空白に落ちた男
2月16日(土) 14:30〜 ベニサン・ピット
パリオペ「ル・パルク」の情報を探していて、楽天チケットのサイトで偶然見つけた公演だが、あの首藤さんが逆さになっているチラシを見て思わずチケットを買ってしまった。
先週は仕事がタイトで、疲れすぎたのでよほど行くのをやめようかと思ったのだが、やっぱり行ってよかった。なかなか面白い公演だった。
しかし、このベニサン・ピットという会場、ネットがなかったら私には辿り着けなかったかもしれない、というような場所だった。地下鉄森下駅のA2出口付近に、張り紙があり、「『空白に落ちた男』の会場はこちら」というような案内の地図が書いてあるくらいだった。コンビニの角を曲がって真っ直ぐいけばいいのだが、それがどれくらい行ったらいいのか、その付近には目印になるようなものがほとんどない。やっとそれらしき建物を見つけたのだが、ベニヤ壁のような入口のドアは閉まっており、初めての場所なので時間に余裕をみて行ったため、開場時間まで30分近くもある。その付近をグルッと回ってみたら、反対側の1階に喫茶店があったので入って時間を潰した。中には女性客が2〜3人とカップルが1組。皆明らかにこのステージを観に来た客のようだった。
時間がきて行ってみると、同じようにドアが閉まっていてどうしようかと思ったが、中からスタッフらしき人が開けてくれたので入れた。何だか不思議な場所で、とりあえずプログラムを購入。¥1,500だが、表紙のドアの窓が切り取られていて、結構オシャレなプログラムだ。
係の人が案内してくれて、転びそうな、階段のやたら多いところのドアから入るとすぐ客席の階段というようなホール。段差は結構あり、小さくて見やすかったが、一度席に着いたら終わるまで動けなさそうだった。昨年西島千博の「くるみ割」を見た博品館劇場よりさらに小さい感じ。染物工場を改装した劇場ということだが、演劇などの会場でこうした感じのところがよくあるけど、まさにそんな風。客席が80くらいらしい。最前列の席は背もたれがない。私ならあんな席に長時間座っていたら腰が痛くなりそうだと思った。薄暗くて、ライトに照らされてホコリが舞っている。昔の場末の映画館みたいだ。私の斜め前に和服を着た若い女性が座っていた。まさかこんな会場だとは思わずに来たのだろうか。私は動きやすいパンツスタイルにしてよかったと思った。
ステージは幕がなく、舞台装置がセットされている。薄暗いので、上の方はハッキリとは見えないが、なんだかおかしな雰囲気で、これから始まる舞台への期待をいやが上にも高めてくれる。
チャコットのDance Cube1月号にも首藤さんと小野寺氏のインタビューが載っている。1枚目の写真に出ている舞台セットに、天井部分が映っているので、どんな具合に変なのかわかると思うが、まだ2月いっぱいまで公演があるので、ネタバレにならないよう、内容は追記とする。
リピーターがかなり多いようで、私ももし首都圏に住んでいたらもう一度見てみたい、とは思うけれど、まず総武線と地下鉄を乗り継いであの会場までたどり着くのが大変だ。忘れた頃に名古屋にも来てくれないかな〜と思う。とにかく首藤さんは相変わらずカッコよかった。他の4人の出演者もとてもおもしろく、何の予備知識もなしに見たのだが、ダンスともマイムともつかない、身体能力の限りを尽くしたセリフのないステージに引きこまれてしまった。マシュー・ボーンの「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」にやや近いかもしれないが、日本人にしか、というより小野寺修二にしか作れない独特の世界だ。この人のことも、「水と油」というパフォーマンスシアターのことも全く知らなかったのだが、休憩なしで約90分、計算し尽くされた人間の動きに圧倒され、時折笑いも出る、というような舞台なので、ダンス・演劇ファンには楽しめると思う。とにかく5人の動きがすごいし、cobaのアコーデオアンの音楽も雰囲気作りに一役買っていた。
出演:首藤康之 小野寺修二 梶原暁子 藤田桃子 丸山和彰
パリオペ「ル・パルク」の情報を探していて、楽天チケットのサイトで偶然見つけた公演だが、あの首藤さんが逆さになっているチラシを見て思わずチケットを買ってしまった。
先週は仕事がタイトで、疲れすぎたのでよほど行くのをやめようかと思ったのだが、やっぱり行ってよかった。なかなか面白い公演だった。
しかし、このベニサン・ピットという会場、ネットがなかったら私には辿り着けなかったかもしれない、というような場所だった。地下鉄森下駅のA2出口付近に、張り紙があり、「『空白に落ちた男』の会場はこちら」というような案内の地図が書いてあるくらいだった。コンビニの角を曲がって真っ直ぐいけばいいのだが、それがどれくらい行ったらいいのか、その付近には目印になるようなものがほとんどない。やっとそれらしき建物を見つけたのだが、ベニヤ壁のような入口のドアは閉まっており、初めての場所なので時間に余裕をみて行ったため、開場時間まで30分近くもある。その付近をグルッと回ってみたら、反対側の1階に喫茶店があったので入って時間を潰した。中には女性客が2〜3人とカップルが1組。皆明らかにこのステージを観に来た客のようだった。
時間がきて行ってみると、同じようにドアが閉まっていてどうしようかと思ったが、中からスタッフらしき人が開けてくれたので入れた。何だか不思議な場所で、とりあえずプログラムを購入。¥1,500だが、表紙のドアの窓が切り取られていて、結構オシャレなプログラムだ。
係の人が案内してくれて、転びそうな、階段のやたら多いところのドアから入るとすぐ客席の階段というようなホール。段差は結構あり、小さくて見やすかったが、一度席に着いたら終わるまで動けなさそうだった。昨年西島千博の「くるみ割」を見た博品館劇場よりさらに小さい感じ。染物工場を改装した劇場ということだが、演劇などの会場でこうした感じのところがよくあるけど、まさにそんな風。客席が80くらいらしい。最前列の席は背もたれがない。私ならあんな席に長時間座っていたら腰が痛くなりそうだと思った。薄暗くて、ライトに照らされてホコリが舞っている。昔の場末の映画館みたいだ。私の斜め前に和服を着た若い女性が座っていた。まさかこんな会場だとは思わずに来たのだろうか。私は動きやすいパンツスタイルにしてよかったと思った。
ステージは幕がなく、舞台装置がセットされている。薄暗いので、上の方はハッキリとは見えないが、なんだかおかしな雰囲気で、これから始まる舞台への期待をいやが上にも高めてくれる。
チャコットのDance Cube1月号にも首藤さんと小野寺氏のインタビューが載っている。1枚目の写真に出ている舞台セットに、天井部分が映っているので、どんな具合に変なのかわかると思うが、まだ2月いっぱいまで公演があるので、ネタバレにならないよう、内容は追記とする。
リピーターがかなり多いようで、私ももし首都圏に住んでいたらもう一度見てみたい、とは思うけれど、まず総武線と地下鉄を乗り継いであの会場までたどり着くのが大変だ。忘れた頃に名古屋にも来てくれないかな〜と思う。とにかく首藤さんは相変わらずカッコよかった。他の4人の出演者もとてもおもしろく、何の予備知識もなしに見たのだが、ダンスともマイムともつかない、身体能力の限りを尽くしたセリフのないステージに引きこまれてしまった。マシュー・ボーンの「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」にやや近いかもしれないが、日本人にしか、というより小野寺修二にしか作れない独特の世界だ。この人のことも、「水と油」というパフォーマンスシアターのことも全く知らなかったのだが、休憩なしで約90分、計算し尽くされた人間の動きに圧倒され、時折笑いも出る、というような舞台なので、ダンス・演劇ファンには楽しめると思う。とにかく5人の動きがすごいし、cobaのアコーデオアンの音楽も雰囲気作りに一役買っていた。
出演:首藤康之 小野寺修二 梶原暁子 藤田桃子 丸山和彰
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