出ているだけなので片ペラだけかもしれないが、それにしても見たことないほど豪華。さすがセットにお金をかけるKバレエだ。海賊船も豪華で、(ちょっと丸っこいのが気にはなるが)センターに進み、仕事の上首尾を祝って男達が喜び合っていると、突然雷鳴が起こり、嵐になる。大嵐らしく、船は揺れ、マストが折れ、海賊達も何人か船から投げ出される。前奏曲が終わり、照明も消える。

いや〜、何だか本当に海賊っぽい。ちょうど映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」も始まったし、イメージも今までの「青」ではなく、ギリシアの砂、中近東の埃、錆びた赤土の色だそうで、チラシと同じセピア色を感じるのも「パイレーツ」のイメージと重なっている。前奏曲も結構長いので、従来のようにただ難破しかけた海賊船が波間に漂っているだけだと、同じシーンが長く続き、間がもたない感じがあるが、これだけのものをやってくれるだけ十分時間があったのだ。

内幕が上がり、第1幕第1場。嵐のおさまった後の海岸シーン。海賊船は難破して旗もボロボロ。海賊達が海辺に打ち上げられ、気を失っている。アリがまず息を吹き返し、立ち上がる。続いてビルバントも。このドゥー・ハイという人は、長い黒髪で衣装も黒い。顔もなかなかの面構えで、海賊の風貌に合っている。スリムで若そうなので、ややチンピラぽいが、東洋系なのかしらん。(名前からいってモンゴル系?)日本人のヤンキー兄ちゃんみたいな雰囲気。
ブーベル@アリは小柄で、コロコロした感じで、年齢よりもぐんと若く見え、まるで少年のようだ。後で並んだら熊川氏より小さかった。

二人は重症らしいコンラッドを抱えて、下手に引っ込む。そこにギリシアの娘達登場。水瓶を持ってきたのが、ちゃんと後のシーンの伏線になっている。でも、衣装が、スカートの下にパンツのような、なんとなくアジアンな雰囲気で、ここはどこ〜? 踊りも何だか、振りがタイのような、バリ島のような。娘達の衣装は白に近い薄い水色で、グルナーラの荒井さんは同じデザインでピンク。後からやってきたメドーラの康村さんはブルー。この色の関係はデザインが変わっても最後まで同じなので、二人のダンサーを見慣れない人にも見分けがついてわかりやすい。

しかし、この版の設定では、二人は姉妹ということで、どちらも雰囲気は似ているのでよいのだが、姉がメドーラかと思ったらグルナーラで、メドーラは妹。雰囲気的に荒井さんの方が妹のような。他のサイトでも、他のキャストでも同じような感想が多かったので、メドーラを姉とした方がスッキリするのではないかと思った。姉妹にしたのはあくまで熊川氏のアイデアらしいのだが。妹の方が背が高いというのは世間ではよくあることだけど。

定番の音楽の踊りでは、従来の振付に近い踊りだった。康村さんの踊りは伸びやかで、弾力性もあり、なかなかよかった。しかし、この人は本当に細い。見事なほど余分なお肉がついていない。踊り始めのせいか、ちょっと回転系がフラついていたかな? 荒井さんの踊りは安定していてとってもいいし、とても可愛いのでグルナーラのイメージに合っている。(あくまで私の中の、メドーラの方がお姉さんぽいマールイやマリインスキー版でのイメージだけど)

そこへアリが下手から現われ娘達に救助を求める。娘達は水瓶の水をコンラッドに与える。コンラッドは自分を介抱してくれた美しいメドーラに一目惚れ。キャシディ@コンラッドは以前より少しスリムになったような? そうするうちに、奴隷商人ランケデムと手下達が現れる。当時は海賊は見つけ次第殺してもよかったそうだが、彼らは海賊には目もくれず、娘達を捕らえてさらっていく。縄でひとくくりにするのがリアル。今までのは縄も形式的に、象徴的に使われていたが、夢物語より現実を追求するKバレエの演出はリアリティに溢れている。

内幕が上がって第1幕2場は奴隷市場。金持ちだけが秘かに集まる市場だそうで、支柱の間には幕が張られ、天井からは色や形も様々な美しいランプが下がっている。客のための大きなクッション椅子や、背もたれの枕もある。物乞いの二人がセンターでアクロバティックなダンスを踊る。金持ち達に混じって、冨と権力を手にしたトルコ総督、サイード・パシャもやって来て大きな椅子に寝ころぶ。

ランケデムは、ギリシアの海岸でとらえた娘達を売りつけようとする。ベールをかぶったグルナーラとのパ・ド・ドゥは他のバージョンと大体同じ。が、グルナーラのヴァリエーションはなぜか、エスメラルダのヴァリだった。タンバリンを持っていないので、もちろん振付は違うと思うが、この音楽で踊るグルナーラは何だか違和感ありすぎ。荒井さんは最初とは違う衣装だが色はピンク。ランケデムの宮尾さんは、背が高く、赤い衣裳を着て、ビルバントとちょっと似た雰囲気だが、背はキャストの中で一番高い。踊りは、mmm、ランケデムと言えば、マラーホフ、ザクリンスキー、ファジェーエフ、マトヴィエンコなど、名だたるロシア人ダンサーのを見てしまっているので、健闘していた、とだけ言っておこう。物乞い達が、盆を差し出すと、金持ち達が金袋を載せるが、パシャは、比べものにならないほどの大きな袋を二つも差し出して、グルナーラを買い取る。

そこへ金持ちに変装した海賊達が現れる。
続いてランケデムがメドーラを売り込む。その美しさに、またもやパシャは大金で買おうとするが、コンラッド達が張り合おうとする。しかし、金額でパシャに勝てるわけがない。メドーラを連れ去ろうとするところで正体を現した海賊達は、いつのまにか加勢も現れ、メドーラ始め娘達を奪って逃げていく。ランケデムもビルバントらに連れ去られる。

この場面は大体既成の版と同じだが、大きく違うのはアルジェリアやパレスチナの踊りがないところ。多分、Kバレエは女性ダンサーの数が足りないのだろう。「白鳥」のコールドは覚えていないが、「ジゼル」もウィリーの数が1列分少なくて貧相な感じだった。もう少しダンサーを雇っては?と思ってしまう。
ここでインターミッション。
                   -----to be continued-----

H・アール・カオス公演

DropDeadChaos

「Drop Dead Chaos」
5月27日(日) 15:00〜
世田谷パブリック・シアター 
構成・演出・振付:大島早紀子
出演:白河直子、新上裕也、群青
    木戸紫乃、小林史佳、斉木香里、長内裕美、横山博子

白河さんのダンスは今まで結構見る機会があったが、カオスの公演はまだ2回目。やはり彼女の踊りは、カオスでの公演、つまり大島早紀子さん演出・振付の舞台でこそ、よりその真価を発揮するのかもしれない、とつくづく思った。

カオスを初めて見たのは、名古屋での2002年「カルミナ・ブラーナ」だった。オペラ歌手の歌もあり、生のオーケストラでよい音楽をバックに見られたせいもあるのだろうが、とても洗練され、完成された舞台で、コンテンポラリーやや苦手な私もすごく感動できた。中でもセンターで踊っていた白河さんは、他のダンサーとは一線を画す素晴らしさで魅了された。
その後、名古屋には愛知芸文センターのダンスオペラ等で何度か客演してくれた。中でも一昨年の「UZME」で、ルジマトフと共演してくれた時は、やはりこういうダンスは、日本の女性ダンサーでは彼女をおいて他に踊れる人はいないのだろうな、と感じていた。
2月の「ダフネ」も素晴らしかったそうだが見られなかったので、今回の公演に行ってみたのだった。

世田谷パブリックシアターはまだ新しい感じだが、こじんまりしていて半円形に近い形。黒いパイプ状の手摺りなどがあり、モダンで機能的で洗練された感じがカオスの公演にピッタリな雰囲気だった。傾斜は結構あって、見やすい劇場だと思う。観客はやはり、クラシックバレエの公演よりは若い客層が多いようだが、結構年配の方もチラホラ。遅れて来た人が入った時、騒音に閉口したが、1幕しかないのでしかたない。

幕が上がると、中にある紗幕上の黒い放射状の太い線がまるでクモの巣のよう。前の日に「スパイダーマン3」を見ていたのでよけいにそう見えてしまったのかも。(笑) ステージの後側には金属パイプがあちこち斜めに吊られていて(突き出している?)、紗幕の斜線と相まって一種独特な雰囲気を出している。
ステージ上には三角形のシートが敷かれ、その下は黒っぽい、ガラスのような面で、上にあるものを反射している。三角形の縁には小さな円柱のライトのようなものが並び、そういえば「カルミナ・ブラーナ」の時もあったな、と思い出した。ダンサーがこれに全く触れたりつまずいたりしないのも印象的だった。(あたりまえなのだが)

舞台の後方上部には左右からワイヤーで吊られたダンサーが三人。下は黒の太めのパンツで、グッタリしているように見えたかと思うと時折忘れた頃に回転したり踊ったりする。こんな状態でのダンスは見かけよりもずっと苦しいのでは、と思える。

その下の三角形の中央にうずくまっていたダンサーが白河さん。踊り始めると動きがだんだん激しくなる。黒いレオタードのようなものを着ているが上半身はネット状に透けている。音楽は、コンテに多い機械音ぽい音かと思うと、オペラ歌手のような歌声が入ったり、不思議な曲だ。一部クラシックなのかもしれないが、曲名はわからない。

そこに男性ダンサーが登場する。ほとんど予備知識を持たずに見に行ったため、後で気がついたのだが、新上裕也さんだった。前「UZME」で見た時より、髪も長くなり、もっとガッシリしているように見えたし、舞台も暗いためわからなかったのだ。カオスに男性ダンサーっていたっけ?なんて間抜けなことはどうでもよくなるような二人のダンスに引き込まれていったが、この二人ならよく共演しているし、パートナーシップ(コンテでもそういうのかどうか知らないが)が素晴らしいのも道理だ。気づかなかったのは、笠井さんの振付とは全く異なる演出のせいかもしれないが、舞台のたびに全く違う顔を見せてくれるのもダンサーの大切な要素だ。

やがて白河さんはチラシと同じ白いドレス姿で登場する。腰のあたりにバッスルスタイルとは違うが、ドレープされた布に結ばれて、黒い髪の毛とも布ともつかないような帯状のものも付いている不思議なドレス(遠目だったのでよくわからなかった)。吊り下がっていた女性達も降りてきて、似たような、しかしもっとシンプルな白いロングドレス姿で現れる。舞台の雰囲気が変わってしばし静謐な空気が流れる。いつのまにか紗幕も上がっていた。

その中で、度肝を抜かれたのが、ブレイクダンサーの群青さんという人。そんなに色々ブレイクダンスを見ているわけではないが、ブレイクダンスでこんなのあり??と思うような凄いパフォーマンスを見せてくれた。激しいのではない。全く逆で、ヘッドスピンなのに柔らかく回って、ほとんど体重を感じさせないのだ。もちろん高速回転で、なのにまるで浮遊しているような印象を与える。クラシックダンサーが足音をたてないために柔らかく着地するのに似て、きっと肩や腕の筋肉の強靱さが尋常ではないのだろうなと思う。とにかく、あんなスピンは初めて見た。映画の「ステップ・アップ」なんて目じゃない。そういう動きが舞台全体と違和感がないのもおもしろい。普通にブレイクダンスなどやったら水と油のように反撥しそうなのがそうでないのは、この人の信じられない程の、衝撃を吸収して踊るその柔らかさのせいなのだろう。

終盤、再び女性達がワイヤーに吊られ、下ではバレエのレッスン・バーのようなものが並べられ、それに絡まって他の女性ダンサー達と白河さんが踊る。皆、黒い透けるレオタード姿で、ちょっと妖しい雰囲気だ。しかし、白河さんは、他の女性達と違って生身の肉体というものを少しも感じさせない。他のダンサーには感じてしまう体温さえも、この人にはないのではないかと思うほどだ。体を構成する血肉というものを全く意識させないのだ。こう書くと、彼女にはエロスがないかのように思わせるかもしれないが、それこそが彼女のエロスなのである。この肉体を持つダンサー、そこから弾き出される強靱なダンスをもってして初めて「カオス」の舞台は完成するのだろう。

そうした舞台の芸術性、創造性にまた新たなスパイスを加えて、公演は終了した。最終日だったので、もう一度見たいと思っても叶わないし、またここはめったに再演をしないようだ。常に進化していくその姿勢が、とてつもない芸術を創りあげていくのかもしれない。日本にこんな舞踊集団が存在することを何だか誇らしく思いつつ、会場を後にした。

ダンマガ7月号

Dance Magazine7

表紙のサラファーノフ君の伸びた脚は気持ちいい程! 写真で見るより実際の雑誌の表紙がスゴイ。実物はもっと凄いだろうけど、(一応見たのだが)静止してるのは見られないし。アリは立派なデフォルトがあっても、こっちもスゴイと素直に思う。(笑)
ジャパン・アーツのブログにあるように、表紙をめくるとボリショイ×マリインスキーガラの広告。チラシを圧縮版にしたようにアレクサンドロワとロパートキナが重なっている。

速報第1ページはセミオノワ&フォーゲルの「白鳥の湖」。この二人、ホント絵になるわ〜 ポスターもあって美しい。
さらに、ベルリン国立バレエのアシュトン版「シルヴィア」でマラーホフ@アミンタと踊るポリーナも本当に美しい。パリオペの「シルヴィア」が有名だけど、こっちのギリシア神話の世界そのままの「シルヴィア」も見てみたい。

そういえば、「DANCE on TV」の欄にあるが、パリオペの「シルヴィア」をやっとBS2で放送するらしい。
★6月25日(月)00:55〜
NHK BS2「クラシック・ロイヤルシート」
パリオペラ座バレエ「シルヴィア」
2005年3月収録
ジョン・ノイマイヤー振付
出演:オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ、ニコラ・ル・リッシュ、マリ=アニエス・ジロ、ジョゼ・マルティネス他
(日曜日の深夜なので要注意)

特別付録に、DVDバレエ・ハイライトシーンがあり、サンプル映像もあるが、ワガノワバレエ学校の「天使たちのコンサート1・2」(7月発売予定)で、学校時代のテリョーシキナ(@くるみ)、オブラスツォーワ(@シンデレラ)、エフセーエワ&シェミウノフ(@春の水)が踊っている。(他にもいそうだが未確認)「サンクト・ペテルブルグの天使たち」の方のロパートキナはビデオ版でも見ているが、スターの学校時代の映像を見ると、やはり「栴檀は双葉より芳し」という言葉を実感する。
また、CDだが、サンクトペテルブルグ交響楽団の「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ、グランパ・クラシック、パリの炎etc.」は滅多にないバレエ音楽CDなので貴重だと思う。これがバレエのDVDなら言うことないのに。でも、ちょっと買いたい気分になった。

あと、ルジファンとしては、「World Topics」に彼がレニングラード国立バレエの芸術監督に就任した記事があり、あちこちに出ている今までの情報通りで特に新しい記述はないが、ルジさんのにこやかな顔写真が出ているので、今後の監督ぶりを見守りたい、というところかな。

ボリショイバレエ&マリインスキーバレエ 世紀の合同公演チラシ

ジャパン・アーツからDMが来て、ボリショイ×マリインスキーガラの美しいチラシが入っていた。う〜ん、やっと正式なチラシができたのね。A4版見開きで、ボリショイ側は青い字マリインスキー側は赤い字になっている。(何となくイメージと逆なような)メインはそれぞれマリア・アレクサンドロワとウリアナ・ロパートキナ。バックに各バレエ団のダンサー達がモノクロで映っていて、艶やかな紙。開くとカラーで左はボリショイ、右はマリインスキーのダンサー達。でも、相変わらずマリインスキーの演目毎の出演者は未定。
以前チラシ希望をジャパン・アーツのサイトに申し込んでおいたら、来たのは半端な裏が白い三色刷のチラシだった。それも3枚も。知り合いに配って紹介してほしいとかいうことだった。でも、あんな未完成みたいなのじゃなくて、こっちを3枚ほしかったわよ、全く。そのうちバレエ公演に行けば、イヤというほどもらえるだろうが。

でも、今回はグループ割引ないのね。学生席とシニアチケット(65才以上)車椅子の人だけ。う〜ん、チケット争奪戦は必至とか言われてるからか、ジャパン・アーツも強気だわね。

モロー君、ブノワ賞受賞!

ロシアバレエファン仲間ユーラさんちの情報によると、ロシアで23日にブノワ賞の受賞者発表があり、エルヴェ・モローがブノワ賞を受賞したそうだ。おめでとう、モロー君。

 <ブノワ振付賞> 
   マーチン・シレィルフェル
 <ブノワ最優秀ダンサー賞> 
   エルヴェ・モロー(パリ・オペラ座バレエ)
 <ブノワ最優秀バレリーナ賞> 
   アニエス・ルテステュ(パリ・オペラ座バレエ) 
   スヴェトラーナ・ルンキナ(ボリショイ・バレエ)
 <特別賞>
   ローラン・イレール(パリ・オペラ座バレエ)

●2007年度のブノワ賞ノミネート者
 【振付部門】
   マルガリーテ・ドンロン
   シャルル・ジュド
   ミハエル・クラーク
   ティエリー・マランダイン
   アレクセイ・ミロシニチェンコ
   マーチン・シレィルフェル
 【バレリーナ部門】
   カーチャ・ヴュンシェ(シュトゥットガルト・バレエ)
   イゴーネ・デ・イオング(オランダ国立バレエ)
   エミリー・コゼット(パリ・オペラ座バレエ)
   アニエス・ルテステュ(パリ・オペラ座バレエ)
   スヴェトラーナ・ルンキナ(ボリショイ・バレエ)
   ティナ・マーティン(ハーグ・ネザーランド・シアター)
 【男性ダンサー部門】
   ハイメ・ヴァーガス(ウィニペグ・ロイヤル・バレエ)
   アレクサンドル・ジェムブロフスキー(オランダ国立バレエ)
   エルヴェ・モロー(パリ・オペラ座バレエ)
   エンリコ・パルヴァリーニ(グレゴール・ゼフェルト・カンパニー)
   アレクサンドル・セルゲーエフ(マリインスキー・バレエ)
   エドワード・ワトソン(英国ロイヤル・バレエ)

22日には、ノミネート者のガラ
http://www.bolshoi.ru/en/season/press-office/pconf/notice/index.php?id26=647
23日には、歴代受賞者のガラ
http://www.bolshoi.ru/en/season/press-office/pconf/notice/index.php?id26=648
がボリショイ劇場であったようだ。なんて豪華なガラなんだろう。こんなの見てみたい。
モローは23日は「白鳥」をルンキナと、22日は「失われた時を求めて」をパリオペラ座のステファン・ビュイョンと踊ったそうだ。 

キエフバレエ@びわ湖ホール

びわ湖ホールからキエフバレエの案内が来た。
HPの公演カレンダーにも出ているが、

☆キエフ・バレエ
12月8日(土)3:00PM
「白鳥の湖」
12月9日(日)3:00PM
「くるみ割り人形」
S席¥12,000 A席¥10,000 B席¥8,000 C席¥6,000 D席¥4,000
一般発売 6月10日(日)10:00〜
問い合わせ・予約 06−6453−6000 ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)
前売場所 ABCチケットセンター 06−6453−6000 
     びわ湖ホールチケットセンター 077−523−7136
     電子チケットぴあ 0570−02−9990
     ローソンチケット 0570−000−407
     CNプレイガイド 0570−08−9990
     e+  [ http://eplus.jp ]

出演者は書かれていないが、チラシの写真はフィリピエワ&マトヴィエンコ@白鳥の湖、ドムラチェワ&ゴリャコーワ@くるみ(と思うが)。前回来日時の写真のようなので、実際は誰が踊るんだろう。東京公演の光藍社のチラシは、来日ソリストの名は載っているが演目毎の表示はない。フィリピエワ&マトヴィの白鳥が見たいな〜 でもマトヴィはやっぱり奥様と踊るのかしら。 

バベル

Babel

来週から「パイレーツ」だし、と思って20日に見に行ったのだが、やはり気分が悪くなった。
そもそも、休日だから「ハンニバル・ライジング」と両方見ようと思って早めに家を出たのに、それが間違いの始まりだった。
2本見られる時間帯だからと思っていたら、「ハン二バル」の方を30分勘違いしてて、チケット売り場で「もう始まって15分たっていますけど、いいですか?」と言われ、間違いに気づいた。(!)2回目の時間と頭の中で混ざっていたのだ。

しかたないので、「バベル」を先に見ることにした。約30分後からだが、終わってから昼食をとっても十分「ハンニバル」2回目の上映にまにあう。ゆっくりモーニング・ティーなど飲んで、劇場に入ったまではよかったのだが。
ニュースで聞いていたし、シネコンの入口にも、上映のホール入口にも注意書きはあった。照明が激しく点滅するクラブの場面の映像は目をそらせばいいのね、と思っていた。前にも、ポケモンか何かの番組で光のために子供が気分がおかしくなった話もあったし、なんて思っていたのだが、そうではなかった。問題はそれより前から始まっていたのだ。

メキシコの場面になると、やたらに音が大きくなる。そして映像もアップばかりが続く。ホールの1番後の席に座っていたのだが、(と言っても小さい劇場だったので前から10列目くらい)だんだん車酔いに近い状態になってきた。あまり音が大きいので、耳をふさいでいてちょうどいい程。
そして、日本の場面でも、アップ映像ばかり。気分の悪さは最高潮に達しようというところで、くだんのクラブの場面になった。もう目を閉じているしかない。それでも、点滅する光が瞼を通して入ってくる。音楽もかなりうるさい。目と耳を両手で覆い、気持ち悪さに耐えていたら、ある映画が蘇ってきた。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」そう、あれもまさにこんな感じ。私の前にいたカップルは始まって30分ほどで劇場から出て行ったのだった。あれもカンヌ映画祭のパルム・ドール作品。やっぱり私はカンヌと相性が悪い。「ピアニスト」も後味が悪かったし。
別の場面になって、やっとだんだん気分が落ち着き、なんとか最後まで見終わったが、さすがに次に「ハンニバル」を見る気分にはとてもなれなかったので、これだけで帰途についた。あー、しまった。こんなことなら「スパイダーマン」でも見ればよかったと思った。

確かに、悪い映画ではない。監督のメッセージは伝わって来る。
心が伝わらない現代社会。言葉の壁だけでなく、同国人であっても、一緒に住んでいる家族、夫婦同士でさえも気持ちが通じ合わない。まさにバベルの塔を作ろうとして、言葉がバラバラになり、一つの仕事が完成できなくなってしまったという、古代の寓話のように。
でもね、芸術的に映画を作るのも大切だけどさ、見る人のことも考えてほしいな。普通の映画はちゃんと観られる人間が、船酔い状態になって、見る気分じゃなくなるような映画は、どう考えてもおかしいんじゃ? 所詮、映画なんて娯楽のために始まったものなんだから。

この映画のオフィシャルサイトはこちら
以下ネタバレレビューにつき要注意である。

続きを読む

Kバレエ「海賊」

中京テレビ事業からDMが来て、「Kバレエカンパニー『海賊』公演 公演の実施と払戻のご案内」があった。
内容は、18日の熊川氏の記者会見の内容と大体同じである。記者会見の模様は、Kバレエのオフィシャルサイトからチケットスペースのサイトにリンクしていて見られるが、会見全体が入っていて大変長いので、その趣旨を要約してある。
会見では、ケガの様子についての質問とコメントがほとんどを占めていて、代役のダンサーについても触れてはいるが短いので、中京テレビ事業のDM(TBSからの発表)を紹介すると、

「『海賊』はKバレエが構想から完成まで1年半かけて創り上げた作品で、素晴らしい作品になっています。またKバレエカンパニーのレベルというのは、熊川本人を超えて大きなカンパニーに成長していると思っています。この9年間で作り上げてきたカンパニーです。そこを信じ、自分が出演しなくても同じ成功を収めると思っています。<中略>
また(ランケデム役の)宮尾は、身長が185cmという日本人には珍しいバレエダンサーの体形をしており、今後凄い期待ができるダンサーです。<中略>
世界でも稀にみる身体能力の高さと完成されたテクニックの美しさ、豊かな俳優性にあふれた表現力が光るブーベル(アリ役)を筆頭に、橋本直樹、輪島拓也ら、未来を担うダンサーが競演いたします。」云々。

今まで、Kバレエにはそれほど関心がなかったせいもあって(名古屋公演は一応欠かさず見ていたが)今回名古屋で踊るこの二人のダンサーのことはよく知らなかったのだが、アリ役の、アレクサンドル・ブーベルって、どこかで聞いた名前だと思ったら、05年名古屋で開かれた「世界バレエ&モダンダンスコンクール」のクラシック部門で金メダルをとったあのダンサーじゃないの〜!!
受賞ガラでは「ダイアナとアクティオン」を踊ってくれ、踊りが柔らかく、ジャンプも伸びやかだったけど、少し小柄で、2位のダニイル・シムキン、3位のマリアン・ワルターも素晴らしかったため、やや地味に見えてしまった。コンクールのファイナルは不覚にも見損なってしまったのだが、「パリの炎」で爆発的なジャンプを披露するという素晴らしいテクニックを見せて優勝したようなので、きっと「海賊」でも素晴らしい舞台を見せてくれるに違いない。Kバレエに昨年9月に入団していたそうだが、全然知らなかった。これでまた一つ楽しみができたかも。結構端正な顔立ちだし。
Buber


それにしても、このDMでは希望者には払い戻しも受け付けている。
こんな風に、チケット販売元の方から払い戻しを提案してくれて、それをわざわざDMで送ってくるなんて、前代未聞のことだ。熊川氏の記者会見も異例なことだけど、今回の「海賊」のチケットは完売だそうだし、ネット環境にない人もいるので、当日公演会場で知るショックも避けることができるし、すごく親切な対応なので、かえってキャンセルは少ないかもしれない。逆にこれがKバレエの戦略かも、なんて思う私はひねくれ者だろうか。

Kバレエ

今さらだが、熊川哲也氏がケガをして、「海賊」のキャストが大幅に変更になっている。29日に名古屋公演を観る予定なのだが、とりあえずキャンセルはしないで見るつもりだ。「海賊」はKバレエでは初の演目だし、セットが豪華だということだし。
ただ、初バレエ鑑賞の知人を誘っているので、彼女にとっては災難かもしれないが、特に熊川氏にこだわっているわけではないので、我慢してもらおう。
中京テレビ事業によると、名古屋公演のキャストは以下の通り。
 アリ:アレクサンドル・ブーベル
 メドーラ:康村和恵
 グルナーラ:荒井祐子
 ランケデム:宮尾俊太郎
 コンラッド:スチュアート・キャシディ
中京テレビ事業では、一応キャンセルも受け付けてはいるのだが。

彼も日本の「踊る芸監」なのだが、いつかこんな日が来るのではないかと心配はしていた。今まで彼がほとんど一枚看板で頑張ってきたが、ケガをしたらどうするのか、という危惧は常にあったと思う。そのためにも輪島クンや橋本クンに早く成長してもらいたいのだが、なんせボスが立派すぎて、追いつくのが大変なのではないだろうか。芳賀クンもケガして降板だし。
今まで、哲っちゃん以外の主役は「二羽の鳩」しか見ていないので、正直少し不安ではある。(アリは一応主役ではないのだが、派手な点では彼の超絶技巧な踊りで見たかったというのが本音)
熊川氏にはこの際十分休息してゆっくり直してもらいたいものだ。だんだん若くなる人間は一人もいないのだから。

朝日新聞web版にこんな記事がある。
1〜4まで読んで、英国から帰国直後には鼻についてしかたなかった熊川氏の「俺様」的態度が、最近少し変わってきたのにはこんな背景があったのかと思った。当時は、彼の才能は認めながらも、自分の個人的に応援しているバレリーナがKバレエ設立にあたり団員として勧誘されたのを断ったと聞いて、ホッとしたものだった。彼女は、2001年頃まだ現在の名前でなく「熊川哲也」の第1回の全国公演として日本中を回った「ジゼル」に参加していたのだった。 その後彼女は自分の教室を持ち、この地方を中心に活動している。その選択は間違っていなかったと思うと同時に、哲っちゃんも最近は大人になったな〜と思う日々なのである。

夏は来ぬ(?)

卯木

これは「卯木(うつぎ)」別名「卯の花」。
唱歌「夏は来ぬ」にも出てくるように初夏の花だ。
卯の花なら白いはずだが、これは「ハコネウツギ」という種類で赤い色が入っている。
我が家にある好きな花の一つ。
卯木

普通の卯の花はこんな感じ。香りはない。
卯の花

こちらは、我が家で一番私の好きな花「梅花(ばいか)うつぎ」。ほんのり甘い香りがする。
梅花卯木

この花が咲くと、本当に夏が近い気がする。
しかし、このところの肌寒さはどうだろう。来週は少しは暑くなるらしいが、今年は何だか、また別の意味で変な気候だ

Newsful な日

ジャパン・アーツのサイトに、ボリショイ×マリインスキー・ガラの演目が発表された。ボリショイの「ファラオの娘」「スパルタクス」、マリインスキーの「マルキテンカ」「ゼンツアーノの花祭り」「アルレキナーダ」等、それぞれのバレエ団の特色を生かした演目が選ばれている。それにしても「ドンキ」がマリインスキーだけというのは何だか不思議だけど。
ボリショイの方はダンサーも発表されているが、マリインスキーはまだ。ロパートキナの出演が決まったようだが、何を踊ってくれるんだろう。何でも踊れるはずだけど、彼女の持ち味を最高に発揮してくれそうな演目って? 「ライモンダ」とかはボリショイの方にしかないし。
両バレエ団とも、「海賊」「チャイパド」「グランパ・クラシック」とか「バラの精」とか同じ演目もあって、違うバレエ団のダンサーが踊るというわけだから、それもまた楽しみ。「ロシア・(二大)バレエフェスティバル」ってところか。
それにしても、バレエ団毎の演目発表になっているけど、当日はこんな風に分けずに混ざり合ったプログラムになるんだろうな。(当然か)
早くマリインスキー側の演目毎の出演者が知りたいもの。どっちにしても両プログラム見るつもりには違いないのだけれど。(それに出演者の変更も日常茶飯事なバレエ団だし)

もう一つ、光藍社のサイトにビッグ・ニュースが!!
ルジマトフが、レニングラード国立バレエ団の芸術監督に就任したそうだ。もうビックリ。う〜ん、何と言えばいいのだろう。当然と言えば当然なのだろうけれど、マリインスキーでの彼の立場は?
ゼレンスキーも芸術監督をやりながら団員でもあるのだから同じなんだろうか。とはいえ、最近は出演もわずかだし、二人がプリンシパルの地位にいると若い人が昇進できないのかしら。「名誉プリンシパル」なんて地位はなさそうだからどうなるのだろう。(ルジ氏にはマリインスキーを退団してはほしくないのだけど)私が心配してもしかたがないのだけれど。
一応、芸術監督とは言っても、まだまだ現役ダンサーを退いたわけではないし、自分のガラなどはまだやってくれるようだし、マールイの公演にはついて来てくれるのだろうから、かえって来日の期間が長くなったということかな。ということは、夏の公演にも必ずついて来るということだろうか。まぁ、良いように考えよう。
ついに彼も、マラーホフ、ゼレンスキーと共に「踊る芸監」の仲間入りなのね。(笑)
マールイの演目や、舞台美術等にもルジさんの力量とセンスが発揮されてさらに改善されることを祈ろう。でも同時に忙しくなり過ぎて、疲れ過ぎないことも願ってしまうのだ。

なんじゃもんじゃ

って、変なタイトルだけど、この花の名前である。
ナンジャモンジャ

こちらのサイトの方が詳しいけど(写真もキレイ)、日本では木曽川流域と対馬だけに咲くそうな。ヒトツバタゴ別名ナンジャモンジャの木ともいう。桜が終わって、サツキが咲き、新緑の季節になると咲くのだが、期間はわずか1週間ほど。珍しがって、近所の人が見に来る。この頃から、白い花が目立つようになると初夏だな〜と感じる。
今年は土曜(12日)に撮ったため、まだ咲き始めの感じで花が細い。
こちらは昨年撮影したもの。満開になると雲のようにふんわりした感じになる。
ナンジャモンジャ

その他の白い花々。これはシャガ。
シャガ

コデマリ
コデマリ

おなじみツツジ。
サツキ

オレンジ色のツツジは珍しいかな。
サツキ

What' this?

towel cake

これは、美味しそうなケーキ?
いかにもフワフワのスポンジケーキにマスカット&チョコが載っているように見えるが、正解はタオル。
以前お見舞いを差し上げた元同僚の、快気祝いと言っていいのだろうか。
こんなワインの瓶のようなのもついていたが、実はバスソープとのセット。
towel&soap

このケースに入って送られてきた。本当にケーキの箱みたい。
case

今はどこの家庭でも物が溢れている時代なので、ひとくちに「石鹸とタオル」と言っても、こんなシャレたデザインのものを作らないと売れないのかもしれない。メーカー側も企画の苦労があるが、お返しも大変だな〜 でも何だか使うのがもったいないようなセットである。
ただ気になるのは、彼女が完全に回復したとは言い切れない状態で職場に復帰したらしいことだ。健康が何よりも大切。無理しないでくれるといいのだが。

新国「コッペリア」

花束

(母の日にもらったフラワー・アレンジ)

ローラン・プティの「コッペリア」初日に行ってきた。

☆5月13日(日)2:00p.m.〜
新国立劇場 オペラ劇場
<キャスト>
スワニルダ: ルシア・ラカッラ
フランツ:  シリル・ピエール
コッペリウス: ルイジ・ボニーノ
コッペリア:  人形
スワニルダの友人: 遠藤睦子 さいとう美帆 西山裕子 寺島まゆみ 丸尾孝子 寺田亜沙子
衛兵: 市川透 陳秀介 マイレン・トレウバエフ グリゴリー・バリノフ 吉本泰久 貝川鐵夫 他
娘たち、 掃除夫、 窓際の男女

プティの「コッペリア」は95年に見たことがあった。もちろん、プティのマルセイユバレエ団の公演で、スワニルダがアスィルムラートワ、コッペリウスはプティご本人、フランツのシリル・ピエールだけが同じだった。これの東京公演はNHKBSで放送され、録画映像も持っている。今回予習して見たが、結構忘れていた。

「コッペリア」は、幼少時にバレエのストーリーを書いた本(や漫画本)で読み、「白鳥の湖」や「ジゼル」「くるみ割り人形」等と同様に知っていたが、実際の舞台で見る機会がなかなかなかった。やっと95年に初めて見たのがプティ版だったので、オリジナルとやや違って、プティ風のお洒落で小粋なものだったが、何となくもっとオリジナルっぽいものを見たい、という願望はあった。その2〜3年後、オーストラリアバレエで「コッペリア」が来たのだが、衣装が何となくイメージと合わず、(パリオペの「春の祭典」を思わせるようなの。ヘア飾りが大仰な感じ)また、オーストラリアのバレエって?という気持ちもあり、喰わず嫌いというか、見ずに過ごしてしまった。最近ようやくマリインスキー版を手に入れて見て、プティ版の良さも再認識したのである。パリオペのラコット版も原作に近い雰囲気はあるが、どうも私は一般的にラコットの演出が好きになれない。「コッペリア」はまだいい方ではあるが。色々調べたら、国内のバレエ団の方が 結構上演していることがわかった。Kーバレエのは見ていないし、こちらのバレエシャンブルウエストの公演のがオリジナルに近いようだ。

ストーリーの独自性は新国のサイトにも出ているが、お馴染みのテーマ曲が、古い手回しオルガンのような音楽で始まる。幕が開くと窓がたくさんある建物が背景にあり、舞台にはあまり奥行きがないところは「こうもり」と似た感じで、やはりプティらしい。原作では舞台はポーランドの片田舎なのだけど、パリの裏町のような都会的な雰囲気なのだ。マルセイユの町かもしれない。そこに駐屯する兵隊達と、町の娘達の踊りで物語は始まる。以下の展開は大体原作に近いけれど、全体が現代的な雰囲気。

とにかく、ラカッラがとっても可愛い。衣装もビデオと同じだが、最初はパフスリーブのピンクのチュチュで、ボディスには結構凝った花の刺繍がついている。6人の友人も同じ衣装だが、上衣の花の色がやや紫っぽくて濃いし、刺繍も少なめ。仕草が、腰を振ってスカートをヒラヒラさせたり、スカートをめくってみたり、お尻を突き出したり、と、これまたとても愛らしいのである。

コッペリア人形に化けた時は、黒のコスチュームに赤いリボンで、ちょっとコケティッシュ。魂を吹き込まれて動き出すことになっているその動きも、スワニルダの時よりもいっそうお茶目で、コッペリウスをわざとからかったり、すねてみたり、と、本当に魅力的。そういった動きもやはり本当にプティらしく、小粋である。
1・2幕とも、彼女の踊るソロ場面は大きな拍手もおこり、素晴らしい出来だった。

シリル・ピエールは、やはりビデオの頃と比べると、動きにやや軽やかさが足りない。10年以上経つのだからしかたないと言えばしかたないのだが、きっとサラファーノフだったらものすごく軽やかに踊るんだろうな、と思う。95年の映像を知らない人には、これはこれで素晴らしいんだろう、と思える範囲ではあるのだけど。

ボニーノは、プティに比べると、上背がないし、やはりカリスマ性にやや欠けるきらいもあるけれど、演技力は申し分ない。まぁ、このプティのコッペリウスを見てしまったら、マジシャンのような雰囲気といい、他の誰がやっても物足りないことは確かだろう。小嶋直也氏が脚の不調のため、ボニーノが全公演コッペリウスを務めることとなった。

あと、難点は舞台が狭いせいか、コッペリウスの家が上手側に寄りすぎているので、席が右側の人は要注意だ。窓辺に座るコッペリア人形が見えない場合があるらしい。また、コッペリウスの家に忍び込むフランツの姿も見えない位置があるようだ。
その他、以下ネタバレなので、知りたくない人は読まないように。
全体的にはとても楽しく、良い舞台であった。

続きを読む

マキシムについて(追記)

マキシム

下のマキシムのコンサートの記事の、「Read More」以下に書こうかと思ったのだが、読んだ方に結構反応して頂いたようなので、もう少し彼について書いておこうと思う。(ルジマトフ>マキシムになってしまったので、せっかくコンサートに行ったのに、あまり感動したように書いていないので誤解されるといけないから。コンサートはとてもよかったのは確かだ)

私がマキシムを知ったのは、こことリンクしていただいているサンドラさんのサイトで、である。サンドラさんとは趣味に共通点が多いのだが(バレエ、映画、絵画、音楽、スケート、英国関係《庭園、紅茶、ピーター・ラビット》等)彼女の趣味の良さは他の追随を許さないというか、とにかく素敵なHPなのだ。(バレエはマラーホフファンだけど) 特に、壁紙やアイコンなどの素材は、どこからこんなものを探してこられるのだろうと思うほど、美しく可愛らしいものに溢れている。最近はフィギュア・スケートの話題が中心になっているが、日本選手がこんなに活躍する前からプルシェンコファンであった彼女はスケートに非常に詳しく、今はジョニー・ウィアーが気に入っている点も共通で、マキシムの曲がスケート音楽によく使われていることもここで知った。

彼女お勧めのピアニストだからきっといいのだろう(何といってもイケメンだし。笑)と思い、昨年秋のコンサートに初めて行って、すっかり気に入ってしまった。その時の感想は彼女のBBS(p7)にも書いているが、モスクワフィルハーモニーとのコンチェルトだったので、次はソロ・コンサート、と思っていた。前回は他の公演と重なって行けなかったが、今年は空いていたので連休だし行ってみたのである。音楽のことは普段あまりブログに書かないが、実は音楽がないと一日たりとも生きていけない人間なので、(爆)毎日の通勤時、カーラジオよりむしろCDを聴いている。映画のサウンドトラック盤や、バレエ公演の予習、復習用を含めたクラシック音楽、ラジオで聴いて気に入ったもの等、手当たり次第に聴いて気に入ったら即買いなので、私の車にはCDが100枚近く乗っており、盗難にでも遭ったら大損害というところだ。
マキシムのCDも、コンサート会場でも売られていたので、何枚か買い求めて毎日聴いている。

これが彼のオフィシャル・ウェブサイトだが、その中の‘Release’という所に入れば、彼の曲をいくつか試聴できるし、CDやDVDの紹介もある。映像つきのものもある。Amazonで「マキシム」と検索してもまず出てこないので、(DVDでは少し出るが)こちらのサイトがオススメ。特にお気に入りは、最新アルバムの「エレクトリック」。「ジプシー・メイド」「レクイエム」(ヴェルディ)始め、カッコイイ曲ばかりだ。何かのテレビ番組等で、誰でも一度は聞いたことがあるだろう。特にフィギュアスケートの大会を見れば必ず聞けるに違いない。とにかく「クロスオーバー」という新ジャンルがオシャレでカッコイイ。彼の曲を聴くと元気が出てくるのだ。

彼については、↓のサイトも詳しいのだが、
http://www.ewoman.co.jp/music/concert/maxim/01.html
http://www.ewoman.co.jp/music/interview/maksim/
とにかく私が彼に注目したのは、(ルックスもそうだが)彼が現代の「戦場のピアニスト」であったということ。クロアチア紛争のさなか、銃弾飛び交う爆撃下の市内で、音楽学校の地下室でひたすらピアノの練習を積んだというところに惹かれた。明日をも知れぬ死と隣り合わせの日々、彼を支えたのはただ音楽であった。そして終戦後に開かれた国際ピアノコンクールでみごと優勝。最も紛争の激しい地域からの参加者が優勝したことに関係者達は驚愕したという。(それをプロモーションのネタにしているという意地悪な見方もないではないようだが。)
'You Tube'の映像も結構あるが、PCでは音が悪いものもあり、やはり生演奏が一番だが、機会も多くはないので、せめてCDでいい音で聞いてもらいたい。ピアノの音は録音状態が悪いとPCではひどい音に聞こえる場合がある。最近はかなり音質のよいPCもあるにはあるけれど。

彼の演奏は、パワフルかつスピーディー。得意の「バンブル・ビー」など、大きな手の長い指で、超絶技巧で弾きこなす。それでいて、とても繊細で美しい。特に派手なパフォーマンスをしたりはしない。そんなものは彼には不要なのだ。演奏が終わって立ち上がると初めて、長身で美形なことを思い出す、という感じ。モデル並のスタイルだし、とにかくカッコイイのだけど、ピアニストとしての本質はむろん、それとは別のところにあるのが彼の魅力である。

2007年マキシム ソロツアーリスト
4月30日(月・休)13:30 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
5月3日(木・祝)13:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
5月4日(金・休)13:30 愛知県芸術劇場 コンサートホール
5月6日(日)13:30 すみだトリフォニーホール 大ホール(東京)
5月9日(水)18:30 都久志会館(福岡)
5月10日(木)18:30 アステールプラザ 大ホール(広島)
<追加公演>
5月12日(土)13:30 すみだトリフォニーホール 大ホール(東京)


首藤康之さんのバレエスタジオ

バレエは見るだけで踊らない私にはあまり関係ないのだが、首藤康之さんがバレエスタジオをオープンさせるらしい。彼は上級クラスの先生のようだが、なんとそのクラスは小林十市さんも指導するそうだ。
HPはこちら。モノクロでシンプルなページが首藤さんらしい気がする。本日から受付開始になっている。ここのオープンクラス、すごい応募になるのでは?
どこかでこの話題があったのだろうか。
今日書店で「ダヴィンチ」6月号をのぞいたら、山岸凉子さんの「Villi」にこの情報があった。(わかると思うが、この教室の山岸先生は、もちろん山岸ゆかりさんという別の方)
上級クラスって、どのくらいのレベルなんだろう。やっぱりコンクールを、そしてひいてはプロフェッショナルをめざすような人たちかしら。

マキシム ピアノ・ソロツアー 2007春

マキシム

5月4日(金・祝)1:30p.m. 
愛知県芸術劇場 コンサートホール
<プログラム>
第1部:
1.J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲より「アリア」
2.アントニン・ドヴォルザーク 「ニュー・ワールド・コンチェルト」(ジョン・レネハン編曲)
3.アーネスト・ゴールド 「栄光への脱出」(ジェフ・ウェイン編曲)
4.フレディ・マーキュリー 「ボヘミアン・ラプソディ」(トルガ・カシフ編曲)
5.フレデリック・ショパン 「夜想曲 変ホ長調 作品9−2」(トルガ・カシフ編曲)
6.トンツィー・フーリッツィ 「アンセム」(エドゥアルド・ボトリック編曲)
7.G.ヴェルディ「レクイエム」(ジュリアン・カーショウ編曲)
8.エドヴァルド・グリーグ 「ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング(山の魔王の宮殿)
    〜ペール・ギュントより〜」(マット・ロバートソン編曲)
第2部:
ドゥブラフコ・デトーニ 「ジェスチャー」
イーヴォ・マセック 「プレリュードとトッカータ」
ヨハネス・ブラームス 「パガニーニの主題による変奏曲 作品35」
フランツ・リスト  「バラード 第2番 ロ短調」 

マキシムのソロ・コンサートは初めてだった。センターにピアノ1台だけのコンサートホールというのも久しぶりに見る。彼は相変わらず黒のパンツに黒っぽいタンクトップ。髪は短めで、染めたのか、暗めのブロンドというか、亜麻色ってこんなの?ウヴァーロフやマラーホフの髪のような色になっていた。いつも両腕に黒い皮のブレスレットをしているが、この日はしていなかった。右手首にグルッと黒の百合紋章のような模様がついていてブレスレットかと思ったら、タトゥーだった。
第1部はほとんど彼のCDやDVDに入っているアレンジの曲。「クラシカル・クロスオーバー」という新しいジャンルの曲だ。それなのに他の楽器が全くなくピアノだけ、というのも新鮮だが、ちょっと淋しい感じもする。バンドとのコンチェルトも聴きたいな。
第2部は、クラシック・コンサートの雰囲気だったが、「ジェスチャー」という曲だけは結構アバンギャルドな感じだった。それ以外はクラシックなため長い。第1部は約30分、第2部は約1時間ほどだった。
アンコール曲はアレクサンドル・スクリャービンのエチュード「悲愴」嬰ニ短調 これは初めて聞いた。ものすごい拍手で、2曲もアンコールに応えてくれた。2曲目は、お馴染みのリムスキー・コルサコフの「バンブル・ビー」途中で帰ってしまった人は気の毒というか、運がないというか。最後はスタンディング・オベーション。相変わらず女性客が多く9割以上。
終演後はサイン会があるのだが、うかうかしていたら最後列になってしまい、さすがに待つのがイヤになって帰ることにした。前回より人数がもの凄いのは休日の昼間だからだろうか。客席はけっこう空席もあったのだが。

ふと、「UZME」のビデオを見ようかと思いついて、アートスペースに寄ってみた。休日はいつも満席で、何かのついでだと時間もなくて見られないのである。今まで地下2階にあったのだが(多分)この4月から1階に場所が変わっていた。視聴ブースが4つしかなく、満席だったら戻ってサイン会の列に並ぼうかと思ったのだが、運良く目の前で一つ空いたので見ることができた。
2005年の万博以来ビデオで見るのは初めてである。上映会もあったのだが、画面が鮮明でなく、あまりよく見えなかったため睡魔に襲われそうだったのだ。ブースのビデオではハッキリときれいな画像で見られた。2年前だがすごく懐かしい。万博とはいえ、名古屋によく来てくれたものだと思う。当時は色々文句もあったが、今見てみると、音楽もそれほど悪くはない。(「ラスプーチン」の曲よりいいかも)やはり、ルジマトフ、白河直子、新上裕也の踊りはいい。群舞の踊りと衣装が良くない点は今見ても同じようだ。それでもいいから、これDVD化して市販してほしい、と心から思う。余談だが、カーテン・コールで出てきた笠井さんのヘアスタイルがポニーテールで、ファルフの「阿修羅」のとソックリであったので、へ〜と思った。すっかり忘れていたのだが。ますます「阿修羅」(もちろん「ボレロ」も)が楽しみになった。それにしても、マキシムよりルジマトフを選ぶ私って、やっぱり...(笑)
UZME

高円宮憲仁親王殿下メモリアル ローザンヌ・ガラ

e+から何だかとんでもない(?)公演の情報が入って来た。

公演名: 高円宮憲仁親王殿下メモリアル ローザンヌ・ガラ2007
        〜ローザンヌ国際バレエコンクール受賞者による〜
日時: 2007/08/17(金)  18:00開演
     2007/08/18(土)  15:00開演
会場: 青山劇場 (東京都)
料金: S席:\8,000  A席:\7,000
一般発売日: 5/25(金)10:00
(プレオーダー:5/9(水)12:00〜5/16(水)18:00)
出演:
【オープニング】振付・指導:鈴木和子 出演:スズキ・クラシック・バレエ・アカデミー
出演:高部尚子(谷桃子バレエ団)/中村かおり/崔由姫/佐々木陽平(英国ロイヤルバレエ団)/中村祥子/菊池あやこ(ヴィルツブルグ・バレエ団)/遅沢佑介(橋本陽子エコールドゥバレエ)/木田真理子/児玉北斗(レ・グラン・バレエ・カナディアン)/横関雄一郎(山本禮子バレエ団)(8/18のみ) 特別ゲスト:齋藤拓(谷桃子バレエ団)/Lucien Postlewait(パシフィック・ノースウエスト・バレエ)/Ronald Savkovic(ベルリン国立バレエ団)/Tatjana Paunovic(ライプツィッヒ・バレエ団)(8/18のみ)
【2007年受賞者によるヴァリエーション】河野舞衣(ミュンヘン州立バレエ・アカデミー・菊池人見バレエスタジオ)/吉山シャールルイ・アンドレ(イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール、ヒラキバレエスクール)
【特別プログラム】振付:オハッド・ナハリン 出演:貞松・浜田バレエ団[上村未香/正木志保/山口益加/竹中優花/吉田朱理/佐々木優希/武用宜子/瀬島五月/安原梨乃/大江陽子/廣岡奈美/半井聡子/谷村さやか/角洋子/小松原千佳/福田咲希/川村康二]
備考:
演目:【オープニング】
「ロミオとジュリエット」、「くるみ割り人形」、「白鳥の湖 第3幕より黒鳥のバ・ド・ドゥ」、「天地創造より〜Adam&Eve」(8/18のみ) 
【2007年受賞者によるヴァリエーション】 
【特別プログラム】「DANCE」(「Minus16」より)
            (出演者があまりにも多いのでコピペにて失礼)

う〜ん、毎年8月になんだかんだバレエ公演を青山劇場でやっているが、これは行くべきか、どうなのだろう。
時期もルグリの「白鳥の湖」としっかり重なっているし。(私はそれも行くかどうか微妙なんだけど)これ以上の散財かつハードスケジュールはどうもね〜 ただライプチヒバレエ団のタチアナ・ポーノビック(でいいのかな)というダンサーが(個人的理由で)気になるのだが。他にも見たいダンサーが数名いるし...

GWの旅行:3

鳳来山を降り、国道257号線を通って浜松市内へ入る。舘山寺温泉や遊園地パルパル、フラワーパークがあるので、道路は渋滞気味。それを避けて、ハーブ園のある浜名湖グリーン・ファームへ。ここはもう10年以上も前に来たきりなので、かなり様子が変わっていた。平成元年オープンの頃は、ハーブブームで来園客も多く有料だったのが2005年のリニューアルで無料になり、営業を縮小したようだ。10年以上も経っているのにネットで調べることさえしなかったので、場所の記憶も怪しいほどだった。
入口にもハーブが。これはお馴染みカモミール。
カモミール

これはローズマリー。花が咲いている所を初めて見た。
ローズマリー

以前はハーブを使用したランチがあったので来てみたのだが、カレーバイキングに代わっていた。とにかく昼食を食べたかったので入る。カレーもグリーンカレーやレッドカレー、カシミールカレー、キーマカレー、ビーフカレー等々色々な種類があってよかった。飲み物にあった「カムカムジュース」がさわやかで美味しい。カレーハウスの名前も「花夢香夢」。フルーツのソフトクリームもあった。ブルーベリーやマンゴーもあるけど、カムカムのを食べてみた。酸味があるので、バニラとのミックスにしたがとても美味しかった。
カムカムソフトクリーム

売店にカムカムジュースもあったのでお土産に一瓶買ってみた。5倍稀釈になっている。世界一ビタミンCが多いそうだ。
カムカムジュース

食後、温室の中を見学した。
ハーブ温室

ゼラニウムが多く、色々な種類がある。
ゼラニウム

これはゼラニウムアウスレーゼ。何だか高そうな名前。(笑)
ゼラニウムアウスレーゼ

ゼラニウム・ミセスティラー
ゼラニウム

ゼラニウム・スィートミモザ
ゼラニウム

香水の原料で有名なヘリオトロープ
ヘリオトロープ

ハーブ

ゼラニウム・レモンローズ
ゼラニウム

温室の上にはブーゲンビリアも。
ブーゲンビリア

黄色のブーゲンビリアもある。初めて見た。
ブーゲンビリア

グリーンファームを出てから東名高速に入り、静岡方面へ向かう。
最後の目的は、静岡名物桜海老の夕食。今がちょうどシーズンである。清水ICから出て東名沿いの1号線を東に向かって走ると、目の前に富士山が圧倒的な美しさで迫ってくる。裾野が海の中に入ろうかという所が由比ヶ浜。
1号線から脇道に入り、由比町へ。「ゆい桜えび館」は観光バスも入る有名な桜海老の売店。高速道路内のPAやSAの売店よりお値打ちで、桜海老とシラスが名物。中の「桜えび茶屋」は17:00までだったので間に合わず、また車を走らせて「開花亭」へ行ってみる。すごい人だったが、約1時間待って、「桜えびづくし御膳」にありついた。
桜えびの天ぷらはやはり美味しい。(2個もあってお腹いっぱいになる)他は茹でた海老や生の海老のあえものや、鍋物。が、桜海老ばかりの中で、鰺のたたきが意外に新鮮で美味しかった。
桜えびづくし御膳

帰りは高速をひたすら走って帰宅の途についた。
行きの岡崎IC付近で少し渋滞に遭っただけで、なかなか快適な旅だった。

GWの旅行:Continued

鳶 in the air

これは何だろうと思うだろうが、鳶の群れ。
泊まった旅館では毎朝鳶の餌付けをやって宿泊客に見せている。
おじさんが餌を投げ始める大分前からもう鳶が集まって来ていて、投げると同時に奪い合うように餌に飛びつき、下の川に落ちる前に食べ尽くす。
鳶の餌付け

鳶above the river

カラスもやって来るが、さすがに賢いカラスは鳶と争うようなことはせず、バルコニー(というほどのしろものではないが)に留まると、優しいおじさんはカラスの分をそこに載せてやるのだ。
烏

宿を後に、鳳来寺山へ向かう。今は大分高い所に駐車場があるが、昔は下から登ったのだ。駐車場から先は遊歩道になっている。この日は雲一つない快晴で、新緑が目にまぶしいほどだった。空気はややひんやりしているが、軽く歩くにはちょうどいい。ここは「ブッポウソウ」と鳴くコノハズクで有名だが、この高い岩山がちょうどその声を反射してよく響くと言われている。折しも、帰宅後TV番組で、長年「ブッポウソウ」の鳴き声を追っている人を取りあげていたが、ここ2〜3年、鳳来寺山では鳴き声を聞いたことがないそうだ。いずれにしろ、午前中では鳴く由もないが、代わりにウグイスが鳴いていた。
鳳来寺山

これは東照宮。それらしく、こんな山の中によくまぁ、と思うほど美しく装飾されている。
鳳来寺東照宮

さらに奥へ行くと、本堂があるが、鉄筋コンクリート製であまり有難みがない。お詣りだけで、お札を買う気にもなれず、その前の展望台から下を臨むと、なかなか良い眺望が開けていた。
鳳来寺本堂(新)



こちらが本来の本堂らしい。やはり木造の方が風格があってよい。維持は大変かもしれないけど、コンクリート製の方が実は長持ちしないのだ、ということは奈良時代からの木造建築が証明しているのに。
鳳来寺山旧本堂

さらに10kmほど歩くと「奥の院」に行けるのだが、脚力に自信がないのでやめて引き返した。これくらいの距離でも結構よい運動だった。石楠花がひっそりと、しかし結構あちこちに咲いていた。      石楠花

                      ---- to be continued  

GWの旅行

大型連休後半はやはり疲れるので前半に温泉に行った。
運のよいことに、天候に恵まれ、1日目は突風、一時雷雨の予報にもかかわらず、一滴の雨にも遭わず、2日目は雲一つない快晴。おまけに行ったコースがマイナーな所だったのか、ほとんど渋滞にも遭わず、ゆったりのんびりできてしまった。
コースは、近い割に行ったことがなかったラグーナ蒲郡→豊川稲荷→湯谷温泉→鳳来寺山→浜名湖(ここだけは何度も行ったことあり)→静岡県由比町→帰途
ラグーナ蒲郡

1日目(4月28日):
ラグーナ蒲郡は、どちらかといえばヤングカップルorファミリー向き。ただ目的地の近くにあったので、ちょっと寄ってみて、ついでにランチでも、という感じ。できてまだ5年なので新しい。さすがにラグナシアはアミューズメントパークなので、中学生の子供までだろうな。ランチの予約以外、ほとんど何の予備知識もなく、交通アクセスはナビまかせだったため、駐車場が何ヶ所かあって、料金体系が違うこともチェックしていなかった。
入って右側にあるラグナシア方面の駐車場は1日¥600。左側にあるフェスティバルマーケットは30分¥100。おまけに最初の1時間は無料。遊園地に入る気のない中年カップルは、左側に入るべきだったのに、ラグナシアの駐車場に入ってしまった。午前中ということもあり、GW初日のせいか、夏場でないせいか、比較的空いていた。マーケット方面へは2階のブリッジで繋がっているので、行き来はできる。ランチまでに時間があったので、マーケットのアウトレットモールを覗いたり、お茶したり。1階には海産物のお土産店もあったが1日目なのでさすがに見るだけ。写真など撮って暇つぶしをしている間にお昼となったので、レストラン「ラグン・ブルー」へ。このレストランは対岸にあり、道路をグルッと迂回するか、シャトル船で行くかしかない。戻ってくる気はなかったので、車に乗り陸路から行く。ちょっと駐車料金をムダにしたが、旅につきものの余分な出費ということで諦めた。

上の写真の建物がレストランだが、予約しなくても空いていたし、マーケットの方にもレストランはいくつかあった。GWメニュー(と言っても、いつもと同じで、1番安いのがないだけ)のランチをオーダー。暑かったので、オードブルを選ばずに冷たいポテトのビシソワーズにして、魚料理は鱸とムール貝のサフランソース、2品目はチキンだった。写真を取り忘れてしまった。(今回食べ物は全て撮り損なった。食べかけてから気がついてばかりで。食い意地が張ってたのかしらん。笑)
こんな感じ。デザートはボリュームがあって、お腹いっぱいになった。
ラグンブルー

ラグーナマリーナ

これは、レストランから見たマリーナ。こんな所に持ち船があるっていいな〜と憧れないわけでもないが、あんまり小さい船ではかえって淋しいかも。
レストランの側には、お風呂「ラグーナの湯」や、タラソテラピーの施設もあったが、寄らずにラグーナを後にする。

次に寄ったのが豊川稲荷
さすがにお正月でもないので、閑散としていた。
豊川稲荷

ここは、妙厳寺という曹洞宗のお寺の中にある稲荷神社。神仏混淆の名残りなのだろう。
「伏見稲荷と並ぶ日本三大稲荷の一つ」という謳い文句だが、じゃ、あと一つはどこ?というと、全然思いつかない。(笑)
帰宅後調べてみた。愛用のWikipediaの記述によると、(下の方の「三大稲荷」というところ)
「いくつかの稲荷神社や稲荷を祀る寺院では、『当社は日本三大稲荷の一つ』ということを宣伝文句としている。しかし、それらの内容は寺社によって異なっている。大日本史等の歴史書や稲荷信仰事典では、総本社の伏見稲荷大社のほか豊川稲荷、祐徳稲荷神社を日本三大稲荷としている。」とあった。この祐徳稲荷神社というのは佐賀県にあるらしい。

神社自体は、わが地元の神社よりも小さいくらいだが、他のお堂などが結構たくさんあり、重文の建物もある、なかなか由緒あるお寺だ。お稲荷さんらしく、寄進の幟り旗がたくさん立って、通路を示していた。全部ゆったり回るのにさほど時間がかからないほど空いていたが、かかったのはお賽銭。ここに来るときは小銭をたくさん用意しておかないといけないようだ。(笑)
豊川は割にこじんまりした町だった。ここを後にして、湯谷温泉に向かった。山懐に囲まれた、静かでひなびた雰囲気の温泉町だった。
                     ----to be continued----
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Author:仁菜(にーな)
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